ツアーのポイント
ポイント サハラ奥地のタッシリ・ナジェールへ
原始岩壁画を求め、紺碧の空に奇岩が林立する月世界のような大地を進みます。 地球の上を歩いていることを体感しながら、自分の力で太古の岩壁画に出会った時の感動は、何物にも代えられません。
ポイント 消えゆく岩壁画が残るジャバレンも訪問
タッシリ・ナジェール山中で最も美しい岩壁画が残るといわれるジャバレン。 技巧を凝らし細かく描かれた様々な岩絵は、他の場所では見られないモチーフが多く、色彩も多様です。残念ながら保存環境が良くないため、数年後には消えてしまい見ることができなくなるといわれる貴重な壁画です。
ポイント 大自然の中で6泊7日のキャンプ泊を堪能
タッシリ・ナジェール山中では、ロバが皆様の荷物を運び、食事は同行のコックが毎日工夫を凝らした料理をご用意いたします。 長期のキャンプ泊をできる限り快適にお過ごしいただけるよう努めております。
COLUMN 太古の歴史を伝える タッシリ・ナジェール国立公園
トゥアレグ族の言葉・タマシェク語で「水の多い台地」という意味を持つタッシリ・ナジェール。その言葉の通り、今から約3500年前には湿潤な土地があったといわれています。全長800km、幅50km、平均高度1,700mの広大な荒野に、当時の生活を今に伝える1万点以上の岩壁画が点在しています。 1933年、フランスのサハラ駱駝部隊のブルナン中尉が偶然に岩絵を発見し、その後の調査により、岩絵の年代は7000年以上も前に遡ることが判明しました。岩絵は描かれている内容によって年代が区切られますが、これは多くの民族が交代しながら絵を描き続けたことを物語っています。 そして特徴的なのは、ここタッシリ・ナジェールには他のサハラでは見られない独特の岩絵が多数存在しているということです。神ともシャーマンともいわれる「セファールの白い巨人」や素潜り漁とも幽体離脱ともいわれる「泳ぐ人」など、神秘的な岩絵の数々が残されています。
COLUMN タッシリ・ナジェールでの滞在
タッシリ・ナジェールの台地上では、一日3時間から6時間歩きます。朝、テント場を出て、奇岩が連なる風景の中を歩きながら、岩絵を求めて進みます。 テント泊中の荷物はロバが運びますので、カメラ、水、上着等だけを持って歩くことができます。テント泊の間は同行のコックが料理を作り、月面とも思えるような風景の中で味わう手料理は格別です。サハラの歴史を物語る岩絵、地球の息吹を感じる風景、そして快適なテント生活もこのツアーの魅力のひとつです。
ツアー日程表
地名 | スケジュール | 滞在地 | |
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1 | 東京/大阪 |
空路、東京・大阪よりそれぞれカタールの首都ドーハへ。 ※添乗員は、東京・大阪のどちらか一方より同行し(往復)、ドーハにて合流します。 |
機中泊 |
2 | ドーハ アルジェ ジャネット |
ドーハ着後、航空機を乗り換えて、アルジェリアの首都アルジェへ。着後、市内観光(世界遺産に登録されている旧市街のカスバ等)。その後、航空機にて、タッシリ・ナジェール探訪の拠点ジャネットへ。 | ジャネット泊 |
3 | ジャネット タッシリ・ナジェール山脈の麓 タムリット |
四輪駆動車に分乗し、タッシリ・ナジェール山脈の麓へ。 ●タムリットへ(約6時間) 原始岩壁画を求めて、タッシリ・ナジェール山中へと入ります。巨大な岩壁が迫る中、現地スタッフがお手伝いしながら険しい岩場を登り、月面のような光景が広がる台地上へ(ここまで約4時間)。そこから、しばらく平坦な道を進みタムリットへ(約2時間)。途中、樹齢4000年の巨木が残る糸杉の谷などを見学します。 |
キャンプ泊 |
4 | タムリット タン・ズマイタク イニティネン |
●イニティネンへ(約6時間) 周囲に奇岩群が連なる荒涼とした景色の中、ほぼ平らな道を歩き、タッシリ・ナジェールで初めて壁画が発見されたイニティネンへ。途中、タン・ズマイタク周辺を散策し、瘢痕を施した黒人や踊り子をはじめとする様々な岩壁画を見学します。 |
キャンプ泊 |
5 | イニティネン セファール |
●セファールへ(約3時間) 朝、イニティネンの壁画を見学。その後、左手に林立する奇岩を眺めながら、ほぼ平坦な道を歩き、壁画が集中しているセファールへ。着後、周辺の壁画を見学。 |
キャンプ泊 |
6 | セファール (ティン・タザリフト) |
●セファール周辺の壁画見学 午前中、ティン・タザリフト周辺を散策し、「泳ぐ人」をはじめとする数々の岩壁画を見学。午後、平坦なガレ場の台地が続く中、セファール周辺を歩き、太古の宗教儀式などを表現した岩絵や「白い巨人」など、数々の岩壁画を見学します。 |
