タグ別アーカイブ: Wildlife of Hokkaido

(動画)キタキツネ恋の季節!(弟子屈、北海道)

キタキツネの求愛 courtship of Ezo red fox Wildlife of Japan 北海道の野生動物

2021年の冬の道東撮影ツアーのレポートです。旅も後半、弟子屈で滞在した鱒やさんの庭に現れたキタキツネ。キタキツネは1月下旬から3月下旬が交尾期で、出産は3月下旬から5月上旬です。訪れた2月半ばはまさにその真っ最中。2頭が不思議な動きをしていたので観察していたら、求愛行動が見られ、そして交尾。4月には鱒やさんの庭でキタキツネの赤ちゃんが見られるかもですね!

雪の林の中で見たキタキツネ2頭の求愛は、本当に美しいものでした。

Mating of Ezo red foxes キタキツネの交尾|西遊旅行

Video & photo : Mariko SAWADA

Observation : Feb 2021, 弟子屈、北海道

Special Thanks : 「鱒や」さま

 

飛翔、オオワシとオジロワシ(羅臼、北海道)

羅臼 流氷クルーズ オオワシ オジロワシ Rausu Drift Ice Cruise Steller's Sea Eagle (3) Wildlife of Hokkaido

冬の道東撮影ツアーのレポートです。羅臼の流氷クルーズ、今回は沖に流氷がなく、逆に漁港内に流氷が入り込んだためそこで撮影クルーズが行われました。

しかし、背景に建造物を入れずに撮るのは難しい・・・。前半は氷を入れて撮ってみて、後半は飛んでるオオワシ、オジロワシにロックオン。船のスタッフの方も、上手に魚を投げてくださいました。

羅臼 流氷クルーズ オオワシ オジロワシ Rausu Drift Ice Cruise Steller's Sea Eagle (2) Wildlife of Hokkaido

船にめがけて飛んでくるオオワシ。

羅臼 流氷クルーズ オオワシ オジロワシ Rausu Drift Ice Cruise Steller's Sea Eagle (11) Wildlife of Hokkaido

奪い合いの開始です。

羅臼 流氷クルーズ オオワシ オジロワシ Rausu Drift Ice Cruise Steller's Sea Eagle (9) Wildlife of Hokkaido

海や氷に落ちた魚を取るより、横取りの方がリスクが低いのでしょうか。

羅臼 流氷クルーズ オオワシ オジロワシ Rausu Drift Ice Cruise Steller's Sea Eagle (8) Wildlife of Hokkaido

争っています。

羅臼 流氷クルーズ オオワシ オジロワシ Rausu Drift Ice Cruise Steller's Sea Eagle (7) Wildlife of Hokkaido

魚が飛んで行ってしまいました。

羅臼 流氷クルーズ オオワシ オジロワシ Rausu Drift Ice Cruise Steller's Sea Eagle (5) Wildlife of Hokkaido

オジロワシの方が少し大人しい目?バトルはどちらかというとオオワシの方が多かったかもしれません(この日の朝の印象だけです)。

漁港内という場所の撮影ではありましたが(クルーズとは言えないですね)、天候に恵まれ羅臼の空を舞う、美しい海鷲の姿を見れた朝でした。

 

Photo & text : Mariko SAWADA

Observation : Feb 2021, 羅臼、北海道

Special Thanks : ゴジラ岩観光のみなさま

(動画)エゾアカネズミを食べるエゾフクロウ(鶴居村、北海道) 

エゾフクロウ Ural owl Wildlife of Hokkaido (3)

2021年の冬の道東シーズンのレポートです。「今年はフクロウがあまり洞(うろ)に入ってないんだよね」と言われ、ポイントとなる木を見に行きましたが、確かにいない。でも安定して洞にいてくれる、鶴居村どさんこ牧場の近くのエゾフクロウに癒されました。2羽同時に見ることはかないませんでしたが、エゾアカネズミを持っていました。エゾアカネズミは、アカネズミの北海道に生息する亜種A. s. ainu。そしてアカネズミは日本の固有種です!

