ガラパゴス諸島のヘノベサ島はナスカカツオドリの繁殖地。このナスカカツオドリ Nazca Boobyは私が西遊旅行に入社したころはアオツラカツオドリの亜種、ガラパゴスアオツラカツオドリ Galapagos Masked Boobyと呼ばれていましたが現在では別種となりました。
ガラパゴスに暮らす3種のカツオドリの中で1番大きいカツオドリです。
ヘノベサ島のナスカカツオドリの抱卵は8~11月ごろとのことで、訪問した時にはつがいの姿が見られました。このナスカカツオドリ、繁殖において「シブリサイド・雛の兄弟姉妹殺し」が観察される鳥として知られています。
海岸と私たちのすぐそばにいるナスカカツオドリ。
海岸で見送ってくれた、ナスカカツオドリ。泥色の水かきでした。
Photo & Text :Mariko SAWADA
Observation : April 2019, Darwin Bay – Genovesa Island, Galapagos Islands, Ecuador
Reference : Angelito Ⅱ & Maja Homberger, Tomo Akiyama 秋山知伸
参考図書:「ガラパゴス博物学」- 孤島に生まれた進化の楽園(写真・文:藤原幸一氏)