ツアーのポイント
ポイント固有種の宝庫マダガスカルを巡る15日間。連泊中心に観察時間も十分に設けた日程です。
太古の時代にゴンドワナ大陸から隔絶し、多くの動植物が独自の進化を遂げたマダガスカル。踊るように移動するベローシファカ、愛らしいワオキツネザル、マダガスカルの代名詞とも言えるアイアイや最大のキツネザル・インドリやとても小さなネズミキツネザルなどのユニークな固有の動物たちをたっぷりと観察します。ベレンティ保護区、アンダシベで各2連泊、キリンディでは3連泊し、観察時間を十分に取れる日程としております。
ポイントマダガスカル島西部のキリンディに3連泊し、希少なフォッサの観察にもチャレンジ。
バオバブの並木道で知られるムルンダヴァからさらに北に位置するキリンディ保護区では非常に珍しいフォッサとマダガスカルジャイアントジャンピングラットの観察にもチャレンジします。
ポイントカメレオンなどの爬虫類や野鳥など哺乳類以外にもたくさんの固有種を観察できるチャンス。
マダガスカルの固有の生き物はキツネザルだけではありません。世界に生息する60%のカメレオンはこの島に生息しており、ほとんどが固有種。また、野鳥も多くマダガスカルヤツガシラ、マダガスカルコノハズクなど”マダガスカル”の名前のついた様々な固有種をご覧いただける事でしょう。
ポイント人気のベレンティ保護区に2連泊滞在
間近にやってくるワオキツネザルや横跳びするベローシファカ、他にも色々なキツネザルが観察できるベレンティ保護区はマダガスカルで最も有名な私営保護区といえます。2連泊滞在し、様々な生き物の観察をお楽しみいただくチャンスを設けました。
PROFILE 同行ガイド 秋山 知伸(あきやま とものぶ)
1973年生まれ。1996年、国際基督教大学教養学部理学科を卒業し、2001年に京都大学院博士課程単位取得退学。生態学を学ぶ。卒業後はフリーランスとして各種の野生生物調査に携わる。2012年から2年間、ウガンダのアヤゴ水力事業の環境影響評書作成のためJICAの専門家として派遣される。その他に、野生動物写真家、ASAHI WEEKLYのフォトジャーナリスト、国内外の自然を案内するツアーガイドも行う。
■著書:「ネコ科大型肉食獣の教科書」「BIG CATS」ほか
> 秋山知伸さんフォトブログ「Wildlife Photo Journal」はこちら
COLUMN マダガスカル西部・乾燥落葉樹林に広がるキリンディ保護区
マダガスカルの気候は、東海岸・中央高地・西海岸の3地帯で異なります。西部に位置するキリンディ保護区は乾燥した落葉樹林が広がる保護区で、ベローシファカを含む8種のキツネザルの他、キツネザルの主たる捕食者で、マダガスカルにおける食物連鎖の頂点に君臨するフォッサ、絶滅危惧種マダガスカルジャイアントジャンピングラットなど、他ではなかなか見られない動物たちも生息しています。ここでは3連泊滞在し、朝、夕、夜と様々な時間帯に動物観察をお楽しみいただきます。
COLUMN 固有種の島・マダガスカルのユニークな生き物たち
固有種の宝庫マダガスカルを訪れるのであれば、出会ってみたい生き物が沢山いることでしょう。太古の時代ゴンドワナ大陸の一部であり、その分裂を経てできたマダガスカルは、動植物の9割が固有種とされています。日本人であれば誰しもが知っているアイアイ、横跳びで有名なベローシファカをはじめ様々な原猿類。カメレオンや夜行性の生き物、野鳥など固有種の島マダガスカルで存分に生き物観察をお楽しみ下さい。
ワオキツネザル
その名の通り、輪の模様を尾につけているキツネザル。朝体温を上げるために手足を広げ、太陽にお腹を向けている姿が有名。弱った個体は体臭が減少しその匂いを嗅ぎ取った他の個体が縄張りや権力争いを仕掛けることもあるそうです。
ベローシファカ
地面を歩くときなどは、横向きにジャンプしながら移動するのが特徴。サボテンの多く存在する場所にも生息します。多肉植物の葉や花を主食とし、分厚く発達した肉球でトゲのある木をよじ登ったり、トゲの上をジャンプしたりすることができます。
インドリ
キツネザル最大の種。大きな体に加えて、縄張りを主張する為の大きな声が森に響き渡ります。普段は木の高い所で生活をしていますが、時には目の前まで降りてきて、枝の少ない木の低い位置を大胆に移動する事があります。
アイアイ
別名「ユビザル」とも呼ばれるほど特徴的な中指を持つサルの仲間。現存の生き物としては、本種1種のみでアイアイ科アイアイ属を構成する非常にユニークな生き物です。世界最大の夜行性霊長類でもあり、夜の観察での出会いに期待します。
ネズミキツネザル
ネズミ、キツネ、サルどれか分からなくなりますが、世界で最も小さなお猿さんの仲間で大きさは手の平に収まる程です。夜行性の為、夜の観察で森の中を探します。
パーソンカメレオン
