スピッツベルゲンのニシツノメドリAtlantic Puffinです。大西洋の北極圏とその付近にいる鳥で、同じニシツノメドリでもスピッツベルゲンのものはアイスランドや北ノルウェーのものより少し大きめなのだそうです。
ニシツノメドリはスピッツベルゲン島とノルウェー本土の中間にあるビュルネイ島 Bjørnøya (Bear Island) で繁殖していますが、スピッツベルゲン島の北側と西側でも小規模な繁殖地があります。
イートルノルスコヤ Ytre Norskøya にある鳥の断崖での観察です。
ゾディアックを岩場につけて上陸。丘を登ること15分。断崖に巣をつくっているニシツノメドリ、いました。
本当に絶壁にいるニシツノメドリ。
こちらはもう少しコンディションの良さそうな巣。あちこちでラブラブな光景が見られました。
こちらもラブラブです。ニシツノメドリは5月半ばに繁殖地にやってきて、卵を1つ産み、雛を育て、8月下旬には旅立ち、冬は外洋で暮らします。
ニシツノメドリの寿命は30年ほど。厳しい冬、北大西洋のどこで過ごしているのか、はっきりしないのだそうです。
Photo & Text :Mariko SAWADA 澤田真理子
Observation : Jun 2017, Ytre Norskøya, Spitsbergen, Svalbard, Norway
Reference : Birds and Mammals of Svalbard (Norwegian Polar Institute Handbook), Lecture from Samuel Blanc
Special Thanks to Samuel Blanc, Agnès Brenière and team of Polaris Ⅰ
★★なんと船は全員一人部屋★2019年6月16日発★11名様限定のチャータークルーズ★★
初夏のスピッツベルゲン★カメラマンさんにオススメ企画。たっぷり観察&撮影。
北極圏の野生動物・野鳥の観察・撮影をチャーター船で楽しむ10泊11日の究極のワイルドライフクルーズ