「働く鳥」、キルギスのイヌワシGolden Eagleです。
キルギスで一度は減った鷹匠ですが、昨今はツーリズムの発展によりリバイバルし、50人ほどに増えているとのこと。キルギスの旅の途中、その”Eagle Hunting Show” を見る機会がありました。
私たちが合った鷹匠はタルガル・ベクさん39歳。タルガル・ベクさんは8歳のころから鷹を扱い始めたベテランです。この時も10歳の子供も一緒に来ており、この子も鷹匠になるべく教育を受けていました。
今回鷹狩りを見せてくれたのはイヌワシ Golden Eagle 1 0歳のメスで名前はトゥマラ。繁殖させているのではなく野生のヒナを巣からつれてくるとのこと。彼の話によると、体の大きなメスのヒナを家につれて帰り、一緒に暮らして育て、訓練します。イヌワシは飼育環境化では40年ほど生きるそうで、通常は20歳位まで鷹狩りに使い、その後は自然に戻すのだそうです。
夏のツーリストシーズンの間は一日に1~2回、観光客向けのショーをし、冬は本当の鷹狩りで狐を捕まえるのだと。
タルガル・ベクさんは、鷹狩りで捕まえる狐は1週間に1匹、銃で一度に何匹も殺す狐狩りをすることに反対をしていました。
鷹匠と道中で待ち合わせをして、車でEagle Hunting Showのできる場所へと案内されます。そして、トゥマラの登場。後部座席にいました。
猛々しく登場したイヌワシのトゥマラ。
トゥマラはこの鷹匠にしかなつかないのだそうです。
トゥマラをつれて見晴らしのいいところへ。
トゥマラが飛びます。
「ショータイム」といってウサギを連れてきたオヤジ。「え???」
トゥマラとタルガル・ベクさん。ウサギを見ています。
ウサギ、ピンチ。本物のウサギを捕まえるショーとは知りませんでした。ウサギ、逃げて!
ツーリスト・シーズンの夏、トゥマラは本日2回目のショーであまり乗り気でなく、ウサギを仕留めることなく終わりました。私はほっとしたのですが・・・
ウサギは捕まえなかったけど、ご褒美のお肉をもらいます。
仕上げにくちばしを研ぎます。
仲のいいイヌワシのトゥマラと鷹匠タルガル・ベクさんでした!
Photo & Text :Mariko SAWADA 澤田真理子
Observation : Aug 2014, Kyrgyz
Special Thanks to Mr. Targal Bek & his family