ツアーのポイント
ポイントガボンに広がるコンゴ海岸林の希少種を狙う
広大な熱帯雨林が広がり、「地球の肺」とも称されるガボン。8月~11月にこの地域にやってくるアフリカカワツバメをはじめ、ロペ国立公園、ロアンゴ国立公園で希少な野鳥を観察します。
PROFILE 同行ガイド 大谷 力 (おおたに ちから)
1964年生まれ。鳥類調査とバードウオッチングガイドの二足のわらじで活動しています。若かりし頃には、バックパック一つで国内各地はもとより、鳥を求めてアジア、北中南米、アフリカ、オセアニアを徘徊。日本ではまだ広く知られていないような鳥や場所に一層魅かれる、フロンティア好きです。旅の行く先で、「鳥がいなければこんな場所に一生来ることも無かっただろうな、それどころかこんな場所があることすら知らなかったろうな」と、よく感動にふけっています。何年ガイドをやっていても未だに自分が一番夢中になってしまいがちなのが困ったところですが、ぜひ皆さんと感動を分かち合いたいと思っています。
COLUMN 大谷さんが語る ガボンバードウォッチングの魅力
世界中のツバメ類の中でも突き抜けた変わり種、それが世界に2種類だけ存在するカワツバメです。あまりに変わっているので、最初はブッポウソウの仲間だとされた程です。その後はモリツバメ類に含められたりもしましたが、今では太古の昔に他のツバメ類から分岐したグループだと考えられています。
2種類の内1種は、アジアの鳥でも最大の謎の一つと言われるアジアカワツバメです。1968年にタイの越冬地で発見された際は、比較的調査が行き届いた場所でこれほど特徴的は鳥が新たに見つかったことで非常に驚かれました。その後数年間で同地において十数羽が捕獲された他は、非公式の記録を含めても1986年を最後に姿を消してしまい、その生態も、繁殖地はおろか発見地以外の生息地すらも、一切が謎に包まれたまま、今では神話的とも言える存在となっています。
この神秘的なアジアカワツバメに唯一近縁な種類、それが遠く離れたアフリカ中部コンゴ川流域と周辺の海岸地帯に生息するアフリカカワツバメです。おそらく絶滅してしまったであろうアジアカワツバメに比べればまだ多く生息していますが、その生息地のほとんどは一般人には到達も困難な地域で、世界的な珍鳥であることには変わりがありません。そしてガボンのロアンゴ国立公園は、この珍鳥を観察できるほぼ唯一の場所として知られています。ロアンゴでアフリカカワツバメを見ることは、アフリカで最も素晴らしいバードウォッチング体験の一つ、究極のハイライトと称されることさえあるのです。
ロアンゴ国立公園ではアフリカカワツバメの他にも、シラガガモやニシミスジチドリ、アフリカトラフサギ 、クロホロホロチョウ、魚食性のウオクイフクロウやタテジマウオクイフクロウ、バライロハチクイ、ルリイロコバシタイヨウチョウやキンチャハシボソハタオリなど様々な、中央アフリカならではの鳥を探す予定です。
またロアンゴの他にも、ロペ国立公園も訪れます。森林とサバンナが入り交じった環境で、ロアンゴとはまた異なった鳥を探します。日本から中央アフリカへ初めてのバードウォッチングツアーかもしれません。次の機会がいつあるかもわかりません。珍鳥目白押しのガボンです。是非ご一緒しましょう。
COLUMN 観察が期待できる野鳥
シロガオリュウキュウガモ(White-faced Whistling-Duck)、シラガガモ(Hartlaub’s Duck)、クロホロホロチョウ(Black Guineafowl)、アフリカアオバト(African Green Pigeon)、カンムリエボシドリ(Great Blue Turaco)、ギニアエボシドリ(Guinea Turaco)、ズアオバンケン(Blueheaded Coucal)、ガボンヨタカ(Square-tailed Nightjar)、コビトハリオアマツバメ(Sabine's Spinetail)、オニヨタカ(Bates's Nightjar)、ノドフハリオアマツバメ(Mottled Spinetail)、クロアマツバメ(Bates's Swift)、アフリカヒレアシ(African Finfoot)、ニシミスジチドリ(Forbes's Plover)、アフリカレンカク(African Jacana)、アフリカハサミアジサシ(African Skimmer)、ダマラアジサシ(Damara Tern)、アフリカトキコウ(Yellow-billed Stork)、アフリカトラフサギ(White-crested Tiger-Heron)、ヤシハゲワシ(Palm-nut Vulture)、カンムリクマタカ(Crowned Eagle)、オナガオオタカ(Long-tailed Hawk)、サンショクウミワシ(African Fish-Eagle)、タテジマウオクイフクロウ(Vermiculated Fishing Owl), セアカスズメフクロウ(Sjöstedt's Owlet)、ウオクイフクロウ(Pel’s Fishing Owl)、 アフリカキヌバネドリ(Narina’s Trogon)、クロコブサイチョウ(Black casqued