秘境ツアーのパイオニア 西遊旅行 / SINCE 1973


木の上でくつろぐレオパード

木の上でくつろぐレオパード

ヤーラ国立公園 Yala National Parkは、スリランカ南東部にある国立公園で、スリランカで2番目に大きな国立公園であり、現在最も訪問者数の多い国立公園。国立公園は5つのブロックに分かれており、一般的に訪問するのはルフナ国立公園(ブロック1)です。総面積は979 km2。ヤーラ国立公園は、モンスーンがもたらす淡水と海洋性の湿地からなる豊かな自然体系を作り出しています。そしてヤーラ国立公園は世界一のレオパードの密集地とも言われています。インドの国立公園のトラのように名前をつけてテリトリーを確認するといった研究は行なわれていませんが、サファリのガイド・ドライバーたちはだいたいのテリトリーを把握しています。


お昼寝をするレオパード

こちらの様子をうかがうレオパードの兄弟


  レオパード Panthera pardus

水場に現れたレオパード 

レオパード Panthera pardus レオパード Panthera pardus
レオパードの足

世界一のレオパードの密集地とも言われるヤーラ国立公園にて



スリランカは身近なところでも野鳥が見られることで有名です。
スリランカ固有種が多く、11~4月の冬には渡り鳥も加わり各地の水場や森がにぎわいます。
ホテルの庭の木、道中の畑、そして国立公園の森でもたくさんの野鳥たちと出会うことができる、ヒトと鳥の距離が近い国です。

インドオオコノハズク Indian Scops Owl

インドオオコノハズク Indian Scops Owl

  ミドリハチクイ Little Green Bea Eater

ミドリハチクイ Little Green bee-eater

ムネアカアオバト<br />
Orange-breasted Green Pigeon

ムネアカアオバト
Orange-breasted Green Pigeon

ワカケホンセイインコ<br />
Rose-Ringed Paraqueet

ワカケホンセイインコ
Rose-Ringed Paraqueet

ベンガルアカゲラ<br />
Yellow-crowned Woodpecker

ベンガルアカゲラ
Yellow-crowned Woodpecker

  固有種セイロンヒタキ

セイロンヒタキ(固有種)
Dusky-Blue Flycatcher

クロトキ<br />
Black headed ibis

クロトキ
Black headed ibis

カワリクマタカ<br />
Changeable Hawk Eagle

カワリクマタカ
Changeable Hawk Eagle

 
インドトキコウ Painted Stork

インドトキコウ Painted Stork

  コウハシショウビン Stork-billed Kingfisher

コウハシショウビン Stork-billed Kingfisher

セイロンヤケイ Sri Lanka Jungle Fowl

セイロンヤケイ Ceylon Junglefowl(固有種)

  ウオクイワシ Grey-Headed Fish Eagle

ウオクイワシ Grey-headed Fish Eagle

キトサカゲリ Yellow-wattled Lapwing

キトサカゲリ Yellow-wattled Lapwing

  コハゲコウ Lesser adjutant

コハゲコウ Lesser adjutant

スリランカアオバト Sri Lanka Green Pigeon

スリランカアオバト(固有種)
Sri Lanka Green Pigeon

  セイロンメジロ 
Sri Lanka white Eye

セイロンメジロ(固有種)
Sri Lanka white Eye


世界遺産 固有種の宝庫シンハラジャの森

スリランカは33種の固有種が確認されていますが、その多くを一度に観察できる場所がシンハラジャの森です。スリランカを代表する固有種セイロンサンジャク、2004年に新種として紹介されたセレンディブコノハズク、シンハラジャの森のみで観察されるセイロンバンケンなどに出会うことができます。

