ツアーのポイント

ポイント 西アフリカ4つの国を訪ね、知られざる国々の文化・歴史・人々の魅力に迫る

西アフリカの中でもまだまだ訪れる観光客の少ない4ヶ国を訪問。シエラレオネ・リベリアではエボラ終息から7年がたち、観光客も戻り始めています。シエラレオネでは首都フリータウンだけでなく、コビトカバの生息する自然保護区ティワイ島やチンパンジー保護区なども訪問します。

ポイント 民族色豊かなコートジボワールとギニア奥地へ

コートジボワールのマンを中心とする西部高原の集落をめぐり、精霊信仰、動物崇拝に基づいた仮面を被って踊るマスクダンス(仮面舞踊)を、ギニアのンゼレコレでは森林ギニア地方で収集された仮面や呪物を展示する博物館を訪れます。

花嫁の滝(キンディア)
カラフルな船が並ぶ漁港(コナクリ)
コナクリの魚市場
訪問する
世界遺産

グランバッサム歴史都市(コートジボワール)

COLUMN リベリアとシエラレオネ  困難を乗り越えて

かつて胡椒が主要な輸出品であったことから「胡椒海岸」と呼ばれていたリベリアとその隣国シエラレオネ。両国で1980年代末と90年代末に断続的に起こった内戦により、豊かな国土は疲弊してしまいました。さらに、2014年にはエボラ出血熱が流行し多くの人々が犠牲になりましたが、2016年1月にWHOより終息宣言がなされました。平和が再び訪れた両国は今、新しい国づくりを始めています。観光面ではまだまだ途上段階ですが、移動中立ち寄る村々では、元来の陽気でエネルギッシュな国民性にふれることができるでしょう。

シエラレオネの子どもたち
海上から望むフリータウン(シエラレオネ)

COLUMN 豊かな緑に抱かれたシエラレオネの自然保護区  ティワイ島

シエラレオネの東部に位置し、周囲から隔絶された山間部とモア川に囲まれた保護区内には、地元のコミュニティにより運営され、人の手が入っていない貴重な自然が息づいています。類稀な生態系が見られる公園一帯は研究者からも高く評価されています。ツアーでは研究者用の施設に滞在し、徒歩やボートサファリでコビトカバ(リベリアカバ)やアカカワイノシシ、絶滅危惧種のコロンブス・ディアナ猿などの野生動物を探します。

保護区を運営するコミュニティの人々
ボートによるサファリを楽しむ

COLUMN 植民地都市の名残りグランバッサムと
精霊信仰が息づくマン

西アフリカ、ギニア湾に面したコートジボワール。国名は象牙海岸の意味で、15世紀後半以後のポルトガルをはじめとする西欧との貿易で、象牙の買い付けが行われていたことからこの名がつきました。フランスからの独立の後、親西欧路線を指導したボワニー大統領の下、コーヒーやカカオなどの熱帯産品の輸出増大により「黒い日本」と呼ばれるほどの経済成長を遂げました。全土に拡大した2000年代の政情不安は、アフリカ連合などの仲裁の結果沈静化し、現在は再び平和に旅行できるまでになりました。沿岸の大都市アビジャンから、首都ヤムスクロ、伝統宗教を色濃く残し、造形表現の多彩な仮面を用いたダンスが見られる西部高原マンまで、様々な顔を見ることができるでしょう。

精霊によるダンスの前に広場を清浄化する女官たち
森から精霊が現れ竹馬ダンスが始まる

出発日と料金

2024年~2025年 
出発日~帰着日
日数 旅行代金 催行状況
11月03日(日) ~
11月15日(金)
13日間 998,000円
01月19日(日) ~
01月31日(金)
13日間 998,000円
発着地 東京発着 最少催行人員 8名(12名様限定) ・添乗員同行
燃油サーチャージ 47,100円(7月29日現在の見込み)
一人部屋追加代金

84,000円(ティワイ島のみ相部屋の場合:81,000円)

国際線のビジネスクラス 追加代金等の詳細はお問い合わせください。
  • 海外での空港税諸税は旅行代金に含まれています。
  • 燃油サーチャージ額は、原油価格の変動により変更することがあります。
  • 相部屋ご希望の場合でもご出発時点で相部屋の方がいらっしゃらない場合は、一人部屋追加代金が必要となります。予めご了承ください。



