アリューシャン列島で見たザトウクジラのランジフィーディングです。
ランジフィーディングは海中のオキアミや魚の群れに向かって「突進= ランジ lunge」する、「突進飲み込み型採餌」とも訳される独特の採餌方法です。オキアミが海面に上がってきた時にだけ見られる行動です。
船の周りには50頭を越えるザトウクジラが集まっていました。
大きな口を開けて海水ごとバックリとオキアミを採餌するので、喉の畝が膨らんでいます。
あ、目が。
ばっくりと開いたザトウクジラの口。
ザトウクジラのヒゲです。これでオキアミをこしとるのですね。
すぐそばにいるハシボソミズナギドリが口に入ってしまわないか心配でした。ハシボソミズナギドリは海に突っ込まなくっても浮いているだけでオキアミが採れるのでしょう。
拡大してみたらオキアミらしきものが写っています!
アリューシャン列島で見たかった光景の一つがランジフィーディング。トイレも昼食も我慢して見続けたランジフィーディングでした。
港に戻り、ステーキを焼き始めたジマー氏。
ステーキの焼ける匂い、我々のランジフィーディングの時間です。
Photo & Text : Maiko SAWADA
Observation : Jul 2019, Aleutian islands, Alaska, USA
Special Thanks to Jimmer & Alyssa