固有種セイロンミドリワカケインコ 

セイロンミドリワカケインコ(固有種) 
Layard’s Parakeet

  固有種セイロンヤブチメドリ

セイロンヤブチメドリ(固有種)
Orange-billed Babbler

固有種スリランカコサイチョウ 

スリランカコサイチョウ(固有種) 
Sri Lanka Grey Hornbill

  固有種セレンディブコノハズク 

セレンディブコノハズク(固有種) 
Serendib scops owl

固有種 キビタイゴシキドリ Yellow-fronted Barbet

キビタイゴシキドリ(固有種)
Yellow-fronted Barbet

  ガマグチヨタカ Ceylon Frogmouth

ガマグチヨタカ Ceylon Frogmouth

 
固有種 セイロンサンジャクBlue Magpie

セイロンサンジャク(固有種) Blue Magpie

固有種羽を乾かすセイロンバンケンGreen-billed Coucal 

羽を乾かすセイロンバンケン(固有種) Green-billed Coucal



植民地支配が始まる前のスリランカには4万頭以上の野生のスリランカゾウが生息していました。それが植民地下で激減し、1970年当時には2,000頭にまで減ってしまいました。特にイギリス植民地時代のハンティングはひどいもので、あるイギリス人将校は一人で1500頭のゾウを撃ったことで知られています。また、記録によると1829年から1855年のわずか26年の間に6000頭のゾウが射殺されました。1986年、スリランカゾウは絶滅危惧種に指定され、篤く保護されるようになりました。人とゾウとのの住み分けのために電子柵が設けられたり、孤児を救い、自然に戻す試みも行なわれています。現在では6,000頭ほどにまで回復しましたが、いまだに事故や密猟などにより年間100頭が犠牲になっているといわれています。

保護されたコゾウにミルクを与える職員

保護されたコゾウにミルクを与える職員

  牙のあるゾウ Tasker

牙のあるゾウ Tasker

ミンネリヤ国立公園のゾウの群れ

ミンネリヤ国立公園のゾウの群れ

ラブラブぞうさん

つがいのゾウ

こどもたちのかわいいしぐさを観察

子ゾウたちのかわいいしぐさを観察

  こどもたちのかわいいしぐさを観察

間近にゾウを観察

スリランカでは牙を持つゾウは少なくオスの7%ほどに満たないといいます。牙のあるゾウは神聖視され、通常のゾウをElephantと呼ぶのに対し、牙のあるゾウTaskerと呼びます。スリランカで最も有名な祭り、ペラヘラ祭りで仏歯を運ぶゾウはもちろんTaskerです。
野生のゾウの保護の取り組みが見られる場所としてはピンナウェラの象の孤児院Pinnawala Orphanageが有名ですが、ここで育てられた象は自然の中に戻ることは行なわれていません。ウダワラウェの施設 Udawalawe Elephant Transit Centerでは、こういった孤児のゾウはできるだけ人間との接触をすくなくし、野性に返すことを目的に保護が行なわれています。いずれの施設もかわいらしいゾウの赤ちゃんたちを見ることができます。

 

スリランカ固有の絶滅危惧種

スレンダーロリス / Slendar Loris

スリランカには固有のスレンダーロリス、和名アカスレンダーロリスRed Slendar Lorisと南インドとスリランカ固有のハイイロスレンダーロリスGrey Slendar Lorisが生息しています。本来は島のあちこちの森に暮らしていましたが開発により棲家をうばわれその数が減ってしまいました。また体が小さくサルとはいってもふくろうなどの肉食の鳥に捕食されてしまいます。そのため、姿を見ることは容易ではありません。夜行性で体長15~25 cmと小さいスレンダーロリス。観察に出かける人は運動靴に長袖長ズボン着用でご参加ください。写真撮影にはストロボは使えませんので一脚か三脚に高感度撮影の調整できるカメラが必要です。



  スリランカ固有の絶滅危惧種 スレンダーロリス

スレンダーロリス Slendar Loris

スリランカの固有種、大きくてかわいいリス

シモフリオオリス Grizzled Giant Squirrel

  南インドとスリランカの固有種、とても大きくてかわいいリス

シモフリオオリス / Grizzled Giant Squirrel

本来は島のあちこちの森に暮らしていましたが、スレンダーロリスと同様その数が減ってしまい絶滅危惧種となってしまいました。体の大きさは25~45cm、尻尾を含めると50Cm~90Cmにまでなります。ヤーラ国立公園など保護区の森でも見ることはできますが、シギリヤなど森、遺跡やホテルの庭などでも見ることができます。シンハラジャの森では体の色がより黒いタイプのシモフリオオリスが観察されます。
スリランカ・オオリス スリランカ・オオリス

シギリヤの森で出会ったシモフリオオリス

シモフリオオリス シモフリオオリス

シンハラジャの森で出会った毛の色が黒っぽいシモフリオオリス



一見普通のお猿さん、でも“スリランカ固有種”

トクマカク(トクモンキー) / Toque macaque(Toque Monkey)

シギリヤやポロンナルワの遺跡でも出会うことがある日本人になじみのある形をしたサルです。 前髪の毛がかわいらしく、物を食べて頬袋(ほおぶくろ)をふくらませている姿は愛嬌があります。

  トクマカク(トクザル) / Toque macaque(Toque Monkey)

トクマカク(トクザル) Toque macaque(Toque Monkey)


