メルギー諸島はミャンマー南部のアンダマン海、南北400kmに及ぶ海域に800を超える島々が連なります。白く輝く砂浜や石灰岩の崖、熱帯雨林とマングローブに覆われ、海に浮かぶ緑の真珠のような美しい景観を作り出しています。1997年に外国人の観光が解禁されましたが、まだまだ未開発の無人島も多く豊かな自然が残っています。 多くの観光客が日帰りボートで島々を訪れていますが、西遊旅行ではシー・ジプシー号を貸し切り、4泊5日のクルーズツアーでゆっくりのんびりとメルギー諸島の魅力を堪能していただけます。
注目の島「ボルダー島」
いろいろ巡る島の中でも特にオススメなのがこのボルダー島。シー・ジプシー号を運営するMoby Dick社がその海の美しさに惹かれ、再生可能な材料を用いたバンガローのエコリゾートを建てました。メルギー諸島の一番外側に位置しており、外洋の影響を受けるため強風や波の高い日には近づくことができなくなりますが、本土からも遠いため、まだ訪れる観光客も少なく、他の島に比べても抜群の透明度を誇ります。澄んだ海にはサンゴやイソギンチャクも群生し、カラフルな魚たちが彩ります。4つの湾内は波も穏やかで、安心してシュノーケリングをお楽しみいただけます。海に生きるシー・ジプシー モーケン族
「シー・ジプシー」と呼ばれるモーケンの人々。「カバン(家船)」という一本の大木から造る小舟の上で生活をしてきた「海洋民族」です。時代が変わり、海岸沿いに集落を作り、高床式住居に定住するようになりましたが、今も漁を生業とし、「サバン」という小さな船でイカ、魚、貝を獲って暮らし、アニミズム(精霊信仰)を守り続けています。島に上陸すると恥ずかしげにこちらの様子を伺う子供たち。変わりつつあるモーケン族の暮らし。ぜひ早く訪れてみてください。ミャンマースタイルのジャンク船「シー・ジプシー号」。
「豪華客船」でありませんが、最大9名様貸し切りでメルギー諸島を巡ります。 船長を含む6名のフレンドリーなスタッフが、至れり尽くせりのおもてなしをしてくれます。シーアクティビティはもちろん、日光浴や釣りを楽しみ、海風に吹かれながら、のんびとり4泊5日の船旅をお楽しみください。
シー・ジプシー号の設備について
シンプルな「ガゼボ」と呼ばれるオープンタイプの客室が1階に3部屋、2階に2部屋あり、2名様1室でご利用いただきます。 カーテンで仕切られただけのオープンスタイルではありますが、吹き抜ける心地よい風に、眠りを誘われます。 部屋には厚いマットレスが敷いてあり、枕、抱き枕、バスタオル、ブランケットが1つずつ配備されています。枕元には電源があり、ジェネレーター稼働時には充電が可能です。小さな扇風機、ライトもあります。 トイレ、シャワーは1階に2ヶ所、ユニットバスがあります。船内に貯蔵する真水を利用します。水シャワーしかありませんが、 気温が高い1月から3月はむしろ快適に浴びていただけます。
アッパーデッキ(2階)には海の風を感じながら食事を楽しめるダイニングスペースがあります。
冷えたビールやワインも船上に常備しています。2階のサンデッキにあるリクライニングチェアでは、お昼寝をしたり、本を読んだり、思い思いの時間をお過ごしいただけます。
ここから眺めるアンダマン海に沈む美しい夕日は、きっと忘れられない思い出となることでしょう。
ある日のシー・ジプシー号での1日
06:00 | 日の出とともにお目覚め |
06:30 | 朝食前にカヤックで島の周りを一周 |
07:30 | 船に戻り出航。風に吹かれながら優雅に朝食 |
09:00 | 小型船ディンギーに乗り込み無人島に上陸 |
09:15 | 誰もいない美しい海でシュノーケリング |
14:00 | 船上ランチをお楽しみいただいた後、再びシュノーケリング |
16:00 | 夕方、サンデッキに寝転びお昼寝 |
19:30 | 今日取れたシーフード満載のディナー |
20:30 | 満天の星空を鑑賞し、就寝 |
シーアクティビティを楽しむ
シー・ジプシー号にはカヤック、パドルボート、シュノーケリングセット(フィン、マスク、シュノーケル)、ライフジャケットが完備されており、さまざまなマリンアクティビティが楽しめます。メルギー諸島の海況がもっとも穏やかで水中の透明度が高い1~3月は、アクティビティに最適な時期。 まずは、浅瀬の安全な場所で添乗員とボートスタッフがしっかりとレクチャーを致します。また、アクティビティ中はすぐにスタッフがサポートできる体制となっていますので、初めての方でも安心してご参加頂けます。海に慣れてきたら、船の上から海に飛び込んだり、カヤックで探検に出かけたり、童心に返って海遊びをお楽しみください。