ツアー日程表

地名 時刻 スケジュール
1 東京 20:30発 空路、ソウル経由でエチオピアの首都アディスアベバへ。
機中泊
2 アディスアベバ
アディスアベバ
アビジャン
アビジャン
グランバッサム
07:45着
09:00発
12:00着
午後発
夕方着
アディスアベバ着後、航空機を乗り換えて、コートジボワール最大の都市アビジャンヘ。着後、植民地時代の町並みが残る世界遺産の都市グランバッサムへ。
グランバッサム泊
3 グランバッサム
ヤムスクロ
08:00発
16:00着
朝、かつてフランス領時代に首都がおかれた旧市街を見学します。専用バスにて、首都のヤムスクロへ。着後、簡単な市内観光グランド・モスク聖なるワニの池、バチカンのサンピエトロ大聖堂を模して建てられたノートルダム大聖堂等)。
ヤムスクロ泊
4 ヤムスクロ
マン
08:00発
19:00着
専用車にて、リベリアとギニア国境に位置し、周囲を小高い山々に囲まれ、緑豊かなモンタグネス地方の中心地マンへ。途中、グロ族による伝統的なザウリダンスを、またヤクバ族が竹馬に乗って踊るアクロバテッィクな竹馬ダンスもご覧いただきます。
マン泊
5 マン
(国境)
ンゼレコレ
朝発

夕方着
朝、コートジボワール最大の滝であるザデプルの滝を訪れます。専用バスにて国境を越えてギニアに入り、森林ギニア地方の中心地であるンゼレコレへ。国境付近では天候が許せば世界遺産にも登録され三カ国の国境となっているニンバ山(1,752m)を遠望できるでしょう。ンゼレコレ着後、民族学博物館を見学。
ンゼレコレ:プリンス泊
6 ンゼレコレ
(国境)
モンロビア
朝発

夜着
専用バスにて国境を越えリベリア北部のボング地方へ。専用車にてこの地域に暮らす民族の村を訪ねます。また、森を歩きクパタウェの滝もご覧いただきます(片道約45分)。
モンロビア泊
7 モンロビア
(国境)
ティワイ島
朝発

夕方着
朝、モンロビアの市内観光市場フリーメイソンのリベリア支部(外観)プロビデンス教会、内戦で廃墟と化したドゥコールホテル等)。その後、国境を越えシエラレオネに入り、野生生物保護区のティワイ島へ。西アフリカの野生動物を観察。多くのカバが生息するモア川に囲まれた保護区で、熱帯雨林の中でのジャングルウォークと、ボートクルーズで希少なコビトカバやアカカワイノシシ、チンパンジーなどを探します。
ティワイ島:リサーチセンター泊
8 ティワイ島
(タクグマ・チンパンジー・サンクチュアリ)
フリータウン
08:00発


16:00着
専用車にて首都フリータウンへ。途中、フリータウン郊外でタクグマ・チンパンジー・サンクチュアリーを訪問。着後、孤児のチンパンジーを野生に戻すまでの飼育過程を見学します。
フリータウン泊
9 フリータウン
(バンス島)
  朝、ボートで奴隷貿易の拠点としてイギリスが築いたバンス島の要塞跡へ。城塞や奴隷房跡を見学します。午後、フリータウンに戻り市内観光(奴隷解放の象徴である樹齢500年以上のコットンツリーの跡国立博物館等)。
フリータウン泊
10 フリータウン
(国境)
キンディア
朝発

午後着
専用バスで国境を越えてギニアのキンディアへ。着後、高さ40mの花嫁の滝を見学します。
キンディア泊
11 キンディア
コナクリ
朝発
午後着
専用車にて首都コナクリへ。着後、市内観光(アフリカらしい色鮮やかな布や生鮮品が並ぶ市場、伝統楽器や多様な仮面の収蔵で有名な国立博物館グランドモスク漁船が集まる港等)。
コナクリ泊
12 コナクリ
アディスアベバ
アディスアベバ
08:40発
20:40着
22:35発
朝の航空機にてワガドグ経由でアディスアベバへ。着後、航空機を乗り換えて、ソウル経由で帰国の途につきます。
機中泊
13 東京 19:30着 着後、解散。
  • 運輸機関のスケジュールの変更、遅延、運行の中止や道路状況などにより、宿泊地や訪問地の順序が変わったり、日程内容に変更が起こることがあります。
  • 食事回数:朝10/昼10/夜10:機内食は除く
  • 利用予定航空会社:エチオピア航空

