ツアーのポイント

ポイントコンゴ川(旧ザイール川)によって隔てられた2つのコンゴの見どころを巡る

コンゴ民主共和国(旧ザイール)の首都キンシャサとコンゴ共和国の首都ブラザビルというコンゴ川によって隔てられた2つのコンゴの見どころを巡ります。仮面舞踊や地元の伝統的な王国への訪問など首都の観光だけでない中部アフリカの文化を体験できるでしょう。

ポイント人間に最も近い霊長類ボノボとニシローランドゴリラ

コンゴ民主共和国ではチンパンジーよりも小さく、世界で唯一コンゴにのみ生息するボノボの保護区ロラヤ・ボノボ・サンクチュアリー、コンゴ共和国ではニシローランドゴリラの保護区であるレジオ・ルーナゴリラ保護区を訪問。希少な霊長類の観察をお楽しみください。

COLUMN コンゴ民主共和国とコンゴ共和国
2つのコンゴを訪ねる旅

アフリカ大陸の心臓部にあたるコンゴ盆地、そしてそこに流れるアフリカ最大の流域面積を誇るコンゴ川(旧ザイール川)。この大河を挟むように広がるのがコンゴ民主共和国とコンゴ共和国です。15世紀頃まではコンゴ王国として現在のアンゴラを含む地域がひとつの国として存在しましたが、16世紀のポルトガルによる征服の後、19世紀にベルギー領(現在のコンゴ民主共和国)とフランス領(現在のコンゴ共和国)とポルトガル領に分けられました。アルジェリアに次いでアフリカで2番目の国土を誇り、キンシャサを首都とするのがコンゴ民主共和国です。一方、コンゴ共和国の首都はブラザビル。1880年、フランス人の探検家ピエール・ブラザが発見し、自分の名を取って名付けました。

人々で賑わうコンゴ川沿いのマーケット
キンシャサの大統領府に建つローランカビラ廟

 

ツアーでは、コンゴ民主共和国の首都キンシャサに滞在し、ボノボが観察できるロラヤ・ボノボ・サンクチュアリーやゾンゴの滝、タタゴンダ信仰の村訪問をお楽しみいただきます。その後コンゴ川をボートで渡り、コンゴ共和国へ、首都ブラザビルに滞在しニシローランドゴリラの保護区であるレジオ・ルーナゴリラ保護区のほか、ンガベまで足を延ばしムベの王領地を訪れます。日本ではまだまだ馴染みの少ない2つのコンゴ。両国の歴史、文化、自然を10日間で巡ります。

探検家ピエール・ブラザの偉業を記念して建てられたブラザメモリアル
キンシャサの市場にて
サプール(お洒落で優雅な紳士協会)の男性たち

COLUMN 2つの霊長類の保護区を訪問
ボノボとニシローランドゴリラ

ロラヤ・ボノボ・サンクチュアリー(コンゴ民主共和国)

キンシャサ近郊にある「ロラヤ・ボノボ・サンクチュアリー」。ロラヤとは「ボノボの楽園」を意味し、ここでは密猟などから救出されたボノボが保護されています。ボノボはコンゴ川の左岸にのみ生息し、かつてはピグミー・チンパンジーと呼ばれました。多様な性行動でも知られ、愛と平和を好むボノボの観察を存分にお楽しみください。

ボノボの親子
保護されたボノボの赤ちゃんと飼育員
レジオ・ルーナゴリラ保護区(コンゴ共和国)

ブラザビルの北約140kmに位置するニシローランドゴリラの保護区「レジオ・ルーナゴリラ保護区」を訪問。ここではマウンテンゴリラとは異なるローランドゴリラが保護されています。この保護区は熱帯雨林の森の中にあり、ニシローランドゴリラの姿を自然な状態で観察できるのが魅力です。現生では最大の霊長類であるニシローランドゴリラは森林破壊や密猟によって、野生個体は数千頭しか確認されていません。

ボートからニシローランドゴリラを観察
ニシローランドゴリラ

出発日と料金

2025年 
出発日~帰着日
日数 旅行代金 催行状況
05月29日(木) ~
06月07日(土)
10日間1,120,000円
08月21日(木) ~
08月30日(土)
10日間1,150,000円
09月04日(木) ~
09月17日(水)コンゴからガボン最奥地まで訪れる特別企画
14日間後日発表
発着地 東京発着 最少催行人員 8名(12名様限定)・添乗員同行
燃油サーチャージ 31,000円(12月12日現在の見込み)
一人部屋追加代金 70,000円
国際線のビジネスクラス 追加代金等の詳細はお問い合わせください。
  • 海外での空港税諸税は旅行代金に含まれています。
  • 燃油サーチャージ額は、原油価格の変動により変更することがあります。
  • 相部屋ご希望の場合でもご出発時点で相部屋の方がいらっしゃらない場合は、一人部屋追加代金が必要となります。予めご了承ください。



ツアー日程表

  地名 時刻 スケジュール
1 東京 21:25発 空路、東京よりソウル経由でエチオピアのアディスアベバへ。
機中泊
2 アディスアベバ
アディスアベバ
キンシャサ
06:45着
10:00発
12:10着
アディスアベバ着後、航空機を乗り換えてコンゴ民主共和国のキンシャサへ。着後、キンシャサ市内観光国立博物館コンゴ川の急流等)。
キンシャサ泊
3 キンシャサ
(ロラヤ・ボノボ・サンクチュアリー)
  午前、密猟などから保護されたボノボが暮らすロラヤ・ボノボ・サンクチュアリーを訪れます。かつてはピグミーチンパンジーとも呼ばれ、霊長類の中で人間に最も近いと言われるボノボの観察をお楽しみください。その後、キンシャサに戻り市内観光キンシャサ中央駅、同国初の普通選挙で選ばれたローラン・カビラ廟コンゴ川沿いに立つバオバブ等)。
キンシャサ泊
4 キンシャサ
(タタゴンダ信仰の村)
キサントゥ
朝発