無人島でのシュノーケリングでは、立ち寄る島ごとに最適なシュノーケリングポイントにご案内します。泳げない方でも、ライフジャケットを着けて浮かんでいるだけで、たくさんのサンゴやクマノミなど美しい海中世界を目にすることができます。
カヤックは2~3名様用。早朝や夕方など、船が停留している間はお好きなタイミングでお使いいただけるので、夕陽が沈む海でのサンセットカヤックも可能です。潮風を受けながら広い海を進んでいくと、メルギー諸島に点在する豊かなマングローブ林にも出会えます。
パドルボード(スタンドアップパドル)は1名様用。大きめのボードの上に立ち、パドルを漕いで水上を進むアクティビティです。サーフボードよりも浮力が高いため、安定性もあります。バドルボートを使って、美しい海での水上散歩をお楽しみください。
シー・ジプシー号のデッキからは、釣りも可能。道具や餌はスタッフが準備してくれます。また、運がよければ、近くを通るイカ釣り漁船から新鮮なイカを仕入れることも。釣れた魚や仕入れたイカは、お刺身や塩焼きなど、お好みの調理方法でお召し上がりください。
ホルダー島でのジャングルウォーキングは複数のコースがありますが、基本的にはアップダウンのない平坦な道を歩きます(所要時間15分程度)。 森の中では大きなガジュマルや鬱蒼と茂るシダ植物など、熱帯ならではの豊かな植生を観察できます。
どんなお食事がでるのか?服装はどうすればよいのか?や、船旅ならではの船上での疑問など、
皆様から寄せられたご質問にお答えします!
- 一人部屋を確保できますか?
- 残念ながら船では基本相部屋となります。ご参加人数が少ない場合は、お取りできる場合もございます。その際は実費14,000円の追加代金をいただいております。
- Wi-Fi使える?
- 残念ながら船上ではWi-Fiはご利用いただけません。日常から解放され時を忘れ、自然を思う存分満喫していただけます。
- 充電できますか?
- 各お部屋とダイニングスペースにコンセントがございます。航行時、朝夜のジェネレーター稼働時は充電していただけます。就寝時は充電できませんので、カメラは昼間の空き時間などを利用して充電してください。
- 船酔いが心配なのですが?
- 基本的には穏やかな海域ではありますが、天気が悪くなると航行中に揺れることがあります。ご不安な方は酔い止めをお持ちになることをお勧めいたします。
- 泳ぐのが得意ではないのですが大丈夫ですか?
- 海で泳ぐことに抵抗がなければ大丈夫です。シュノーケリングではライフジャケットを着用していただけます(泳ぎが得意な方は付けなくても大丈夫です)。ボルダー島では浅いところも多く、水面に浮いているだけでも綺麗なサンゴやお魚たちを鑑賞していただけますよ。
- どんな格好で行けばいい?
- 風通しのよい、リラックスした服装がベストです。すぐに遊べるように船上では水着でも大丈夫です。朝夕は風が涼しいので、薄手の羽織れるものがあるとよいです。船は土足禁止ですが、船内用スリッパをご利用いただけますので、ご持参ください。
- アクティビティ以外では船上では何をしてるの?
- お食事の時間だったり、お茶を飲みながら談笑したり、サンデッキで本を読んだり、お部屋でお昼寝したり。ゆっくりと流れる時間を満喫していただきます。
- どんな食事がでるの?アルコールはありますか?
- 船上での食事は、すべて専属のコックが作ります。辛みを抑えたアジアンフードが中心で、野菜、シーフード、お肉料理とバラエティー豊かなメニュー、 日本人の口に合う味付けで、お客様からも大変好評です。時折りすれ違う漁船から、釣ったばかりの新鮮な魚を分けてもらって、お刺身にして食卓へ出してくれることも。 冷えたビールやワインも船上に常備しています。
アンケート満足度97%を誇る西遊旅行こだわりの「メルギー諸島の船旅」のご紹介です。シーアクティビティが初めてという方も、添乗員とスタッフがサポートいたします。
▶メルギー諸島 船の旅
海に生きるシー・ジプシーと出会うミャンマー・アンダマン海アドベンチャー。チャーターボートでのクルーズを満喫。小型ボートで誰もいないビーチに上陸し、シーアクティビティも楽しむ。日数7日間 料金298,000円