ニュージーランド亜南極の島、キャンベル島のミナミシロアホウドリ です。ワタリアホウドリについで2番目に大きなアホウドリとされ、翼長は3m。19世紀末から20世紀初めに個体数が減りましたが現在は回復の傾向にあるそうです。
ガイド氏によるとキャンベル島には現在8,200-8,600ペアが繁殖しているそうです。
ボードウォークで30分ほど登ると景色が開けて、ちょうどアホウドリの離発着に良い斜面が出てきます。古い火山活動にが見られるキャンベル島、山の上の方はイネ科の植物の草原に覆われています。
ミナミシロアホウドリは日中は海に出かけていますが、夕方になるとこの草原に着地し、あちこちでグループを作って「鳴き交わし」をしています。
▼ミナミシロアホウドリ-3
シロアホウドリの若鳥です!
さらに海岸沿いのボードウォークではペンギンの子供たちもいました!!
オウサマペンギンKing Penguin の幼鳥。オウサマペンギンは成長が遅く、巣立ちは生まれて1年後とのこと。この個体は去年生まれた子なのですね。巣立ちできる雛は半分以下というオウサマペンギン、立派に育ってほしいものです。
そしてなんと森の中にはキンメペンギンのヒナが・・・。まさにモフモフです。
キンメペンギンYellow-eyed Penguinはニュージーランドのオタゴ半島、オークランド諸島、そしてキャンベル島にのみ繁殖する固有種。
これはラッキーでした、集団繁殖地を作らないペンギンで、雛をみることは容易でないとガイドさんから聞いていました。本当に本当にかわいらしいキンメペンギンの雛でした。
Photo & Video, Text : Mariko SAWADA 澤田真理子
Observation : Campbell Islands, Jan 2018, New Zealand
Reference : Heritage Expedition
Special Thanks : Kazuya Yamawaki さん(ミナミシロアホウドリの若鳥のお写真提供)
★南極海のガラパゴスへ! ニュージーランド亜南極ワイルドライフクルーズ
(スネアーズ諸島、オークランド諸島、キャンベル島、マッコーリー島)海鳥好きのためのコースです!