全世界に生息する約半数もの種類が生息するといわれるマダガスカルの森ですが、種類によって様々な表情を見せてくれます。大人気のパーソンカメレオンは、カメレオン科の中でも最重量級で非常に迫力のある種です。
出発日と料金
2025年 出発日~帰着日 |
日数 | 旅行代金 | 催行状況 |
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11月07日(金) ~ 11月21日(金)秋山知伸さん同行 | 15日間 | 1,150,000円 |
発着地 | 東京発着 | 最少催行人員 | 6名(10名様限定)添乗員同行 |
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燃油サーチャージ | 31,000円(1月31日現在の見込み) | ||
一人部屋追加代金 | 95,000円 | ||
国際線のビジネスクラス | 追加代金等の詳細はお問い合わせください。 |
- 海外での空港税諸税は旅行代金に含まれています。
- 燃油サーチャージ額は、原油価格の変動により変更することがあります。
- 少人数限定コースのため再利用割引・特別割引はありません。
- 相部屋ご希望の場合でもご出発時点で相部屋の方がいらっしゃらない場合は、一人部屋追加代金が必要となります。予めご了承ください。
ツアー日程表
地名 | 時刻 | スケジュール | |
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1 | 東京 | 21:15発 | 空路、東京よりソウル経由でアディスアベバへ。
機中泊
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2 | アディスアベバ アディスアベバ アンタナナリボ |
06:45着 08:55発 13:45着 |
着後、航空機を乗り換えてマダガスカルのアンタナナリボへ。着後、ホテルへ。
アンタナナリボ:ル・ドーヴル泊
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3 | アンタナナリボ ムルンダヴァ ムルンダヴァ キリンディ |
昼発 午後着 約3時間 |
国内線にてモザンビーク海峡側のムルンダヴァへ。着後、専用車でキリンディへ。途中、有名なバオバブの並木道にも立ち寄ります。キリンディ着後、夜はナイトサファリに出かけます。
キリンディ:レライスドゥキリンディ泊
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4 5 |
キリンディ | 2日間にわたり、キリンディ周辺のポイントで野生動物の観察。朝、夕方、夜に分けて動物観察に出かけます。このエリアはマダガスカルに生息する最大の肉食獣で食物連鎖の頂点に君臨するフォッサの観察が期待できるエリアです。その他、ハシナガオオハシモズ、マダガスカルコノハズク、マダガスカルアオバズク、マダガスカルジャイアントジャンピングラットなども生息するエリアです。
キリンディ:レライスドゥキリンディ泊
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6 | キリンディ ムルンダヴァ ムルンダヴァ アンタナナリボ |
早朝又は午前発 午前又は午後発 |
専用車にてムルンダヴァへ戻ります。その後、航空機にてアンタナナリボへ。
アンタナナリボ:ル・ドーヴル泊
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7 | アンタナナリボ フォールドーファン フォールドーファン ベレンティ保護区 |
朝発 約3時間 |
朝の国内線でフォールドーファンへ。着後、専用車にてキツネザルの楽園・ベレンティー保護区へ向かいます。予定通り到着した場合は、午後にベレンティー保護区での生き物観察をお楽しみ下さい。 ※ベレンティ保護区に2連泊し、たっぷりと固有種のキツネザルを観察します。ダンシングシファカとして有名な横っ飛びをするベローシファカ、間近で観察できるワオキツネザル、他にもボタンカメレオン、チャイロネズミキツネザル、シロアシイタチキツネザルなど様々な生き物の観察が期待できます。 ベレンティ保護区:ベレンティロッジ泊
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8 | ベレンティ保護区 | 前日に引き続き、ベレンティ保護区での野生動物や生き物観察をお楽しみ下さい。日光浴をするワオキツネザルやサボテンの多く生息するスパイニーフォレストで生活するベローシファカ、アカビタイチャイロキツネザルなどの他、鳥類でもマダガスカルオウチュウ、マダガスカルヤツガシラ、マダガスカルアオバズクなどの固有種をご覧いただけるチャンスです。
