198 タテガミオオカミ Maned wolf

2018年に挑戦したが見ることのできなかったタテガミオオカミを2022年のツアーでエマス国立公園にて観察することができました。小型哺乳類、昆虫、果実を主食としている。タテガミオオカミ属に分類される食肉類。本種のみでタテガミオオカミ属を構成する。

 

 

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196 ライオン Lion

アフリカで人を最も殺している哺乳類はカバだ。カバが臆病でパニックになりやすく、しかも体重3tもありながら時速60kmで走ることができるという。3トントラックに時速60kmにてぶつかられた衝撃をはいくらライオンでも無傷ではなく、カバがライオンの食事のメニューになることはほとんどない。
しかし、今回行ったルアハ国立公園のロッジの近くのライオンの群れ(プライド)はこのところカバばかり襲っているという。ルアハに到着した日の朝にまた1頭の大きな雄のカバが犠牲となった。その死体は喉ではなく頭蓋骨の上の方が噛まれて損傷し、頭蓋骨をかみ砕いて殺すジャガーのような狩りの仕方であった。背中に飛び乗り、噛みくだく急所をそのライオンのプライドは覚えたのだろう。そのライオンの群れの構成を見て、なぜその群れがカバを襲うようになったのか想像できた。
ライオンといえばメスが狩ると思われたりしている。また2~3頭の雄とたくさんのメスの群れとも思われていることが多い。でもそれは必ずしも正しいとはいえない。ライオンの雄は体重が重くメスより足は速くない。そのためトピ、ハーティビースト、ヌー、インパラといった足の速い動物ならばメスの方が狩りに適している。しかし、バッファローなどの大きく強い動物ならば力のある雄の方が狩りにむいている。
またライオンの雄は生まれた群れを離れ、狩りをしながら生き延び、成長したら他の群れの雄を追い出して新しいプライドを作る。その群れをはなれるとき、同年代の雄は一緒に出て行くことが多い。たとえば5匹の子供が生まれ、その5匹が全て雄である確率は2の5乗分の1の確率しかなく、それが全て群れを離れるまで死なずに生きられる可能性を考えればさらに少なくなる。しかし、それでも時に5匹以上の雄のグループができ、その雄の群れが3頭のメスしかいないプライドを乗っ取ったとき、ライオンでも逆ハーレム型の群れができる。つまり、カバを襲っていた群れはまだ鬣が生えきらぬ同年代の5頭の雄と雌3頭の群れで、おそらく乗っ取ったのが最近でまだ子供はいない群れだった。
雄5頭ではインパラの大きさの獲物では十分にお腹を満たすことができないだろう。インパラはたくさんいる場所であったが、それでは足らず、バッファローが水不足で移動してしまい大きな獲物がなくなったとき、オスライオン5頭という戦力でカバを襲い、そしてカバを殺す方法を覚えたのではないだろうか?そして4夜でカバは骨と皮だけになり、ハゲワシの食べ物となった。
久しぶりに日本の出発も帰国もほとんど満席の飛行機だった。

 

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194 ハイイロスレンダーロリス Grey Slender Loris

スリランカには2種類のスレンダーロリスがいる。このハイイロスレンダーロリスとアカスレンダーロリスである。夜行性で目お大きさが印象的だ。シギリヤのホテルの敷地内で観察が可能だ。

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190 マントホエザル Mantled Howler

中米に広く生息するホエザル。 中南米ではこのホエザルの仲間、東南アジアではテナガザルの鳴き声が聞こえると、その地にやってきたなという実感とこれから出会う野生動物のことでワクワクする。

ホエザルはクモザルやウーリーモンキー、オマキザルなどとともに新世界に生息する。ホエザルだけで12種いる。まだ見ていない種ばかりだ。

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188 ニホンカモシカ(白変種) Japanese Serow

 

シシ神さま

黒か白かと言われれば黒だ。犯罪を犯したわけではない。色素が欠乏したアルビノや白変種は遺伝的な欠乏した状態で生まれるが、人間に神様の使いなどとして扱われ、シロヘビなど地域的に白い個体がよく生まれる場所などがある。一方、黒は欠乏ではなく平均よりもメラニン色素が多いことで生まれる。
白は目立ち、捕食者や外敵から狙われやすいが、黒は生まれた場所によっては有利に働くこともある。熱帯雨林などの環境ではクロヒョウの生まれる率は開けたサバンナよりも高く、黒いことで闇に隠れ、不利な状態ではなくなることもある。動物園などにいるホワイトタイガーなどはどうも人に作られてしまった気がして、野生が好きな僕としてはシロよりもクロが好みだ。

