6月下旬、検見川浜コアジサシ繁殖地へ行ってきました。コロナ自粛の解けた後の日曜日ということもあり、海岸には多くの「海を楽しむ人々」の姿がありました。その海岸の一画に大きなレンズのカメラマン、双眼鏡をのぞく「鳥を楽しむ人々」の姿が。
ロープを張って人が立ち入らないようにしてある場所がコアジサシ繁殖地です。
卵も雛もとてもカモフラ―ジュで最初は見つけるのに苦労しました。親鳥が餌を運んでくるとようやく見つけられた、という感じでしたが、しばらくすると目が慣れてきて、いたるところに卵や雛が確認できました。
雛と卵2つ。
2羽の雛と卵1つ。
少し大きくなった2羽の雛。
餌をもらう雛。
魚を運ぶ親鳥は必至でしょうが、見ている私たちは完全に幸せモード。観察している人たちから愛情たっぷりのつぶやき(独り言)が聞こえてきます。
孵化して間もない雛と、先輩の雛。
これが東京湾の海岸の出来事であることに驚かされます。身近な、こんな都会の片隅でたくましく繁殖しているコアジサシを見たことは大きな感動でした。
Photo & text : Mariko SAWADA
Observation : end of Jun 2020, 検見川浜 Kemigawahama, 千葉 Chiba, Japan
Special Thanks : Hobby’s World ロッキー松村さま