キャンプ泊 |
7 | セファール アラ・アンズムン |
●アラ・アンズムンへ(約6時間) 見渡す限りの荒涼とした景観の中、様々な奇岩や壁画を見学しながら、しばらくほぼ平坦なワディ(涸れ川)の道を歩きます。その後、奇岩が林立する景観の中をアラ・アンズムンへ。 |
キャンプ泊 |
8 | アラ・アンズムン ジャバレン |
●ジャバレンへ(約3時間) 広大なワディの道をジャバレンへ。着後、ニジェールのテネレ砂漠へと続く雄大な景観を遠方に眺めながら、動物などを描いた巨大な岩壁画を見学します。 |
キャンプ泊 |
9 | ジャバレン ジャネット |
●ジャバレンより下山(約3時間) ジャバレンより勾配のあるガレ場をゆっくり下り、タッシリ・ナジェールを後にします。その後、四輪駆動車にて、ジャネットへ戻ります。予定通り到着した場合は、ジャネット観光(バザール等)。その後、ホテルにて休養。深夜の便にてアルジェへ。 |
ジャネット仮泊/機中泊 |
10 | (モーリタニア王家の墓) (ティパサ) (シェルシェル) アルジェ |
アルジェ着後、ホテルにて休養。その後、アルジェ郊外の観光(モーリタニア王家の墓、紺碧の地中海に臨むフェニキアとローマ時代のティパサ遺跡、シェルシェルの町等)。 | アルジェ泊 |
11 | アルジェ ドーハ |
午前中、自由行動。午後の航空機にてドーハへ。 |
機中泊 |
12 | ドーハ 東京 /大阪 |
ドーハ着後、航空機を乗り換えて、東京・大阪それぞれ帰国の途につきます。着後、解散。 |
- ※運輸機関のスケジュールの変更、遅延、運行の中止や道路状況などにより、宿泊地や訪問地の順序が変わったり、日程内容に変更が起こることがあります。
- ※食事回数:朝9/昼8/夜9:機内食は除く
- ※利用予定航空会社:カタール航空
- ※詳細な日程・旅行条件については必ずパンフレットをご請求になり、詳細をご確認の上お申し込みください。パンフレットのご請求はこちら
- ※Cコースは、日本/ドーハ間の往復にアジア内都市での乗り換え便を利用することがあります。その場合、観光内容は変わりませんが、東京・大阪の発着時刻が変わります。
ご案内とご注意
査証(ビザ) | アルジェリア(4,800円)、代行手数料(4,000円+消費税)、写真2枚。旅券の残存有効期間は6ヶ月半、査証欄余白は見開き2ページ以上必要です。 |
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気候・服装 | タッシリ・ナジェールでは寒暖の差が非常に大きく、日中は25℃〜30℃まで気温が上がりますが、日没後は5℃以下に下がります。長袖を基本に、朝晩の冷え込みに備えて防寒用の上着も必ずお持ちください。動きやすい服装に、トレッキングシューズでご参加ください。スカーフやサングラス、帽子なども必携です。アルジェなどの北部は寒く冬服が基本となります。 |
利用予定ホテル | パンフレット巻末のホテルリストをご覧ください。 パンフレットのご請求はこちら |
アルジェリアの観光について | アルジェリアは観光客への設備・サービスが整った国ではありません。また、2019年6月現在、アルジェリアの全ての遺跡でのビデオ撮影が禁止されています。写真撮影も制限される場合がありますが、流動的ですので、現地にて添乗員よりご案内いたします。ガルダイアの観光は、現地事情により稀に見学箇所が変更になることがあります。また、アブド・アルカーディルモスクは外観のみの観光となる場合があります。 |
宿泊について | 地方のホテルではバスタブがなくシャワーのみとなったり、お湯の出が悪いなど、設備が十分に整っていないことがあります。また、部屋数に限りがありますので、御一人部屋をお取りできないことがあります。その場合は変更補償金の対象外とさせていただきますが、生じた差額は返金いたします。 |
タッシリ・ナジェールの観光について | タッシリ・ナジェール観光の拠点ジャネットより四輪駆動車で麓まで走り、そこから徒歩で山脈内に入ります。荷物はロバが運びますので、カメラや水筒などはご自身でお持ちください。6泊7日の日程を歩ける体力が必要になり、決して楽なコースではありません。タッシリ・ナジェール山中ではキャンプ泊となり、寝袋(冬用)が必要です。お持ちでない方には弊社より有料(6,000円)で貸し出しいたします。また、宿泊場所は現地事情により変更することがあります。 |
旅行条件について | 取引条件はこちらの 海外旅行 旅行条件書を、事前に確認の上お申し込みください。 |
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世界遺産
アルジェのカスバ/タッシリ・ナジェールの岩壁画/ティパサ遺跡