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ガラパゴス諸島-30  エスパニョーラ島のガラパゴスアホウドリ

ガラパゴスアホウドリ Waved Albatross Española Island エスパニョーラ島 (6)

エスパニョーラ島のプンタ・スアレスで観察したガラパゴスアホウドリ Waved Albatross です。

ガラパゴスアホウドリはガラパゴス諸島ではエスパニョーラ島でだけ繁殖しています。繁殖期以外は採餌のためエクアドルやペルーの大陸沖へ行き、4月になると繁殖のためにエスパニョーラ島へやってきて12月ごろにまた採餌海域へと旅立っていきます。

5月3日にプンタ・スアレスで観察したガラパゴスアホウドリの仕草をまとめた1分半ほどの動画です。飛翔、前進、求愛、交尾、抱卵・・・。この日は物凄く蚊が発生しており、じっとしているのは大変でしたが、蚊にも負けずじっと観察&撮影しました。

ガラパゴスアホウドリ Waved Albatross Española Island エスパニョーラ島 (13)

寄り添う、ガラパゴスアホウドリ夫婦。

ガラパゴスアホウドリ Waved Albatross Española Island エスパニョーラ島 (4)

島の「アホウドリ空港」にあたる場所に飛んでくるガラパゴスアホウドリ。離発着は慎重です。翼開長230~240Cm。

ガラパゴスアホウドリ Waved Albatross Española Island エスパニョーラ島 (8)

つがいのガラパゴスアホウドリを呼んでいます。この時、島にはどんどんガラパゴスアホウドリたちが到着しており、島の「アホウドリ空港」にあたる場所に到着すると、すぐに「相方」のいる場所へと歩いていきます。沖には島へ帰る前のガラパゴスアホウドリたちが群れで浮かんでいました。

ガラパゴスアホウドリ Waved Albatross Española Island エスパニョーラ島 (14)

島に降り立ったガラパゴスアホウドリ。みな、相方のいるほうへ歩いていきます。

ガラパゴスアホウドリ Waved Albatross Española Island エスパニョーラ島 (11)

そして交尾。ガイド氏によると夫婦がそろったらすぐに交尾するそうです。

ガラパゴスアホウドリ Waved Albatross Española Island エスパニョーラ島 (7)

こちらはもう卵を抱いている雌でしょうか。

ガラパゴスアホウドリ Waved Albatross Española Island エスパニョーラ島 (2)

この子は卵が見えました。ガラパゴスアホウドリは300グラムほどもある大きな卵をひとつ産み、夫婦で2か月卵を抱きます。

ガラパゴスアホウドリ Waved Albatross Española Island エスパニョーラ島 (3)

羽を伸ばすガラパゴスアホウドリ。

ガラパゴスアホウドリ Waved Albatross Española Island エスパニョーラ島 (12)

船に戻りたくない、もっといたい、エスパニョーラ島のプンタ・スアレスでした。

Photo & Text  :Mariko SAWADA

Observation : May 2019, Punta Suarez – Española Island, Galapagos Islands, Ecuador

Reference : Angelito Ⅱ & Maja Homberger,  Tomo Akiyama 秋山知伸

参考文献:「ガラパゴス博物学」-孤島に生まれた進化の楽園 写真・文:藤原幸一氏

ガラパゴス諸島-29 海鳥の楽園エスパニョーラ島 プンタ・スアレス

ガラパゴスアホウドリ Waved Albatross Española Island エスパニョーラ島 (5)

いよいよ今回のガラパゴスの旅のハイライトでもある、エスパニョーラ島 Española Island のプンタ・スアレスです。ガラパゴスに到着した4月21日、ガイド氏から「前のクルーズで撮った、エスパニョーラ島に到着したばかりのガラパゴスアホウドリ」なる写真を見せられ、「あなたが到着することにはきっとたくさん・・・」と期待でいっぱいでした。今日は5月3日です。

上陸すると海岸ではガラパゴスアシカとエスパニョーラ島特有の赤い体のウミイグアナがいました。

ウミイグアナ Marine Iguana Española Island エスパニョーラ島 (1)

赤い体のエスパニョーラ島のウミイグアナ。

Española Island エスパニョーラ島 (17)

赤と緑のツートンカラーの子もいました。

ガラパゴスアホウドリ Waved Albatross Española Island エスパニョーラ島 (20)

島の反対側のアホウドリ繁殖地の方へ歩いていきました。いた、ガラパゴスアホウドリ。

ガラパゴスアホウドリ Waved Albatross Española Island エスパニョーラ島 (12)

ガラパゴスアホウドリたちが卵を抱いています。ガラパゴスアホウドリについては次回、詳しく。

ガラパゴスノスリ Galapagos Hawk Española Island エスパニョーラ島 (16)

ガラパゴスノスリ Galapagos Hawk が巣に座っていました。

ガラパゴスノスリ Galapagos Hawk Española Island エスパニョーラ島 (15)

