ツアーのポイント
ポイント ナイジェリア南西部ヨルバランドから首都アブジャへ
250以上の民族、400の言語に分けられるナイジェリアの国民は地域ごとにその多様性が見られます。アフリカ最大で急成長を続ける巨大都市ラゴスの混沌とした様子とは反対に、整然とした道路がめぐらされた計画都市である首都アブジャにも訪れます。ポイント 巨岩ズマ・ロックとオルモ・ロックにも訪問
ナイジェリアでは広大なサバンナと平原が続く景観の中に、アブジャ近郊にある天然の巨大な玄武岩の一枚岩ズマ・ロックのようにときおり孤立した残丘が見られ、風景にアクセントを与えています。ツアーではズマロックのほか、アベオクタで奇岩オルモ・ロックなどのナイジェリア南西部で特に有名な景勝地にもご案内します。COLUMN ヨルバ地域に残るアフリカ随一の彫刻文化を訪ねる
南西ナイジェリアは起源的にイフェから建設された多くのヨルバ都市王国からなります。ヨーロッパ人到来以前から豊かな都市文化を築いたヨルバ社会は、奴隷貿易に苦しめられつつもその伝統文化の多くを守りました。宮廷の芸術家達はテラコッタや真鍮製の、とても優雅に自然を表現した面や彫像を残し、16世紀、ヨルバ人最初の都市であった聖都イフェで最盛期を迎えます。歴代のオニ(支配者)を讃えた有名な青銅製の人頭像などはアフリカ唯一の写実彫刻として知られ、宮廷は現在博物館として当時の栄華を偲ぶことができます。またラゴスの博物館では紀元前にさかのぼる古代の彫刻や彫像、そして19世紀に英国に略奪された後パリ万博で展示され西洋に衝撃を持って迎えられたベニン・ブロンズも見ることができます。
COLUMN バダグリ 奴隷貿易の爪痕
1600年代、ヨーロッパ諸国が手に入れたアフリカ大陸の新しい植民地の土地を開拓させるため奴隷貿易が大規模に行われるようになりました。ナイジェリアの海岸からは少なくとも350万人が大西洋を渡って南北アメリカに連れていかれたと考えられています。かつての奴隷積出港であったバダグリは奴隷貿易の禁止後に衰退しましたがナイジェリアで最初に教会が建てられるなどキリスト教布教の中心となりました。現在は漁業で栄えるバダグリで当時の奴隷房跡や奴隷貿易の遺物を展示する博物館を訪れます。
COLUMN 世界遺産オシュン・オショボの聖なる森
南西部の平原には昔からヨルバ人が暮らし、数千年にわたって農業を営んできました。彼らは様々な物事に結び付いた400柱以上のオリシャ(神)を信仰しています。オショボの郊外にある聖なる森には愛と豊穣を司る女神オシュンが住むといわれ、古代と現代の両方の様式で作られた神殿や祠があります。ツアーでは世界遺産に登録されたこの森を訪れ、古来から続くヨルバ人の精神世界を垣間見ます。海を渡り、北アメリカの黒人音楽やブラジルのカポエラや民間信仰カントンブレなどにも深く影響を与えた豊かなヨルバ文化を学ぶ事ができるでしょう。
出発日と料金
2024年~2025年 出発日~帰着日 |
日数 | 旅行代金 | 催行状況 |
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12月06日(金) ~ 12月14日(土) |
9日間 | 678,000円 | |
01月24日(金) ~ 02月01日(土) |
9日間 | 678,000円 |
発着地 | 東京発着 | 最少催行人員 | 8名(12名様限定)・添乗員同行 |
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燃油サーチャージ | 47,100円(7月29日現在の見込み) | ||
一人部屋追加代金 | 48,000円 | ||
ビジネスクラス | 追加代金等の詳細はお問い合わせください。 |
- 相部屋ご希望の場合でもご出発時点で相部屋の方がいらっしゃらない場合は、一人部屋追加代金が必要となります。予めご了承ください。
- 海外での空港税諸税は旅行代金に含まれています。
- 燃油サーチャージ額は、原油価格の変動により変更することがあります。
ツアー日程表
地名 | 時刻 | スケジュール | |
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1 | 東京 | 20:30発 | 空路、東京よりソウル経由でアディスアベバへ。
機中泊 |
2 | アディスアベバ アディスアベバ ラゴス |
07:45着 09:00発 12:25着 |
アディスアベバ着後、航空機を乗り換えて、ナイジェリアの最大都市ラゴスへ。着後、考古学的、民俗学的に重要な国内の遺物を収蔵する国立博物館を見学します。
ラゴス泊 |
3 | ラゴス (バダグリ) |
ギニア湾岸を専用ボート又は専用バスで西へ向かいベナン国境の町バダグリへ。着後、西アフリカの奴隷積出港であったバダグリで当時の奴隷貿易の様子を伝える奴隷博物館、奴隷市場跡、積出港跡をトゥクトゥクで見学します。その後ラゴスへ戻ります。 ラゴス泊 |