hornbill)、シロクロコサイチョウ(Congo Pied Hornbill)、シラガサイチョウ(White-crested Hornbill)、ルリハシグロカワセミ(Shining-blue Kingfisher)、カンムリカワセミ(Malachite Kingfisher)、セネガルショウビン(Woodland Kingfisher)、アオムネショウビン(Blue-breasted Kingfisher)、オオヤマセミ(Giant Kingfisher)、ヒメヤマセミ(Pied Kingfisher)、クロハチクイ(Black Bee-eater)、ズグロハチクイ(Blue-headed Bee-eater)、ルリムネハチクイ(Blue-breasted Bee-eater)、バライロハチクイ(Rosy Bee-eater)、コシアカヒメゴシキドリ(Red-rumped Tinkerbird)、タテゴトミツオシエ(Lyre-tailed Honeyguide)、ヨウム(Grey Parrot)、ズアカハネナガインコ(Red-fronted Parrot)、オニオウギセッカ(Dja River Swamp Warbler)、アフリカカワツバメ(African River Martin)、チャバネテリムク(Chestnut-winged Starling)、ルリイロコバシタイヨウチョウ(Violet-tailed Sunbird)、ヒオドシハタオリ(Red-bellied Malimbe)、キンチャハシボソハタオリ(Loango Weaver)など
出発日と料金
2025年 出発日~帰着日 |
日数 | 旅行代金 | 催行状況 |
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09月13日(土) ~ 09月25日(木)大谷力さん同行 | 13日間 | 1,750,000円 |
発着地 | 東京発着 | 最少催行人員 | 5名(7名様限定)・大谷力さん同行 |
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燃油サーチャージ | 29,700円(10月11日現在の見込み) | ||
一人部屋追加代金 | 98,000円(アカカフォレストキャンプ泊除く) | ||
国際線のビジネスクラス | 追加代金等の詳細はお問い合わせください。 |
- 海外での空港税諸税は旅行代金に含まれています。
- 燃油サーチャージ額は、原油価格の変動により変更することがあります。
- 少人数限定コースのため再利用割引・特別割引はありません。
- 日程9・10日目に宿泊するアカフォレストキャンプは部屋数が少ないため原則としてお一人部屋を確保することができません。ご参加の人数、部屋割りなどによりお一人部屋をご用意できる場合は、ご予約順で有料にてご案内します(追加: 25,000円)。
- 相部屋ご希望の場合でもご出発時点で相部屋の方がいらっしゃらない場合は、一人部屋追加代金が必要となります。予めご了承ください。
ツアー日程表
地名 | 時刻 | スケジュール | |
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1 | 東京 | 21:15発 | 空路、ソウル経由でエチオピアのアディスアベバへ。
機中泊
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2 | アディスアベバ アディスアベバ リーブルビル |
06:45着 09:00発 11:45着 |
アディスアベバ着後、航空機を乗り換えて、ガボンの首都リーブルビルへ。着後、ホテルへ。 リーブルビル:インペリアル泊
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3 | リーブルビル ロペ国立公園 |
朝発 夕方着 |
専用車にてガボン唯一の世界遺産であるロペ国立公園へと向かいます。
ロペ国立公園:ロペホテル泊
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4~5 4 5 |
ロペ国立公園 | 2日間に渡り午前と午後、それぞれロペ国立公園でのバードウォッチングに出かけます。広大な公園内は、森林とサバンナが入り交ざったサバンナモザイク林となっています。ここではオニオウギセッカ、オニヨタカ、クロアマツバメ、ズアカハネナガインコ、ノドフハリオアマツバメ、アフリカキヌバネドリ、チャバネテリムクなどの観察が期待できます。観察は簡単ではありませんが運が良ければヒオドシハタオリやタテゴトミツオシエなどが見られるかもしれません。
ロペ国立公園:ロペホテル泊
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6 | ロペ国立公園 リーブルビル | 朝発 夕方着 |
専用車にてリーブルビルへと戻ります。 リーブルビル:インペリアル泊