ガラパゴスノスリのそばにやってきたガラパゴスマネシツグミ Galapagos Mockingbird。

Swallow-tailed Gull アカメカモメ Española Island エスパニョーラ島 (19)

海岸にいたアカメカモメ Swallow-tailed Gull。エスパニョーラ島のプンタ・スアレスは、ほかにもアオアシカツオドリ、ナスカカツオドリの姿が見られました。

Swallow-tailed Gull アカメカモメ Española Island エスパニョーラ島 (18)

アカメカモメのつがい、繁殖真っただ中です。

Photo & Text  :Mariko SAWADA

Observation : May 2019, Punta Suarez -Española Island, Galapagos Islands, Ecuador

Reference : Angelito Ⅱ & Maja Homberger,  Tomo Akiyama 秋山知伸

参考文献:「ガラパゴス博物学」-孤島に生まれた進化の楽園 写真・文:藤原幸一氏

ガラパゴス諸島-25 ヘノベサ島 Prince Philip’s Step ガラパゴスウミツバメを狙うガラパゴスコミミズク

ガラパゴスコミミズク Galapagos Short-eared Owl ヘノベサ島 Genovesa Island Prince Philip's Step (4)

ガラパゴスに来て、とっても見たい鳥のひとつ、ガラパゴスコミミズク Galapagos Short-eared Owl、ガラパゴス諸島の固有亜種です。ヘノベサ島のPrince Philip’s Stepは、海岸にガラパゴスウミツバメ Wedge-rumped Stom Petrel(Galapagos Storm Petrel)の営巣地があり 、ウミツバメを狙うコミミズクを観察するのに適した場所です。

ガラパゴスコミミズク Galapagos Short-eared Owl ヘノベサ島 Genovesa Island Prince Philip's Step (10)

ガラパゴスコミミズク Galapagos Short-eared owl はこんな岩の割れ目にいました。

ガラパゴスコミミズク Galapagos Short-eared Owl ヘノベサ島 Genovesa Island Prince Philip's Step (3)

目があいていません。しばらく動く様子もなかったので海岸へ移動しました。

ガラパゴスコミミズク Galapagos Short-eared Owl ヘノベサ島 Genovesa Island Prince Philip's Step (6)

海岸の草の中にガラパゴスコミミズクを発見。まわりはガラパゴスウミツバメ Wedge-rumped Storm Petrel (Galapagos Storm Petrel)が乱舞しています。

その時の様子・・岩の割れ目で休むガラパゴスコミミズク、獲物を追うコミミズク、仕留めた獲物を運ぶコミミズク、動画にまとめてみました。

ガラパゴスウミツバメを狙うガラパゴスコミミズク|西遊旅行

ガラパゴスコミミズク Galapagos Short-eared Owl ヘノベサ島 Genovesa Island Prince Philip's Step (11)

ガラパゴスコミミズクの近くを飛ぶガラパゴスウミツバメ。

ガラパゴスコミミズク Galapagos Short-eared Owl ヘノベサ島 Genovesa Island Prince Philip's Step (8)

こんなに近くを飛ぶと危ない、狙っています。

ガラパゴスコミミズク Galapagos Short-eared Owl ヘノベサ島 Genovesa Island Prince Philip's Step (9)

狩りにでかけたガラパゴスコミミズク。

ガラパゴスコミミズク Galapagos Short-eared Owl ヘノベサ島 Genovesa Island Prince Philip's Step (7)

一度は獲物をしとめましたが、また岩に乗って次の獲物を狙っていました。

Photo & Text  :Mariko SAWADA

Observation : April 2019, Tagus Cove – Prince Philip’s Step, Galapagos Islands, Ecuador

Reference : Angelito Ⅱ & Maja Homberger,  Tomo Akiyama 秋山知伸

参考文献:「ガラパゴス博物学」-孤島に生まれた進化の楽園 写真・文:藤原幸一氏、「WILDLIFE OF THE GALAPAGOS」(Princeton Pocket Guides)

ガラパゴス諸島-22 ヘノベサ島で出会った野鳥たち

ヘノベサ島は本当に海鳥たちの楽園でした。ダーウィン湾 Dawin Bayでたっぷり時間を使って観察した鳥たちのショートビデオと写真です。

ヘノベサ島の野鳥(アカメカモメ、アカアシカツオドリ、ナスカカツオドリ、ヨウガンカモメ)|西遊旅行

これまでナスカカツオドリ Nazca Booby、ガラパゴスアカアシカツオドリ Galapagos Red-footed Booby、アカメカモメ Swallow-tailed Gull、ヨウガンカモメ(イワカモメ)Lava Gull を紹介してきましたが、その他にもたくさんの出会いがありました。(フィンチに関しては勉強がたりずご紹介できないのですが・・・)

ガラパゴスマネシツグミ Galapagos Mockingbird ヘノベサ島 Genovesa Island ガラパゴス諸島 (1)