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4 | ラゴス アベオクタ (オルモ・ロック) オショボ |
09:00発 17:30着 |
朝ヨルバ人発祥の地であり「岩の下」を意味するアベオクタへ。着後、ヨルバ人の聖地として現在でも信仰の対象となっているオルモ・ロックでハイキング(片道約45分、高低差140m)。眼下に広がるアベオクタの町を眺めます。またアディーレと呼ばれる伝統的な藍染の織物の数々や呪術で用いる動物の干物などが並ぶイトク市場を見学します。 その後、オショボへ。
オショボ泊 |
5 | オショボ (聖なる森) (イフェの王宮) |
朝、ヨルバ族が古代から文化を築き、オルバやオラングンと呼ばれる王の治める都市国家が繁栄したオスン州の州都でオショボにて、ユネスコ世界遺産にも登録されナイジェリア人にとって精神的、宗教的に重要なオシュン・オショボの聖なる森へ。ヨルバの人々の間で今も息づく自然崇拝のもと、オシュン川沿いに多くの彫刻や社が独特の宗教観や文化を今に伝えています。またイフェ文化を感じることのできる旧王宮も訪問します。
オショボ泊 |
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6 | オショボ エシエ イロリン |
朝発 夕方着 |
専用バスにてイロリンへ。途中、アフリカ全土を見渡してもこれに比肩するところがないほどの石造彫刻の一大中心地とされ一千体以上のソープストーンの神秘的な彫刻が発掘されたエシエの博物館を見学します。また、ムスリムが多く住むクワラ州の州都イロリンでは古くからの旧市街を散策します。
イロリン泊 |
7 | イロリン アブジャ |
朝発 |
午前の国内線で首都アブジャへ。着後、エアーズロックの2倍の高さを誇る迫力ある巨大岩ズマ・ロックのほか、ナショナルモスクを訪れます。
アブジャ泊 |
8 | アブジャ アディスアベバ アディスアベバ |
13:25発 20:15着 22:35発 |
午前中、空港へ。空路アディスアベバへ。着後、航空機を乗り換えてソウル経由で帰国の途に着きます。
機中泊 |
9 | 東京 | 20:15着 | 着後、解散。 |
- 運輸機関のスケジュールの変更、遅延、運行の中止や道路状況などにより、宿泊地や訪問地の順序が変わったり、日程内容に変更が起こることがあります。
- 食事回数:朝6/昼5/夜6:機内食は除く
- 利用予定航空会社:エチオピア航空
ご案内とご注意
査証(ビザ) | ナイジェリア実費(336米ドル)。日本で入国許可証を取得し、査証はラゴス空港にて取得します。 入国許可証取得代行手数料(5,500円)。写真1枚、旅券の残存有効期間は申請時6ヶ月、査証欄余白は2ページ必要です。 |
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気候・服装 | 乾季のベストシーズンとなります。年間を通じて日中は30℃近くまで上がり、全行程夏服で過ごせます。場所により朝晩は涼しくなりますので軽い上着もお持ちください。砂埃が多いので、スカーフやマスクなどの埃除けもお持ちください。 |
利用予定ホテル | 日程及び下記のホテルリストをご覧ください。 ■ラゴス:リージェント、ボンボヤージュ、イビス ■オショボ:イディールネスト、レジーナ、ライム、ハコイ ■イロリン:eフェニックス、ベニックス、ノクテル、ディピース ■アブジャ:ボンホテル、パナマ、ニコン、チェルシー |
宿泊について | ナイジェリアの地方の宿泊施設は、水シャワーのみだったり、電気に時間制限があるなど設備は整っていません。 |
日程について | このコースで訪れる地域は観光客の受け入れ体制が整っているとはいえません。稀に日程表中の博物館や見学地、市場が予告なしに閉鎖となり、見学できないことがあります。また、予測し得ない事情(治安の悪化、道路工事、自然現象等)により、旅行日程の変更が生じることがあります。そのような場合は、変更補償金の対象外とさせていただきますが、当初の日程に従ったサービスを提供できるように手配・努力いたします。ラゴスやバダグリでは工事中の悪路を移動するため、道路状況によっては予定の所要時間を大幅に上回ることがあります。 |
予防接種について | 黄熱病の予防接種の証明書が必要です。また、低地では時々マラリアが発生しています。予防薬が発売されていますので、詳しくは担当までお問い合わせください。 |
旅行条件について | 取引条件はこちらの 海外旅行 旅行条件書を、事前に確認の上お申し込みください。 |
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世界遺産
オシュン・オショボの聖なる森