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7 | リーブルビル ポールジャンティル ポールジャンティル ロアンゴ国立公園 |
朝発 午前着 午前発 午後着 |
朝の国内線にてポールジャンティルへ。着後、専用車とボートにてにてロアンゴ国立公園のンドラキャンプへと向かいます。夕方、ロアンゴ国立公園でのバードウォッチング。ロアンゴ国立公園での最初の2泊はイグエラ・ラグーンを見下ろすンドラキャンプに宿泊し、海岸近くに広がるサバンナや森でのバードウォッチングをお楽しみいただきます。
ロアンゴ国立公園:ンドラキャンプ泊
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8 | ロアンゴ国立公園 | 午前と午後、アフリカ最後のエデンとも称されるロアンゴ国立公園でのバードウォッチング。ここでのハイライトはアフリカカワツバメです。コンゴ川沿いに生息するアフリカカワツバメは8月から11月にかけてロアンゴ国立公園にやってきます。そのほか、タテジマウオクイフクロウ、バライロハチクイ、アフリカハサミアジサシ、シラガサイチョウ、ヨウムなどの野鳥の観察が期待できます。
ロアンゴ国立公園:ンドラキャンプ泊
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9 | ロアンゴ国立公園 | 引き続きロアンゴ国立公園でのバードウォッチングをお楽しみください。この日はロアンゴ公園内のジャングルの中に位置するアカカフォレストキャンプへ移動します。この地域ではクロハチクイ、ズグロハチクイ、キンチャハシボソハタオリ、ニシミスジチドリ、アフリカヒレアシ、タテジマウオクイフクロウ, オナガオオタカ、アオムネショウビン、ズアオバンケン、ヤシハゲワシなどの観察に期待します。運が良ければセアカスズメフクロウが観察できるかもしれません。
ロアンゴ国立公園:アカカフォレストキャンプ泊
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10 | ロアンゴ国立公園 | 引き続きロアンゴ国立公園でのバードウォッチングをお楽しみください。
ロアンゴ国立公園:アカカフォレストキャンプ泊
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11 | ロアンゴ国立公園 ポールジャンティル ポールジャンティル リーブルビル |
午前発 昼着 午後発 夕方着 |
専用車にてポールジャンティルへ。国内線にてリーブルビルへ戻ります。
リーブルビル:インペリアル泊
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12 | リーブルビル アディスアベバ アディスアベバ |
12:45発 20:50着 22:35発 |
午後のヤウンデ経由の航空機にてアディスアベバべ。着後、航空機を乗り換えて、ソウル経由で帰国の途につきます。
機中泊
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13 | 東京 | 20:05着 | 着後、解散。 |
- 運輸機関のスケジュールの変更、遅延、運行の中止や道路状況などにより、宿泊地や訪問地の順序が変わったり、日程内容に変更が起こることがあります。
- 食事回数:朝10/昼9/夜10:機内食は除く
- 利用予定航空会社:エチオピア航空
ご案内とご注意
査証(ビザ) | ガボン(10,000円)、代行手数料(4,400円)、写真3枚。旅券の残存有効期間は入国時に6ヶ月、査証欄余白は2ページ以上必要です。 |
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気候・服装 | 乾季のベストシーズンとなります。年間を通じて日中は30℃近くまで上がり、全行程夏服で過ごせます。場所により朝晩は涼しくなりますので軽い上着もお持ちください。徒歩でのサファリでは森林を歩きますので、ハイキングシューズ又はトレッキングシューズをご用意ください。 |
利用予定ホテル | 日程をご覧ください。 |
宿泊について | 日程9・10日目に宿泊するアカフォレストキャンプは部屋数が少ないため原則としてお一人部屋を確保することができません。ご参加の人数、部屋割りなどによりお一人部屋をご用意できる場合は、ご予約順で有料にてご案内します(追加: 25,000円)。 |
予防接種について | ガボンの査証申請時に黄熱病の予防接種証明書が必要です。お持ちでない方はご出発の2か月までにご取得してください。また、マラリアに対する注意が必要な地域です。予防薬が販売されていますので、詳しくは担当までお問い合わせください。 |
野鳥観察について | 写真や日程表に記載のある野鳥は必ずしも見られるとは限りません。予めご了承ください。 |
旅行条件について | 取引条件はこちらの 海外旅行 旅行条件書を、事前に確認の上お申し込みください。 |
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