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バルトロ氷河(コンコルディア)

BALTORO GRACIER - CONCORDIA

コンコルディアのキャンプ地より望むK2(8,611m)
澄み渡る空にガッシャーブルムⅣ峰(7,925m)がそびえる
ウルドゥカスの大岩から望むバルトロ氷河と、トランゴ山群

長大なバルトロ氷河上を歩き辿りつく終着点、コンコルディア。世界第2位峰K2(8,611m)、第12位峰ブロードピーク(8,047m)をはじめとした高峰群が取り囲む、大カラコルムの核心部です。世界中の山岳旅行愛好者が憧れてやまない壮大なスケールのトレッキングコースも、現在は片道最短4日に短縮されました。コンコルディアに向かいう道中のバルトロ氷河上からも、トランゴ岩峰群やマッシャーブルム(7,821m)、ムズターグタワー(7,273m)等の秀峰群を目にすることができます。

▼ここに行くコース
ツアーリーダーからの一言

東京本社

島田 稜
(しまだ りょう)

カラコルム山脈の谷の奥、人が住む最奥地の村の一つアスコーレ村を越えて、暑い砂漠地帯と荒々しい氷河を伝い、数日間歩き尽くして、ようやく辿り着く場所が「コンコルディア」です。到着日前日、登山者達は中継の草地ウルドゥカスを発ち、高低差のある氷河上を黙々と東に進んでいきますが、この時から正面向こうには“輝く山”という意味のガッシャーブルムⅣ峰(7,925m) が聳え、朝夕と我々を魅了しながら手前のコンコルディアへと導きます。そして巨大なドームのように存在感を放つブロード・ピーク(8,051m)が迫り、コンコルディア直前までくると、ここで初めて左手に世界第2峰のK2(8,611m)が現れはじめます。隠れていたピラミダルで真っ白な姿が、歩くにつれてだんだんと見えてくる様はこれ以上なくドラマチックな瞬間。コンコルディアに到着し、全体があらわになった時の感動と達成感は、言葉では言い表せません。