ご案内とご注意

査証(ビザ) コートジボワール(73ユーロ)、リベリア(8,000円)、シエラレオネ(100米ドル)、ギニア(153.54米ドル)。代行手数料(5,500円×4ヶ国)。写真2枚(カラー)、旅券の残存有効期間はギニア入国時6ヶ月以上、査証欄余白は7ページ以上(見開き2ページ含む)必要です。
気候・服装 年間を通じて日中は30℃近くまで上がり、夏服が基本となります。ただし、朝晩は冷え込みますので上着もお持ちください。ハイキング用に履き慣れた防水性の靴とリュックサック、軍手をお持ちください。埃除けのスカーフや日除けの帽子、サングラスも必携です。
利用予定ホテル 日程および下記のホテルリストをご覧ください。
■グランバッサム:ゴールデンパレス(旧アフリクランド)、エトワールドスッド、ワーフ
■ヤムスクロ:パーラメンターレ、プレシダント
■マン:カスケード、ボーセジュール
■モンロビア:ケープ、ベラカーサ、ロイヤルグランド、アトランティスビーチ、ミューレックスプラザ
■フリータウン:カントリーロッジ、ホームスイーツ、ラディソンブル、シエラパームス、ニューブルックフィールズ
■キンディア:カニャ、ルフランボイアン、モリンガ
■コナクリ:ペティ・バトゥー、リヴィエラタウヤ 、スクエアプレミアム、オノモ
宿泊について 宿泊施設の多くはバスタブがなくシャワーのみであったり、お湯の出が悪い等十分な設備が整っていないことがあります。マンやンゼレコレ、ティワイ島、キンディアなど地方の宿泊施設では水シャワーのみだったり、電気に時間制限があるなど設備は整っていません。ティワイ島は共同シャワー、共同トイレとなり、また部屋数に限りがあるため、お一人部屋をお取りできなかったり、3人以上のお部屋になることがあります。そのような場合は、変更補償金の対象外とさせていただきますが、生じた差額は返金いたします。
日程について このコースで訪れる地域は観光客の受け入れ体制が整っているとはいえません。稀に日程表中の博物館や見学地が予告なしに休館となり、見学できないことがあります。また、予測し得ない事情(国境の閉鎖、治安の悪化、道路工事、自然現象等)により、旅行日程の変更が生じることがあります。そのような場合は、変更補償金の対象外とさせていただきますが、当初の日程に従ったサービスを提供できるように手配・努力いたします。また、国境を越える際は出入国手続きに時間がかかることがあります。4ヶ国とも内陸では未舗装の悪路を移動するため、道路状況によっては予定の所要時間を大幅に上回ることがあります。予めご了承ください。
観光について

ティワイ島では参加人数によってはボートクルーズやジャングルウォークは2〜3のグループに分かれることがあり、その場合添乗員が同行しない場合もあります。写真や日程内の動物は野生動物のため、必ずしも観察できるとは限りません。また各地で見学する滝はその年の雨量によっては水量が少ない場合があります。またギニアの首都コナクリでは公共の場での写真撮影は十分な注意が必要です。撮影しているところを軍人や警察官に目撃された場合、カメラや携帯の没収や身柄を拘束される等の可能性があります。

荷物について スーツケースでのご参加が可能ですが、移動の際の車両には荷物を置くスペースに限りがありますので、キャスターを含めて高さ70cm以内の中型のスーツケースでご参加ください。又、ティワイ島へのボートは積載スペースに限りがあるため、スーツケースは専用車に残していただきます。1泊2日分の荷物が入る布製のカバンを別途ご準備ください。
予防接種について 査証の申請に黄熱病の予防接種が必要です。また、マラリアに対する注意が特に必要な地域です。予防薬が販売されていますので、詳しくは担当までお問い合わせください。
旅行条件について 取引条件はこちらの 海外旅行 旅行条件書を、事前に確認の上お申し込みください。
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