夕方着
朝、専用車にて南に向かいキサントゥへ。途中、独自のタタゴンダ信仰にもとづく村を訪ねます。村人と交流し、キリスト教と土着の信仰が結びついた彼らのユニークな価値観にふれます。キサントゥ着後、1900年に設立された植物園を訪れます。
キサントゥ泊
5 キサントゥ
(ゾンゴの滝)
キンシャサ
朝発

夕方着
専用車にてキンシャサに戻ります。途中、激しい水量をもってコンゴ川の支流に流れ込むゾンゴの滝を見学します。キンシャサ着後、コンゴ動乱の最中に暗殺された初代首相パトリス・ルムンバ像やキンシャサ最大規模のマーケットを訪れます。
キンシャサ泊
6 キンシャサ
(国境)
ブラザビル
朝発

午後着
ボートでコンゴ川を渡り国境を越えてコンゴ共和国のブラザビルへ。着後、市内観光自由広場聖アン教会フランス人探検家ブラザのモニュメント等)。また、高級なスーツを纏うサプールと呼ばれる男性たちとの交流もお楽しみください。
ブラザビル泊
7 ブラザビル
(レジオ・ルーナゴリラ保護区)
ンガベ
08:00発

18:00着
終日かけて、ニシローランドゴリラを保護するレジオ・ルーナゴリラ保護区を訪れます。その後、コンゴ川沿いを北上してンガベへ。
ンガベ泊
8 (ムベの王領)
ンガベ
ブラザビル

午後発
夕方着
午前中、現在のガボンからコンゴ民主共和国にまたがり存在したティオ王国の最後の女王ンガリフォウロウと夫イルー1世がフランス代表のブラザと外交交渉にあたった事で有名な世界遺産登録候補地ムベの王領を訪問します。ケベケベのダンスも鑑賞いただきます。
ブラザビル泊
9 ブラザビル
アディスアベバ
アディスアベバ
12:10発
20:50着
23:15発
朝、クラフトマーケットを見学。その後、昼の航空機にてアディスアベバへ。着後、航空機を乗り換え、ソウル経由で東京へ帰国の途に就きます。
機中泊
10 東京 20:25着 着後、解散。
  • 運輸機関のスケジュールの変更、遅延、運行の中止や道路状況などにより、宿泊地や訪問地の順序が変わったり、日程内容に変更が起こることがあります。
  • 食事回数:朝7/昼6/夜7:機内食は除く
  • 利用予定航空会社:エチオピア航空

ご案内とご注意

査証(ビザ)

コンゴ共和国(14,000円)、コンゴ民主共和国(310米ドル)、代行手数料(5,500円X2カ国)、写真1枚。旅券の残存期間はコンゴ民主共和国入国時6カ月以上、査証欄の余白は2ページ以上必要です。また、査証申請時に黄熱病予防接種証明書が必要です。ご旅行の際は必ず英語表記の契約証明書を持参してください。

気候・服装 設定時期は乾季のベストシーズンです。日中は30℃近くまで上がり、夏服が基本となります。ただし、朝晩は冷え込みますので上着もお持ちください。雨が降ることがありますので、上下セパレート式のしっかりとした雨具は必携です。靴は運動靴が最適です。
利用予定ホテル ■キンシャサ:インベスト、レオン、ベアトリス、グランド、セルトン、ルントゥ、アマリツァ、ヴェヌス、プヴー
■キサントゥ:ムブエラロッジ
■ブラザビル:サフィール、プロテア、サンジャック、キングマヤ、イモンギパレス、ペファコ、マリーナ、レオン、ミカエル
■ンガベ:ツーリスティックロッジ
宿泊について 宿泊施設の多くはバスタブがなくシャワーのみであったり、お湯の出が悪い等十分な設備が整っていないことがあります。ロッジでは電気に時間制限があるなど設備は整っていません。
日程について このコースで訪れる地域は観光客の受け入れ体制が整っているとはいえません。稀に日程表中の博物館や見学地が予告なしに休館となり、見学できないことがあります。その場合は代替の場所にご案内します。ボートで国境を越える際は出入国手続きに時間がかかることがあります。両国とも内陸では未舗装の悪路を移動するため、道路状況によっては予定の所要時間を大幅に上回ることがあります。予めご了承ください。
荷物について スーツケースでのご参加が可能ですが、移動の際の車両には荷物を置くスペースに限りがありますので、キャスターを含めて高さ70cm以内の中型のスーツケースでご参加ください。
写真撮影について 写真撮影は原則問題ありませんが、首都キンシャサやブラザビルでは写真撮影を嫌うことがほとんどの為、公共の場での写真撮影は十分な注意が必要です。撮影しているところを軍人や警察官に目撃された場合、カメラや携帯の没収や身柄を拘束される等の可能性があります。
予防接種について 黄熱病の予防接種の証明書が必要です。また、両国共にマラリアが発生しています。長袖シャツに長ズボンなど、肌を露出しない服装が最適です。虫除け対策も必須です。予防薬も販売されていますので、詳しくは担当までお問い合わせください。
旅行条件について 取引条件はこちらの 海外旅行 旅行条件書を、事前に確認の上お申し込みください。

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