エル・カラファテ El Calafate
エル・カラファテはブエノスアイレスから現地国内線にて約3時間、アルゼンチン最大の湖であるアルヘンティーナ湖に面し、ペリト・モレノ氷河、フィッツ・ロイ山群、ビエドマ湖などを含む世界遺産ロス・グラシアレス国立公園の観光拠点となる町です。また、郊外にはフラミンゴや様々な野鳥が観察できるニメス湖もあります。「カラファテ」の町の名は、カラファテの花が多く自生しているため名付けられたそうです。「カラファテの実を食べたものは、必ずここに戻って来る」という神話も残っています。
エル・カラファテ
ロス・グラシアレス国立公園 Parque nacional Los Glaciares
ロス・グラシアレス国立公園は、アンデス山脈の南端に位置し、南極、グリーンランドに次いで、地球上で第3の大きさを誇る南パタゴニア氷原および50近い数の氷河を擁します。国立公園内に存在する有名な氷河としては、ペリト・モレノ氷河、ウプサラ氷河、スペガッツィーニ氷河などがあります。グラシアレスとは、スペイン語で「氷河」を意味し、氷河が主役のロス・グラシアレス国立公園は1981年世界自然遺産に登録されました。
パイネ国立公園 Parque nacional Torres del Paine
ユネスコ保護区域に指定される2,400km2にわたって広がる自然豊かな国立公園。パタゴニアを代表する名峰が連なり、国立公園の名前の由来となったトーレス・デル・パイネ、パイネの角と称されるクエルノス・デル・パイネ、パイネ国立公園最高峰パイネ・グランデなど、展望台やハイキングルート上から眺める景観はどこも素晴らしく、パタゴニア観光におけるハイライトの1つといえます。また、草原地帯、落葉樹の森、ツンドラ地帯など変化に富んだ植生を持ち、多くの鳥類・哺乳類が生息しています。険しい山々、氷河湖、川、滝が生み出す風景と国立公園内に生息する動物の観察を楽しむことができます。
セラーノ川クルーズ Serrano River
プエルト・ナタレスよりクルーズ船を利用し、セラーノ氷河やバルマセダ氷河など迫りくる氷河の数々をご覧いただき、途中セラーノ氷河を間近に展望できるハイキングへご案内します。その後、ゾディアック(強化ゴムボート)で、パイネ山群の景観を楽しみながらパイネ国立公園を目指します。心躍る大自然パタゴニアを肌で感じることのできる、西遊旅行こだわりの企画です。
ティエラ・デル・フエゴ国立公園 Tierra del Fuego National Park
フエゴ島のアルゼンチン側に位置する海岸線の国立公園。かつての囚人たちによって建設、利用されていた蒸気機関車「世界の最果て号」、北米アラスカから続くパン・アメリカン・ハイウェイの終着点などのみどころがあり、南極ブナや寄生植物などパタゴニア特有の自然観察も楽しめる国立公園です。
ウシュアイア
世界の最果て号(南フエゴ鉄道) Train of the End of the World
1910年に囚人達により建設され、かつては監獄まで結んでおり、木材や石炭を運ぶ手段として利用されていました。現在は、世界最南端の観光鉄道として、約8kmの区間を蒸気機関車が牽引する客車が運行されています。
ウシュアイア
世界の最果て郵便局 The End of the World Post Office
ティエラ・デル・フエゴ国立公園内にある世界最南端の郵便局。局長の名物おじさんが「世界の最果て」というスタンプを押してくれます。是非、旅の記念に絵葉書を出してみてください。
エル・チャルテン El Chalten
エル・カラファテより北へ約200kmに位置するフィッツ・ロイ山群の麓の小さな村です。天気が良ければパタゴニアの名峰フィッツ・ロイや尖峰セロ・トーレの雄姿を望むことができます。周辺には、素晴らしい眺望楽しめる展望台やハイキングルートがあり、エル・チャルテンに滞在して楽しむも良し、エル・カラファテから日帰りでハイキングなどを楽しむことも可能です。
エル・チャルテン
フィッツ・ロイ Fitz Roy
広大なパンパに聳え立つ姿が圧倒的な存在感を見せる標高3,405mの名峰フィッツ・ロイ。世界中のクライマーが憧れる名峰ですが、普段は雲に覆われていることが多く、先住民にはエル・チャルテン(=雲を吐く山)と呼ばれ、麓の村の名前の由来となりました。アウトドアブランド「Patagonia」のロゴマークのモチーフであることも有名です。
マゼラン海峡 Strait of Magellan
フェルディナンド・マゼランが通過したことからその名がついた、南アメリカの南端部の本土とフエゴ島とを分ける長さ583kmの海峡。パナマ運河が開通する以前は、ビーグル水道と並んで、太平洋と大西洋を横断するための主要な航路でした。海峡の幅が狭い部分は2km程度で、バスごとフェリーに乗船して往来することができます。
マーブル・カテドラル Catedral de Marmol
ヘネラル・カレーラ湖の中に形成された奇岩群の1つがマーブル・カテドラルです。長い年月をかけて浸食を受け、カテドラル(大聖堂)のような不思議な形が創り出されました。陽光が湖面を宝石のように青く染め上げ、更に光が洞窟に射し込むと、神秘的な雰囲気に包まれた光景が織り成されます。ボートクルーズでは大理石の奇岩群へ、さらに奇岩群にある洞窟へ迫ります。
中部パタゴニア
ヘネラル・カレーラ湖 Lago General Carrera
ヘネラル・カレーラ湖(アルゼンチン名:ブエノス・アイレス湖)は、チリとアルゼンチンに跨るチリ最大の湖であり、アルゼンチンで4番目の大きさを誇る湖でもあります。周囲は石灰質の山々に囲まれ、湖に流れ込む水も石灰分を含み、湖底に沈殿することで乳白色を帯びます。石灰分は水中の不純物を吸着する性質があり、水は透明に澄みわたり、その湖の水が空の青を映し、乳白色から鮮やかなエメラルドグリーンに輝き始めます。
中部パタゴニア
ラス・マノス洞窟 Cueva de las Manos (Cave of the Hands)
太古の壁画が残り「手の洞窟」という意味を持つ世界遺産ラス・マノス洞窟は、中部パタゴニアの人里離れた渓谷にあります。無数の手形が描かれている壁画で知られ、この手形は先住民が成人になる際の通過儀礼だったと考えられています。また、狩りの様子なども描かれており、最古の壁画は約9,000年以上前に描かれたと言われています。