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水中のウミガラス Snorkeling with Guillemot ! (ノルウェー)

水中のウミガラス Snorkeling with Guillemot (4)

ノルウェー最北東、フィヨルドにある町ヴァードー Vardo。ここからボートで10分ほど移動したところにHornoya Bird Islandという、海鳥の繁殖地があります。

ここで最近始まった鳥好きのためのアクティビティが「水中のウミガラス」を見るシュノーケリング。「3月の北極海で?」と耳を疑いましたが、どうも本気のようでやってみることになりました。

海もおだやかで太陽も出た暖かい日、それでも外気温マイナス6度、水温2~3度。暖かいインナー、ホッカイロを仕込みドライスーツを着用、そしてその上からさらに防寒着を着て動きづらい格好でボートへ。

水中のウミガラス Snorkeling with Guillemot (6)

鳥島のそばまで行き、ウミガラスたちの多い場所で海に入りました。水温2~3度で手指がいつまで耐えれるのか、本当に心配でした。

水中のウミガラス Snorkeling with Guillemot (5)

顔をつけると、いましたウミガラスたち!

水中のウミガラス Snorkeling with Guillemot (3)

水中では翼をせっせと動かし前進していました。

水中のウミガラス Snorkeling with Guillemot (2)

勢いよく飛び込んでくると、気泡だらけに。

水中のウミガラス Snorkeling with Guillemot (1)

この地域のウミガラスに特徴的な目の周りの白いライン(Bridled Guillemot)もくっきりと。

水中のウミガラス Snorkeling with Guillemot (7)

寒くて長く入っていられないのは大変残念でしたが、水中のウミガラスの様子を見れたことは大変貴重な体験です。ちなみに、夏でも水温はそんなに高くはならないそうで、逆に透明度が悪くなるため、この時期はお勧めなのだとのことでした。

Photo & Text :Mariko SAWADA 澤田真理子

Observation : Mar 2017, Hornoya Bird Island, Vardo, Norway

Reference : Birds of Europe – Princeton Field Guides

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海上のウミガラス Common Guillemot (ノルウェー)

ウミガラス Common Guillemot Norway Vardo Hornoya (12)

ノルウェー最北東、フィヨルドにある町ヴァードー Vardo。ここからボートで10分ほど移動したところにHornoya Bird Islandという、海鳥の繁殖地があります。

冬の間を海で過ごしたウミガラスやパフィンが繁殖地に到着した3月半ばに訪問しました。冬羽の個体がいたり、鳥たちが雪の上にいる写真が撮れることから大好きな人にはたまらない季節です。

ウミガラス Common Guillemot Norway Vardo Hornoya (23)

島の断崖はウミガラス、ハシブトウミガラス、オオハシウミガラス、そしてミツユビカモメで埋め尽くされていました。その周囲の海にもぷかぷか浮いています。

ウミガラス Common Guillemot Norway Vardo Hornoya (10)

冬羽の特徴が残ってる子がいます。

ウミガラス Common Guillemot Norway Vardo Hornoya (13)

そばに飛んできました!

ウミガラス Common Guillemot Norway Vardo Hornoya (14)

ボートが近づくと飛び立ちます。

ウミガラス Common Guillemot Norway Vardo Hornoya (16)

ヴァードーから鳥島へのボートの上からもさっそくたくさんの海鳥に囲まれます。

Photo & Text :Mariko SAWADA 澤田真理子

Observation : Mar 2017, Hornoya Bird Island, Vardo, Norway

Reference : Birds of Europe – Princeton Field Guides

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ウミガラスの大繁殖地 Guillemot Colony ノルウェー北極海の鳥島へ

ウミガラス Common Guillemot Norway Vardo Hornoya (19)

ノルウェー最北東の町ヴァードーにある鳥島 Hornoya Bird Island、繁殖地のウミガラス Common Guillemot です。

冬の間海で過ごしたウミガラスたちが3月、島へと戻ってきました。毎年同じ場所へ戻ってくるそうですが、その争いは熾烈で、夏が終わって最後にこの繁殖地を去るギリギリまで「自分の場所」を誇示するのだそうです。繁殖地に来たウミガラスたちもまだ冬羽の特徴を残している固体もたくさんいました。

大西洋側北極海のウミガラスの特徴に、目の周りの白い模様があります。

Bridled Guillemot

この模様のあるウミガラスをBridled Guillemotと呼ぶのですが、日本語では難しく、「馬勒をつけたウミガラス」とでも言うのでしょうか。ウミガラスのうちの数パーセントの固体にこの目の周りの白いリングとラインが表れ、この出現率は北へ行くほど高くなるのだそうです。

これは亜種などではなく同じ種の中に現れます。ある資料によると、似た特徴を持つハシブトウミガラスがいる混み合ったコロニーで、ウミガラスが認識するために発達したのではないかという説があります。

ハシブトウミガラス コリューチン島

こちらはハシブトウミガラス Brunnich’s Guillemotです。口元の白いライン、首もとの模様がウミガラスと異なります。

ウミガラス Common Guillemot Norway Vardo Hornoya (6)

混み合ったコロニー・・・ウミガラスとハシブトウミガラスを見分けるのは確かに容易ではありません。

ウミガラス Common Guillemot Norway Vardo Hornoya (18)

このグループはほとんど白いリングがあります。

ウミガラス Common Guillemot Norway Vardo Hornoya (9)

空飛ぶBridled Guillemot 。

ウミガラス Common Guillemot Norway Vardo Hornoya (8)

ウミガラスはこの角度で見るのが本当にかわいらしいです。

ウミガラス Common Guillemot Norway Vardo Hornoya (20)

こちらは繁殖中。

ウミガラス Common Guillemot Norway Vardo Hornoya (11)

海岸のウミガラスたち。後ろには繁殖期初期にみられる冠羽をつけたヨーロッパヒメウ European Shag。

ウミガラス Common Guillemot Norway Vardo Hornoya (22)

海鳥たちの楽園、あっという間に時間がすぎる島です。

Photo & Text :Mariko SAWADA 澤田真理子

Observation : Mar 2017, Hornoya Bird Island, Vardo, Norway

Reference : Birds of Europe – Princeton Field Guides, Wikipedia(EN)

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