カオムラサキラングール / Purple-faced Leaf Monkey

カオムラサキラングール Purple-faced Leaf Monkey

  シャイで樹上で暮らす、スリランカ固有種のサル

カオムラサキラングール / Purple-faced Leaf Monkey

ホートンプレインズやシンハラジャの森で出会うことのある、尻尾が長いサル。 樹上で暮らし、その英語名Leaf Monkeyの名の通り葉っぱを食べます。地域によって外見に個体差があり、シンハラジャなど低地にいる個体より寒いホートンプレインズなどの高地にいる個体のほうが長い毛で覆われています。暮らす地域により4(または5)の亜種に分かれています。カオムラサキラングールはとてもシャイで、見つけても近づくと逃げてしまいますので、遠くから観察しましょう。

スリランカの豊かな海ではシロナガスクジラ・マッコウクジラをはじめとする鯨類に遭遇することができます。その拠点が南海岸のミリッサ、東海岸のトリンコマリー。ベストシーズンにはたくさんの観光客が集まります。ミリッサのホエールウォッチングの目玉は「Blue」こと、シロナガスクジラ Blue Whaleです。12~4月頃、南海岸のミリッサ~ドンドラ沖の深い海にシロナガスクジラが集まります。もともとこの海域には固定して暮らすシロナガスクジラがいますが、海の穏かなこの時期は回遊しているシロナガスクジラ、マッコウクジラ、稀にシャチと出会うことができます。


尻尾に付着しているのはコバンザメ Remora Fish

シロナガスクジラの尻尾に付着しているのはコバンザメ



写真:Blue Water Cruise社

資料提供:Blue Water Cruise

  テイル・アップ!ボートの上では歓声があがります

シロナガスクジラのテイル・アップ!ボートの上では歓声があがります

マッコウクジラ Sperm Whale

トリンコマリー沖にて

潮をあげるブルー

潮をあげるシロナガスクジラ

南海岸<ミリッサのホエールウォッチングで出会うシロナガスクジラ>

朝6時頃、ミリッサの漁港にはたくさんの観光客が集まります。多い日には十数艘ものボートがクジラを探しに出かけます。救命胴衣をつけて港を出発。海面から吹き上がるブローを目印にクジラを探します。一頭のこともあれば10頭を超える群れでいることもあります。クジラを見つけるとボートは併走するようにポジションを取り、観光客はその大きさと悠々海洋を泳ぐ姿に圧倒され、深海へと潜る前に尾を高く上げる瞬間にはシャッター音と歓声が起こります。

スリランカのホエールウォッチングで見られるチャンスが高いのは、下記の3種のクジラです。
1.Blue Whale シロナガスクジラ 
2.Bryde’s Whale ニタリクジラ
3.Sperm Whale マッコウクジラ

その他、ハシナガイルカSpinner Dolphine、ハンドウイルカ Bottle-nose Dolphine、ゴンドウクジラPilot whaleも観察できます。特に東海岸のトリンコマリーや西海岸のカルピティヤでは数百頭のイルカの群れに遭遇することもあります。

ハシナガイルカの群れ

ハシナガイルカ

ハシナガイルカの群れ

ハシナガイルカの群れ

ハシナガイルカの群れ

ゴンドウクジラ

東海岸<トリンコマリーのホエールウォッチングで出会う、マッコウクジラ>

ベンガル湾に開けたトリンコマリー沖は一年を通じてニタリクジラBride Whaleが観察できるほか、3~5月はマッコウクジラSperm Whaleの群れが、3月頃にシロナガスクジラBlue Whaleがやってきます。トリンコマリーの魅力は、午前中にホールウォッチングを楽しみ、午後は海洋国立公園でもあるピジョン島でシュノーケリングを楽しめること。スリランカの海を満喫するなら、トリンコマリーがおすすめです。

マッコウクジラ Sperm Whale

トリンコマリー沖には、メスと子どものグループが現れます。マッコウクジラは深海2,000mほどまで潜り、50分ほど浮いてこないため、一度潜水すると待つ時間が長いクジラですが、プカプカと浮いていたり、ゆっくりと泳ぐ姿も観察されます。

 
マッコウクジラの背びれ

マッコウクジラの背びれ

マッコウクジラのテイルアップ

マッコウクジラのテイルアップ

水中のマッコウクジラ

水中のマッコウクジラ

口を開けているマッコウクジラ 歯のある最大の生き物です

口を開けているマッコウクジラ 歯のある最大の生き物です

ホエール・ウォッチングの環境は乗るボートの大きさ、海の状態により大きく異なります。海が荒れた日は船が大きく揺れ波がかかりますので全身びしょぬれになることもあります。
濡れてもよい服装/防水の工夫をした鞄、カメラ/スポーツサンダル(バックストラップのついた滑らないもの)/帽子(風に飛ばされないように工夫を)/日焼け止め/上着(潮風で少し冷えます)/双眼鏡(鯨が潮を吹くのが見える)/酔い止め

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