ベンガルトラよりも見ることが難しい、インドヒョウのサイティングレポートです。ランタンボール国立公園の終日サファリの日中、インドヒョウの親子がキル(殺した獲物)のそばにいるのを見たとの情報。
行って見ると非常に見つけにくいポジションの木陰に、オスのアクシスジカが仕留められていました。チャイロオナガ Rufous-treepie が乗っていました。この鳥は結構な雑食ぶりで新鮮な獲物の肉を食べることが観察されています。
真昼間にヒョウが現れるものなのか疑問に思いながらも、せっかくキルが目の前にあるのでヒョウを待ってみることにしました。ランチタイムだったのでジープの上でチャパティやカレー風味のじゃがいもの「インド弁当」を広げていると、「あー、レオパード!」。
本当に現れました。キルに近づいています。
立ち止まって様子を見ています。残念ながら子どもは連れていませんでした。
キルを少しかじるインドヒョウ。
動かそうと努力しているように見えます。が、このキルはなかなか大きなアクシスジカ。そうこうしているうちに歩き出しました。
水場へ向かっているようです。ガイド氏によるとこのヒョウの向かっている水場は見ることが難しいので追いかけてもムダです、と。日の当たったインドヒョウの美しい模様を最後に見せてくれ、行ってしまいました。
この獲物の肉をついばんでいたチャイロオナガ Rufous treepie はランタンボールではツーリストのそばにやってくる身近な鳥です。お弁当を食べているときは言うまでもなく、カメラマンさんのレンズの上にも堂々と乗っていました。
Photo & Text : Mariko SAWADA
Observation : March 2018, Ranthambore National Park – India
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