Ural Owl(エゾフクロウ)|西遊旅行

この後、まだ食べずに洞の中にエゾアカネズミを置いて、こちらを見ていました。

 

Video & text : Mariko SAWADA

Observation : Feb 2021, 鶴居村、北海道

Special Thanks : Hobby’s World 吉成才丈さま

冬の野付半島 雨氷とキタキツネ

キタキツネ Ezo Red Fox 野付半島 (2)

2月、雨氷(うひょう)現象がおこった野付半島。雨氷は0度以下でも凍らない雨が、木などの物体に付着することをきっかけに凍って形成される固く透明な氷のこと。晴れた日の雨氷は陽に輝き、それはそれは美しいものでした。

キタキツネ Ezo Red Fox 野付半島 (4)

野付半島はキタキツネと出会いやすい場所。ちょっと人に慣れすぎな感じの子もいます。

キタキツネ Ezo Red Fox 野付半島 (5)

雨氷のついた草にオシッコ

キタキツネ Ezo Red Fox 野付半島 (1)

雪原にたたずむキタキツネ

雨氷 野付半島 サンセット (2)

この日は快晴で、雨氷のついた木々、冬の湿原はどこまでも美しく、夕焼けまで野付半島で待ちました。

雨氷 野付半島 サンセット (4)

夕方の陽に輝く雨氷のついた木々

雨氷 野付半島 サンセット (5)

空が真っ赤になりました。

雨氷 野付半島 サンセット (6)

野付半島の落日。雨氷で何もかもが美しく、素晴らしい一日でした。

 

Photo & Text : Mariko SAWADA

Observation : Feb 2016 , 野付半島 – 北海道

 

冬の野付半島 雨氷とエゾシカ

雨氷 野付半島 Ezo Sika Deer (4)

2月、雨氷(うひょう)現象がおこった野付半島。雨氷は0度以下でも凍らない雨が、木などの物体に付着することをきっかけに凍って形成される固く透明な氷のこと。晴れた日の雨氷は陽に輝き、それはそれは美しいものでした。

雨氷 野付半島 (1)

枝についた雨氷

雨氷 野付半島 (3)

アートの域です。

雨氷 野付半島 サンセット (1)

雨氷に覆われた木々。

雨氷 野付半島 Ezo Sika Deer (3)

オスのエゾシカくんです。

雨氷 野付半島 Ezo Sika Deer (1)

冬のエゾシカはもこもこしています。特に白いお尻がかわいい。

雨氷 野付半島 Ezo Sika Deer (2)

雨氷に覆われた野付半島のエゾシカの群れ。

エゾシカ 野付半島

日が落ちてから雪原に現れたエゾシカのオスの群れ。この日は夕焼けの美しい日で、暗くなるまで野付半島で観察しました。

 

Photo & Text : Mariko SAWADA

Observation : Feb 2016 , Notsuke Peninsula, Hokkaido, 野付半島 – 北海道

 

冬の道東 雪裡川のねぐらへ帰るタンチョウ(鶴居村)

ねぐらへ向かうタンチョウ Red-crowned Crane (2)

2月の鶴居村のタンチョウです。鶴たちは夕方、凍らない”雪裡川”のねぐらへと帰っていきます。連なって夕方の空を飛ぶタンチョウの美しいこと・・・。

ねぐらへ向かうタンチョウ Red-crowned Crane (7)

夏の間は湿原に縄張りを持って夫婦(家族)単位で暮らすタンチョウですが、冬は一緒に餌を食べ、一緒に空を飛びます。高台への道から雪裡川へと帰っていくタンチョウの姿を待ちました。

ねぐらへ向かうタンチョウ Red-crowned Crane (6)

ねぐらへ向かうタンチョウ

ねぐらへ向かうタンチョウ Red-crowned Crane (10)

夕日の中を飛んでいきます。

オオハクチョウ

タンチョウを待っていたらオオハクチョウも飛んできました!

