11月のオマーンの海岸で出会ったウミガメの記録です。
インド洋に面したオマーンの海岸にはウミガメが産卵のために上陸することで知られています。世界に存在する7種のウミガメのうち4種 ( Hawksbill Sea Turtle タイマイ、Green Sea Turtle アオウミガメ、Loggerhead Sea Turtle アカウミガメ、Olive Ridley Sea Turtle ヒメウミガメ ) が上陸することで知られています。
★アオウミガメの産卵 Green Sea Turtle in OMAN の記事はこちら
ラス・アル・ジンのウミガメ保護区は産卵で上陸するカメの数はハイシーズン(夏)に比べ少なくなりますが、代わりにコガメが海に帰っていく様子を見ることができました。クオリティはよくありませんが、アオウミガメの赤ちゃんの動画です。
夜明け前に海へ向かうコガメ
もう少しで海。コガメを狙うかもめたちを一生懸命に追い払う外国人ツーリストも印象的でした。
砂浜に残されたカメの卵の殻
産卵を終えたお母さんウミガメの足跡
海へ帰っていくお母さんウミガメの姿。波が迎えるように打ち寄せ、お母さんウミガメを海へと戻します。この瞬間は本当に感動的です。
オマーンはその海岸が断崖もあれば砂浜のビーチも多く、ウミガメの産卵には絶好の場所となっています。そのため、ラス・アル・ジンの保護区以外でもあちこちでウミガメを見かけることがありました。
美しいオマーンの海岸線、この断崖から泳ぐ3匹のウミガメ発見
泳ぐウミガメ
ジュベル・サムハンの山の景色が美しい、ミルバットの海岸。ススケカモメ Sooty Gullが飛んでいます。ミルバットの漁港でボートに乗っていたら、ウミガメを発見。
この模様、タイマイ Hawksbill Sea Turtleです。
オマーンのウミガメの保護は深刻な問題です。海岸に4WDで乗りつけて、ゴミをおいていく地元ツーリスト、そして漁による網とそのゴミ。海岸で死んでいるウミガメの姿を見たのも事実です。オマーンの美しい海岸と自然を守るよう、国のカリスマ指導者スルタン・カブース国王から国民に伝えてほしいものです。
Photo & Text : Mariko SAWADA 澤田真理子
Video : Chika Murata 村田知香
Observation : Nov 2015, Ras Al Jinz, Hashik, Mirbat – Oman
Reference : Information from Nature Guide of Ras Al Jinz
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