極東ロシアのウランゲリ島とヘラルド島は世界で最もDEN(ホッキョククマの巣)の密度が高く、世界最大の繁殖地、「ホッキョクグマのゆりかご」と呼ばれている島です。
ここではホッキョクグマたちは海に氷がある間はギリギリまで氷の上にいて、溶けてしまうとウランゲリ島やヘラルド島へ上陸してきます。氷がないとアザラシが捕食しにくいため、陸上にある「食べられるもの」を探して、再び海が氷に覆われるのを待ちます。
8月下旬のウランゲリ島、赤くそまるツンドラを歩くホッキョクグマ
なんとも健康そうなホッキョクグマの兄弟。
ちょっと威嚇気味か、まるまるしています。太ったホッキョクグマを見ると幸せです。
こちらは3兄弟?それとも子供大きな親子か。
人間を見ると、こわいのか海へ入っていきます。
続いて3兄弟も海へ
泳ぐ3兄弟。ホッキョクグマは泳ぐのが大変上手で、もともと「海の生き物」。学名は Ursus maritimus で、文字通り「海熊」。
立ち泳ぎ中?
疲れたのか、海から出てくる子、海から私たちの様子を伺っている子も。
ウランゲリ島西部、Dream Headと飛ばれる海岸には30頭を数えるホッキョクマが観察されました。
Photo & Text : Mariko SAWADA 澤田真理子
Observation : Aug 2015 , Dream Head, Wrangel Island – Russian Far east