春のユキヒョウ・エクスぺディションも残り2日となった日の朝の出来事です。クンジュラブ国立公園を走行中、至近距離でユキヒョウを発見。母と子供2頭、計3頭のユキヒョウがアイベックスを食べていました。
もちろんユキヒョウの親子は我々を見て驚いて、崖を登っていきます。時間にして3分くらいでしょうか、誰もが息をのみ、シャッター音だけが響き渡りました。
Snow leopards sighted from the Karakoram highway
親子が視界から消えた後、角度を変えてこの親子を探し、この日は一日彼らを追うことにしました。
親子が食べ残したアイベックス。夕方、確実にここに戻ってきます。
目立たないところからユキヒョウを観察。
日中のユキヒョウの様子動画です。獲物から遠くないところにいなくてはならないし、いい日陰はないし・・・日が当たるようになると何度も移動していました。ずっと寝ているわけではありませんでした。
Snow leopards during the daytime
そしてお待ちかねの夕方です。お母さんユキヒョウが動き出しました。
Snow leopard at dusk
暗くなって見えるギリギリまで観察し、その場を去りました。2頭の子供たちは崖の上から様子をうかがっていました。
翌朝、アイベックスは見事なまでに「完食」されていました。
Videography & text :Mariko SAWADA
Observation : April 2021, Khunejrab National Park, Gilgit-Baltistan
Special Thanks : Hussain Ali Khan & Abul Khan, Khunjerab National Park