スピッツベルゲン島北部で観察していたホッキョクグマ。海に入って見えなくなったなーと思っていたら、なんとゼニガタアザラシ(Harbor Seal) に接近していました!
ホッキョクグマはアザラシを食べますが、好物はワモンアザラシ(Ringed Seal)、アゴヒゲアザラシ(Beaded Seal)で、浅瀬にいてすばしっこいゼニガタアザラシは狩の成功率も低いのであまり狙いません。でも、夏のこの時期、おなかがすいているのでしょう、不得意な浅い海で狩にチャレンジしようとしていました。
シロクマ、目の前まで近づいたものの、見つかってしまいました。
逃げるゼニガタアザラシ。
驚いたことに、ゼニガタアザラシ、逃げないでそばでホッキョクグマを見ているのです。
余裕の顔を見せるゼニガタアザラシ。捕まらない自信が、あるのでしょうか?
あきらめたホッキョクグマ、上陸です。
Photo & Text :Mariko SAWADA 澤田真理子
Observation : Jun 2017, Virgohamna, Smeernburgfjorden, Spitsbergen, Svalbard, Norway
Reference : Birds and Mammals of Svalbard (Norwegian Polar Institute Handbook), Lecture from Samuel Blanc
Special Thanks to Samuel Blanc, Agnès Brenière and team of Polaris Ⅰ
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