シムシャル・パミール

SHIMSHAL PAMIR

ミングリク・サール山頂付近から望むヒスパー・ムスターグの山脈
シェール・ピークとガルダンナ・サールを望む
ミングリク・サール(6,050m)の頂上目前にて
パミールではヤクに荷を積むことも

カラコルムの「空白地帯」とも称され、トレッカーが訪れることも稀なシムシャール・パミール地域。知られざるカラコルムの奥地へと足を踏み入れます。
この地に暮らすシムシャールの人々は、毎年決まった時季に集落を移動しながらヤギ、羊、ヤクなどの家畜を放牧し、乳製品を作って生活しています。そんなワヒ族の夏の暮らしにふれる、カルチャートレッキングを体験できるのがこの場所。ルート上にはミングリク・サール(6,050m)があり、登頂も可能です。体力・技術・経験を要する容易ではない登山ですが、ヒスパー・ムスターグの山々の大展望、苦労の末の登頂による達成感は、この場所・このルートでしか決して味わうことのできない、特別な体験です。

▼ここに行くコース
ツアーリーダーからの一言

大阪支社

楠 修
(くすのき おさむ)

2011年の夏に初訪問し、以降毎年の様に“帰省”していた土地。この十数年で、麓の村(3,100m)ではインフラ整備や娯楽など、生活様式に大きな変化がありました。愛らしい家畜たち(ヤク、羊、ヤギ)の移牧に利用する夏村(4,350m)へのアプローチ崖道も欧米人の支援で整備されました。夏村では、移牧文化の継承について、世代間の変化を受容しながら試行錯誤している村人の様子が伝わってきます。トレッキングだけでもハードな山行ではありますが、さらなる6,000m峰への挑戦は、シムシャール村の山岳チームがサポートします。気力が求められる登山ですが、達成感は大きく、山頂からの景色も格別です。山のリスクはあるので、慣れた方向けのコースですが、文化体験と登頂の双方が付加価値となって満足度を高めてくれるでしょう。秘境への冒険、全力投球でお手伝いいたします。
▼シムシャール村の暮らしについてはブログ記事もご覧ください。
シムシャール│DISCOVER PAKISTAN