もちろん一面が雪の銀世界ならシロも有利になる。北極圏には白いオオカミがいるしティンババディ周辺で時々生まれる白いライオンは氷河時代の遺伝子が残っているのではないかとも言われる。

ニホンカモシカの色は四国や関東周辺のクロっぽいものから、下北半島にまでいけばだいぶ白くなる。もともと雪も多い日本である。今日、探してきたこの白いカモシカはそういうカモシカの歴史の中にあった遺伝子の発現なのだろうか?

なかなかに美しかった。時間のとれるときは追ってみようかな。

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185 クロサイ Black Rhinoceros

セレンゲティ国立公園の面積は四国ほど。そこにクロサイは30頭しか生息しない。ンゴロンゴロには9頭のクロサイがいるので合わせても50頭にならない。そんねセレンゲティでクロサイに出会えるならとても幸運だ。

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182 サーバル  Serval

  サファリツアーにタンザニアへ行ってきました。動物のサイティングは信じられないくらい良かったです。 東アフリカで会ったことのなかったカラカルが2回、セレンゲティでクロサイ、チーターがヌーの大人を狩り、サーバルの良いサイティングが2回もありました。コロナの影響でセレンゲティのサファリカーはいつもの半分くらいで、プライベート感もあるサファリでした。

帰りの抗原検査の待ち時間や、書類、PCR検査など、まだコロナによる影響を受けなければなりませんが、日本での隔離期間も短くなり海外旅行が通常にできる日は近いはずです。

 

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181 ツキノワグマ Asian Black Bear

ニュースなどでクマの恐ろしさが強調された放送がされる度に、アメリカのヨセミテ国立公園のことを思う。ハイキングコースを歩いていれば、普通に日本のツキノワグマよりひとまわりは大きなアメリカクロクマにでくわす。ハイキングルートから10mのところで餌を食べていたりする。
 そこをハイカー達はクマを少し見てとまったりはするが、普通に歩いて通り過ぎる。クマも人もこわがったりはしていない。。。人もクマがいる自然の豊かさを享受していた。
 クマが人間は恐いものではないと信じる。そして、人間もこわがらず、クマを尊重し、クマに間接的にでも餌を与えてクマが人に興味をもつようなものを排除する。もちろん駆除、狩猟をしない。徹底的なゴミや食べ物の管理。クマが飢えないだけの十分な餌が自然に存在すれば、クマと人間が危害を加えないでお互いの存在を尊重できる関係が生まれる場所ができるのだろう。
 狩猟されてるクマにとって人間は恐ろしいものであるから、日本の森で僕が出会ったツキノワグマたちは か弱い僕を見て、一目散に逃げていくことがほとんどだ。しかし、日本にも長いこと人に狙われず、人が近くにいて、人を気にせずにい自然にふるまうクマがいる場所はあるにはある。。
 このコロナで海外にツアーできないときに、ツキノワグマを見せることも考えてはいるが ではそれをツアーにするかというと、その場所が世の中に広がって多くの人が押し寄せてしまい、結果的にゴミなどにクマが惹きつけられることによって、人間とのトラブルが生じ、撃たれてしまう、またはけが人がでるといったことを助長しないか。それでも仕事をしていかなければ僕も生きれないし。コロナでツアーが可能なのか。など、いろんなことを思ってしまうのである。

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180 ジェレヌク Gerenuku

東アフリカの乾燥地域に生息します。ほっそりとした身体で、後肢2本で立って藪の高い場所の葉を食べることがあります。サンブル国立公園で撮影しました。細くて華奢に見えるときもありますが、よく見ると筋肉が発達しているのがわかります。

 

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178 フサミミオリックス Fridge-eared Oryx

あけましておめでとうございます。2022年は海外へのツアーにもう少し行きやすくなることを願っています。

最近はベイサオリックスと分けて単独の種と扱うことが多くなりました。前の投稿のベイサオリックスと比べてみると分かりますが、耳に毛の房があります。ケニア南部に生息し、東ツアボ国立公園、西ツアボ国立公、タランギーレ国立公園などで観察することができます。写真は西ツアボ国立公園です。

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