ベレンティ保護区:ベレンティロッジ泊
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9 | ベレンティ保護区 フォールドーファン |
3時間 | 朝、ベレンティ保護区で最後の野生動物観察。その後、専用車にてフォールドーファンへと戻ります。
フォールドーファン:ルクロワドゥスッド泊
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10 | フォールドーファン アンタナナリボ アンタナナリボ アンダシベ |
朝発 5時間 |
朝の国内線にてアンタナナリボへ。着後、専用車にてアンダシベへと向かいます。夜はナイトウォークに出かけ、ネズミキツネザルやカメレオンなどの観察をお楽しみいただきます。
アンダシベ:ユーロフィエラ泊
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11 | アンダシベ (マンタディア国立公園) |
この日は近郊のマンタディア国立公園を訪れます。ここではキツネザルの仲間で最大のインドリの観察が期待できます。他にもチャイロキツネザルやカンムリキツネザル、ダイアデムシファカなどを観察します。
アンダシベ:ユーロフィエラ泊
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12 | アンダシベ パルマリウム |
朝発 午後着 |
早朝より、専用車・ボートを乗継ぎパルマリウムへ。着後、パルマリウムで生き物観察。パンサーカメレオン、シロクロエリマキキツネザル、クロキツネザル、小さなヒメカメレオンなどの観察が期待できます。夕方からはここでの一番のターゲットであるアイアイの観察にでかけます。
パルマリウム:パルマリウムホテル泊
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13 | パルマリウム アンタナナリボ |
朝発 夕方着 |
朝、パルマリウムでの最後の生き物観察。その後、専用車にて一路アンタナナリボへ戻ります。
アンタナナリボ:ル・ドーヴル泊
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14 | アンタナナリボ アディスアベバ アディスアベバ |
14:50発 19:30着 22:35発 |
午後の航空機にてアディスアベバへ。着後、航空機を乗り換えてソウル経由で東京へ。
機中泊
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15 | 東京 | 19:30着 | 着後、解散。 |
- 運輸機関のスケジュールの変更、遅延、運行の中止や道路状況などにより、宿泊地や訪問地の順序が変わったり、日程内容に変更が起こることがあります。
- 食事回数:朝12/昼12/夜12:機内食は除く
- 利用予定航空会社:エチオピア航空
ご案内とご注意
査証(ビザ) | マダガスカル(無料)、代行手数料(5,500円)、写真1枚(カラー)。旅券の残存有効期間は査証申請時6ヶ月以上、査証欄余白は見開き2ページ以上必要です。 |
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気候・服装 | 夏服で過ごせますが、観察時は長袖・長ズボンなど肌の露出の少ない服装を着用してください。朝晩や機内などは冷えることもありますので、防寒着もお持ちください。場所によって雨が降る事がありますので、上下セパレート式の雨具も必ずお持ちください。森の中を歩いての観察が多いので、防水性のハイキングシューズやトレッキングシューズでご参加ください。 |
利用予定ホテル | 日程をご覧ください。 |
日程について | マダガスカルの国内線はスケジュ−ルが変わりやすいため、日程変更を余儀なくされることがあります。予めご了承ください。 |
野生動物について | 自然観察ですので、写真や日程表中の生き物などが必ずしも見られるとは限りません。特にフォッサ、マダガスカルジャイアントジャンピングラットは簡単に観察できる動物ではありません。尚、悪天候の場合には、予定を変更したり中止になることがあります。予めご了承ください。 |
予防接種について | マラリアに対する注意が必要な地域です。予防薬が販売されていますので、詳しくは担当までお問い合わせください。 |
旅行条件について | 取引条件はこちらの 海外旅行 旅行条件書を、事前に確認の上お申し込みください。 |
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