パキスタンのユキヒョウ「ローリー Lolly」の話です。(この記事のユキヒョウの写真は野性の状態のものではありません)
前に一度ご紹介したユキヒョウのローリーが、2016年の冬にスストのチェックポストからナルタル谷へと移動しました。より大きな施設に移動したそうですが、クンジェラーブ国立公園の環境とは異なる場所への移動です。
初めて2月の北部パキスタンへ。フンザ付近から始まる高峰群は雪をかぶってとても美しいものでした。そしてナルタル谷へ。
ナルタルは豪雪地帯で、スキー場があることでも知られています。ギルギットから近いのですが4WDで行かなくてはなりません。
ナルタルに到着です。さっそくローリーのいるところへ行ってみました。スキー場側へ行き、そこから雪の山道を歩いて10分ほどの山の斜面に施設がありました。
ローリーがいません。番をしている人に聞いたところ、最近までナルタルのさらに奥の施設にいたけど雪が深くなり、通って肉をあげるのが大変になったので村に近いこの場所へ移したとのこと。この新居では雪のくぼみに入り込んで寝ているので今は見えないので待ちなさい、と。
雪のくぼみからローリーが顔を出しました。
ローリー、もう4歳くらいのはず。
起きて歩き始めました。
すぐに後ろを向いて逆方向に歩き始めました。追いかけて柵の周りを歩くも、雪が深いし山の斜面なので大変です。
ようやくローリーが見えるところに到着。
頭、ぷるぷる。
つめとぎ。
新雪の上を歩くローリー。ユキヒョウの後姿、・・たまりません。
Photo & Text : Mariko SAWADA 澤田真理子
Observation : Feb 2017, Captive condition at Naltar Valley, Pakistan
Reference : Local staff of SLF at Naltar Valley