ねぐらへ向かうタンチョウ Red-crowned Crane (14)

空が暗くなり始め、気温もずいぶん下がりました。

ねぐらへ向かうタンチョウ Red-crowned Crane (13)

夕焼けの中を飛ぶタンチョウを、日没まで見送りました。

 

Photo & Text : Mariko SAWADA 澤田真理子

Observation : Feb 2016 , 鶴居村 – 北海道

Reference : 北海道野鳥ハンディガイド(北海道新聞社)、Faura No.26特集タンチョウ

 

冬の道東 エゾフクロウ Ural Owl

エゾフクロウ Ural Owl (2)

2月に道東の鶴居村・標茶町を訪問したときに観察したエゾフクロウ(フクロウの亜種)です。冬のねぐらにしている木にいました。

フクロウ Ural Owlはスカンジナビアから東アジアにかけての広大な地域に分布するフクロウで、アジアでは中国の東北部、北朝鮮、サハリン、そして日本では北海道から九州にかけて分布するそうです。

エゾフクロウ Ural Owl (1)

北海道の亜種エゾフクロウは、フクロウの中でも最も白っぽい羽色をしています。

エゾフクロウ Ural Owl (3)

森の中の止まり木にいたエゾフクロウの夫婦。ねぐらにいなかったので探していたら、真後ろの木の上にいました。時々薄目を開けてこちらを見ているようです。ふくろうは雄と雌の見分けがつきにくいのですが、メスの方が少し大きいことが多いです。

エゾフクロウ Ural Owl (4)

ハート型の顔盤がかわいい、エゾフクロウです。夏に同じ場所へ行きましたがいませんでした。

 

Photo & Text : Mariko SAWADA

Observation : Feb 2016 , 鶴居村、標茶町 – 北海道

Reference : 北海道野鳥ハンディガイド(北海道新聞社)、Faura No.26特集タンチョウ、Helm Field Guides “Bird of East Asia”

 

道東の冬 タンチョウ・オオハクチョウ・エゾフクロウ(鶴居村・標茶町)

タンチョウ Red-crowned Crane 釧路湿原 (7)

2月半ばに訪れた道東の鶴居村、標茶町で出会ったワイルドライフの記録です。

2月の鶴居村はたくさんの観光客(特に中国の団体客がすごいですね!)でにぎわいます。その目的はタンチョウ。大きなレンズで撮影する、その先にあるのは本当に美しいタンチョウの姿。早朝の音羽橋に始まり、給餌場、阿寒国際ツルセンターの給餌タイム、そして夕方の飛翔ポイントまでタンチョウのあらゆる姿を楽しむことができます。

タンチョウ Red-crowned Crane 釧路湿原 (6)

とうもろこし畑にたくさんのタンチョウが来ていました。給餌による保護が実り、1400羽を越えるようになったタンチョウ。タンチョウは漢字で「丹頂」と書きます。「頭=頂」が「赤い=丹」という意味で、英語名も Red-crowned Crane。

タンチョウ Red-crowned Crane 釧路湿原 (8)

タンチョウの親子が飛んできました。

オオハクチョウWhooper Swan 1

タンチョウだけでなくオオハクチョウ Whooper Swan の親子も畑にやってきました。

オオハクチョウ Whooper Swan 2

オオハクチョウの親子の飛翔

鶴居村から標茶町にかけての森ではエゾシカやキタキツネたち、野鳥と出会うチャンスも。

アカゲラ Great Spotted Woodpecker

アカゲラ Great Spotted Woodpecker

エゾシカ Ezo sika deer

林の向こうからこちらを見ていたエゾシカ Ezo sika Deer

エゾフクロウ Ural Owl 釧路湿原

冬の方が観察しやすいエゾフクロウ Ural Owl

キタキツネ Ezo red fox

雪原を走っていたキタキツネ Ezo Red Fox。 冬のキタキツネはモコモコしてとてもかわいいです。(夏もかわいいですが)

 

Photo & Text : Mariko SAWADA 澤田真理子

Observation : Feb 2016 , 鶴居村、標茶町 – 北海道