テンジクネズミ科の動物でアルゼンチンのパンパに主に生息する。この格好でも足はとても速く、少し跳ねるようにして移動する。またペアで生活し、夫婦は一生付き添うと言われている。バルデス半島で観察。
5月24日から30日まで富士フォトギャラリー銀座で個展します。足を運んでいただけたら嬉しいです。
今月初めのンドゥトゥでは本当にたくさんのヌーを見ました。地平線まで埋め尽くすような群れ。2月半ばに生まれた可愛い子供のヌーにもたくさん会いました。そんな中小競り合いしているのがいました。
5月24日から30日まで富士フォトギャラリー銀座で個展します。足を運んでいただけたら嬉しいです。
タグ: セレンゲティ国立公園, タンザニア, ヌー, 偶蹄目
4月11日にアルゼンチン、パタゴニアへのツアーから戻りました。今回の目的はシャチ(オルカ)がオタリアを波打ち際で襲う姿を観察することにあった。2年前からオルカアタックの起きる場所の浜で撮影できる許可をとってこの1週間に備えた。1日8人しかとれない許可。しかし、オルカアタックが起きるには南西風、満潮前後3時間、オタリアの子供の存在等いくつかの条件が必要で、そこで待ったからといって起きるものでもない。実際、我々が行く前にドイツ人のグループ、その前のイタリア人のグループは2週間待ったが見ることができなかった。2年前に10日待った日本のテレビ番組も逃している。
祈りながらこの日が来たが、想像を超えていました。すごい迫力。待った2日目20回以上のオルカアタックが目の前で起きた。ここで20年間 毎年2か月追っている研究者も この20年で3番目に凄い日だったというほど。
5月24日から5月30日まで富士フォトギャラリー銀座で個展します。足を運んでいただけたら嬉しいです。
ランタンボール国立公園で3日間のフルデイサファリをするというトラを観察することに特化したツアーである。フルデイサファリでは朝の6時半から18時まで1日中国立公園の中にいてトラを探し、観察する。ゾーンフリーと情報をもとに動けるという有利さがあり、一度フルデイサファリをしてしまうと普通のインドのタイガーサファリが物足りなくなってしまう。
タグ: インド, トラ, ランタンボール国立公園, 南アジア, 大型ネコ
インドの森で最も普通に見られるシカであり、トラやヒョウの餌となる。数が多いので見過ごされてしまうが斑点がとても美しいシカである。この写真はナガラホール国立公園にて。
タグ: アクシスジカ, インド, シカ, シカ属, ナガラホール国立公園
1か月ぶりに日本に帰国しました。その間に個人的にユキヒョウを探し、現地発着でのクロヒョウを探すツアーを終えました。
クロヒョウがいるのはナガラホール国立公園。クロヒョウはヒョウの中で稀に生まれる全身が黒い個体です。国立公園でそのたったの1頭のヒョウを探すのは大変です。今回、お客様とは1日2回のサファリを合計19回ご一緒しました。そして個人的には合計30回のサファリをしました。国立公園の中は毎日18台の車がサファリをしています。その私がいた15日間の中でクロヒョウに出会えたのはたったの1回、しかも30回×18台の車の中で、見られたのはお客様と一緒に乗っていた我々の車1台だけでした。
それだけ難しいクロヒョウですが、それでも今 世界で見ようと思って見られる観光エリアにテリトリーをもつクロヒョウはこの個体だけで、この個体が他のオスに追い出されたりしたら次にいつみられるかは分かりません。
インドのサファリとしてはとても高価なツアーになります。見るのはとても難しく毎日埃まみれになる日々を続けます。それだからこそもし見られたときには感動が大きいです。またトラや普通のヒョウ、ドール、象牙の大きいアジアゾウなどナガラホール国立公園は野生動物の宝庫です。またこのクロヒョウが生きている間にこの難しいツアーを作りたいとは思っています。
タグ: インド, ナガラホール国立公園, ネコ科, ヒョウ, 南アジア
ナガラホール国立公園のアジアゾウ。巨大な象牙をもつ。スリランカでは牙のあるゾウはオスのうち15パーセントくらいと聞いたことがあるが、インド南部のナガラホールでは多くのオスゾウが象牙をもち、同時に巨大になる。ゾウゲのために乱獲されるためアフリカでも大きな象牙をもつゾウを見ることは少なくなってしまった。残ってほしいと願う。またナガラホール国立公園は今 世界で唯一狙って見られる可能性のあるクロヒョウがいるところでもある。この写真が載るころにはちょうどクロヒョウを探しているはず。売り出す前にお客様が集まってしまったツアーでもある。そのクロヒョウがまだ生きているようであれば11月にもまたツアーを作るかもしれない。
タグ: インド, ゾウ, ナガラホール国立公園, 南アジア
12月6日~13日までアメリカのイエローストーン国立公園でオオカミを探し、戌年の最後にオオカミの写真をと思っていたのだが、近くでは見れず、9月のパンタナールで撮影したカニクイイヌの写真を載せることにした。 カニクイイヌは野生のイヌ科の中でヤブイヌと共に和名にイヌがあるが英名ではCrab-eating foxとキツネになっている。南米に広く生息し、南米では場所にもよるが、最もみやすいイヌ科である。野生動物ツアーの添乗を始めてからちょうど2年になる。研究者目指し、人に接するのを苦手としていた人間が世界の野生動物に会いたいということからするにいたったサービス業。多くの迷惑をかけながら、気も使えないながら皆様に助けられてなんとか2年。この写真が載るときにはヒマラヤでユキヒョウを探しているはずだが、感謝しながら来年を迎えたい。