スピッツベルゲンのアゴヒゲアザラシの「求愛の歌」の話です。
アゴヒゲアザラシは5月初めに赤ちゃんが誕生。子どもは生まれて数時間で氷の海で泳ぐ初め、その後およそ3週間を母親が子育て。1日に乳脂肪50%の8リットルのミルクを飲み、1日3.3キロづつ体重を増やし、3週間後には母親を離れ自分でえさを探すようになります。
アゴヒゲアザラシの子ども。赤ちゃんにはくっきりした黒いマスクのような模様があります。
そして離乳が終わると、繁殖シーズンです。6~7月はアゴヒゲアザラシのオスが、メスをひきつけるために水中で歌を歌いこど。
ツアー中の夜、スメーレンバーグフィヨルドで停泊している時に船の発電を止め、波の音、氷の音だけが聞こえる時間を作りました。
白夜の夜、聞こえてきました・・・不思議な、海の妖精の声かと思うような「歌」。
とっさにiphoneで録音しました。精度は悪いですが、下記のビデオクリップの後半に入れてますので聞いてみてください。雑音がひどいですが、よく聞いていただくと「アゴヒゲアザラシの歌」が聞こえるはずです。
>アゴヒゲアザラシ -1 アゴヒゲアザラシ-2 はこちら
Photo & Text :Mariko SAWADA 澤田真理子
Observation : Jun 2017, Hamilton Bay, Smeerenburgfjorden, Spitsbergen, Svalbard, Norway
Reference : Birds and Mammals of Svalbard (Norwegian Polar Institute Handbook), Lecture from Agnès Brenière
Special Thanks to Samuel Blanc, Agnès Brenière and team of Polaris Ⅰ
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