ヨウガンカモメ(イワカモメ) Lava Gull はガラパゴス諸島の固有種であり、「世界で最も数が少ないカモメ」と言われています。その数、およそ200ペア。
ほかの島でも見かけましたが、ヘノベサ島では近くで観察することができました。が、ほかの鳥と違いペアでの行動は見られずいつも「1羽」でした。今回、2羽見たのですが、異なる2羽なのかもしかしたら同じ個体を見たのかはわかりません。
潮が満ちてくる海岸にいたヨウガンカモメ。
他の鳥に比べると距離がつめにくいヨウガンカモメですが、近くにきてくれました!
目の周りは濃い赤色の縁取りがあり、上下に白い模様が。その名の通り溶岩の色をした、周りの岩場の景色に溶け込むカモメです。
Photo & Text :Mariko SAWADA
Observation : April 2019, Darwin Bay – Genovesa Island, Galapagos Islands, Ecuador
Reference : Angelito Ⅱ & Maja Homberger, Tomo Akiyama 秋山知伸
参考図書:「ガラパゴス博物学」- 孤島に生まれた進化の楽園(写真・文:藤原幸一氏)