エチオピア中部の玄武岩台地の下を流れるウェブ川の流れが作り出した全長1.5キロに及ぶソフ・オマール洞窟。アフリカ最大級と言われていますが、洞窟に差し込む光の神秘的な景観とウェブ川に集まる村人、家畜たちの姿は「アフリカならでは」の景色です。
洞窟自体は現時点では懐中電灯を持って中に入らなくてはなりませんが、川が流れ込んでいる部分は日が差し込んでいます。
洞窟の中をウェブ川が流れています。洞窟を歩いて別の場所に出れるそうですが、体験したガイド氏によるととても観光客にお勧めできるものではない、とのことでした。
洞窟内にいたクロワシミミズク Verreaux’s Eagle Owl 村人によると、この洞窟と付近の木で日中過ごしているのが観察されるそうです。「耳」のような毛、「ピンクのまぶた」が特徴的なとても大きなフクロウです。
イワハイラックス(イワダヌキ) Rock Hyrax くんもいました。
洞窟の入り口付近のウェブ川の川岸は水を求めてやってくる村人、家畜たちで賑わっています。
水を飲みに到着したラクダさんたち
川に入って涼んで、水を飲んでいます。
水浴び・洗濯にいそしむ村の女性
活気あふれるウェブ川の川岸です。
そして、バードウォッチング。ソフ・オマール洞窟周辺からリフトバレーへと移動する途中に出会った野鳥たちです。
シロハラハイイロエボシドリ White-bellied go-away-bird 村の木につがいでいました。
アカハシコサイチョウ Northern Red-billed Hornbill ソフ・オマール洞窟の入り口の木にいました。
ツキノワテリムク Superb Starling エチオピアでは一般的で、村の木やホテルの庭などでも観察できます。
村の木に巣をつくっていました。若鳥は「ツキノワ」の白いラインがありません。
シュバシコウ White Stork 「シュ」は朱色で赤いくちばしからついた和名だそうです。ヨーロッパで繁殖し、冬にアフリカへ渡ります。
Photo & Text : Mariko SAWADA 澤田真理子
Observation : Jan 2016 , Sof Omar Cave – Ethiopia
Reference : Bale Mountains National Park “A Travelloer’s Guidebook”, Information from Mr.Armaye Wegalign, Helm Field Guide “Birds of Horn of Africa”, Mr.Tedy – Tedy Tour & Travel service, Wikipedia (EN,JP)
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