3月上旬にコシタップ野生動物保護区 Koshi Tappu Wildlife Reserve の公園内森林ウォークで観察した野鳥たちです。
1976年に東ネパールのタライ平原にあるコシ川の氾濫原・湿地帯に作られた保護区。世界のバードウォッチャーに有名な自然保護区で、コシ川の河原、森、湿原、池があり野鳥たちと出会うことができます。保護区にはゲートがあり、中は軍により管理されています。とはいっても、村に隣接し、保護区内なのか村なのかわかりにくいところもあり、途中、村人やコシ川で作業するインドのトラックなどにすれ違います。朝6時から夕方6時まで、たっぷり滞在しました。
保護区のオープンと同時に森を散策。ホッグジカや野生の水牛はあちこちで見かけました。
美しい声が森にひびく、ズグロコウライウグイス Black-hooded Oriole
声は聞こえるのに姿を見ることは難しかった、ハイタカジュウイチ Common Hawk Cuckoo。写真も体の一部しか撮れず。
コモンアカゲラ Fulvous-breasted Woodpecker
ヒメコノハドリ Common Iora
森で散策中に、一番多く出合った鳥が、アオノドゴシキドリ Blue-throated Barbet
インドコサイチョウ Indian Grey Hornbill 最近、コシタップで数が増えているんじゃないかと、地元のガイドさんが言っていました。
インドブッポウソウ Indian Roller
ホッグジカくん Hog Deer アクシスジカに比べて単体での行動が多くシャイなので、写真を撮るのが難しいです。
野生の水牛です。もともとコシッタプ野生動物保護区はこの野生の水牛の保護のために設立されました。足の下の方が白っぽく、4本足で白いソックスをはいているようなのがかわいらしいです。
モモイロサンショウクイ Rosy Minivet
ベニバト Red Collared Dove
カノコバト Spotted Dove 一般なハトですが、首の点々模様がきれいに見えました。他にも キアシアオバト Yellow-footed Green Pigeon、キンバト Emerald Dove、キジバト Oriental Turtle Dove を観察。
早朝、宿泊していたKoshi Tuppu Wildlife Resort の庭で観察した アオバズク Brown Hawk Owl。
そして、この子たちともたくさん出会いました。 モリスズメフクロウ Jungle Owlet です 。
Photo & Text : Mariko SAWADA 澤田真理子
Observation : Mar 2016 Koshi Tappu Wildlife Reserve– Nepal
Reference : Information from Shankar Tiwari, Guide from Koshi Tappu Wildlife Resort, Helm Field Guides “Birds of Indian Subcontinent”, Wikipedia(EN)
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