ガラパゴスマネシツグミ Galapagos Mockingbird、ガラパゴス諸島の固有種。

アオメバト ガラパゴスバト Galapagos Dove ヘノベサ島 Genovesa Island ガラパゴス諸島 (2)

ガラパゴスバト、またはアオメバト Galapagos Dove 、ガラパゴスの固有種。青いアイリングがとても美しいハトです。

ガラパゴスササゴイ Lava Heron ヘノベサ島 Genovesa Island ガラパゴス諸島 (6)

ガラパゴスササゴイ Lava Heron の成鳥。これまで若鳥を見ることが多かったのですが、成長はその名の通り溶岩色をしています。

ガラパゴスシラガゴイ Galapagos Yellow-crowned Night Heron ヘノベサ島 Genovesa Island ガラパゴス諸島 (5)

ガラパゴスシラガゴイ(ガラパゴスシラガゴイサギ)Galapagos Yellow-crowned Night Heron が潮が満ち始めた海岸にいました。

求愛ディスプレイ ガラパゴスオオグンカンドリ Galapagos Great Frigatebird ヘノベサ島 Genovesa Island ガラパゴス諸島 (8)

そして海岸一帯はオオグンカンドリ Great Frigatebird のオスが一斉に求愛ディスプレイ。

求愛ディスプレイ ガラパゴスオオグンカンドリ Galapagos Great Frigatebird ヘノベサ島 Genovesa Island ガラパゴス諸島 (4)

オオグンカンドリ Great Frigatebird、求愛ディスプレイにいそしむオスです。羽の色が緑がかった輝きをしています。

つがい ガラパゴスオオグンカンドリ Galapagos Great Frigatebird ヘノベサ島 Genovesa Island ガラパゴス諸島 (3)

こちらはつがいになっている、ラブラブオオグンカンドリです。ピンク色のアイリングを持つ雌の目がうっとりしています。

Photo & Text  :Mariko SAWADA

Observation : April 2019, Darwin Bay – Genovesa Island, Galapagos Islands, Ecuador

Reference : Angelito Ⅱ & Maja Homberger,  Tomo Akiyama 秋山知伸

参考文献:「ガラパゴス博物学」-孤島に生まれた進化の楽園 写真・文:藤原幸一氏

ガラパゴス諸島-20 ヘノベサ島のガラパゴスアカアシカツオドリ

ガラパゴスアカアシカツオドリ Galapagos Red-footed Booby ヘノベサ島 Genovesa Island (3)

ガラパゴス諸島のヘノベサ島は世界最大のアカアシカツオドリの繁殖地と言われています。ガラパゴスのアカアシカツオドリは亜種ガラパゴスアカアシカツオドリ Galapagos Red-footed Booby。

ガラパゴスアカアシカツオドリ Galapagos Red-footed Booby ヘノベサ島 Genovesa Island (4)

ガラパゴスにいる3種のカツオドリの中で1番小さく、木の上に巣を作るカツオドリです。名前の通り「赤い足」が特徴のカツオドリですが、飛んでいるアカアシカツオドリの足は見ることができません。なので、ヘノベサ島のように上陸して木の上にいるアカアシカツオドリを探さなくてはなりません。

ガラパゴスアカアシカツオドリ Galapagos Red-footed Booby ヘノベサ島 Genovesa Island (1)

上陸してアカアシカツオドリを発見、赤い足が見える場所へとポジションを探しますが、なかなかすっきりとは見せてくれません。

ガラパゴスアカアシカツオドリ Galapagos Red-footed Booby ヘノベサ島 Genovesa Island (2)

こちらも草木が邪魔をして赤い足を見せてくれません。実は「ばっちり赤い足」を納めるには時間がかかります。

ガラパゴスアカアシカツオドリ Galapagos Red-footed Booby ヘノベサ島 Genovesa Island (5)

葉のない木にとまって羽繕いするガラパゴスアカアシカツオドリ。水かきで上手に木に留まっていました。

ガラパゴスアカアシカツオドリ Galapagos Red-footed Booby ヘノベサ島 Genovesa Island (7)

ガラパゴスアカアシカツオドリには2種類の色のタイプがあります。これまでの写真にあるような褐色型と白色型です。ヘノベサ島では褐色型が大勢を占めているそうですが、白色型も見ることができました。

ガラパゴスアカアシカツオドリ Galapagos Red-footed Booby ヘノベサ島 Genovesa Island (8)

ガラパゴスアカアシカツオドリの白色型です。

ガラパゴスアカアシカツオドリ Galapagos Red-footed Booby ヘノベサ島 Genovesa Island (6)

そして雛も。ガラパゴスアカアシカツオドリの白色型の赤い足は、残念ながら写真に収めることはできませんでした!

Photo & Text  :Mariko SAWADA

Observation : April 2019, Darwin Bay – Genovesa Island, Galapagos Islands, Ecuador

Reference : Angelito Ⅱ & Maja Homberger,  Tomo Akiyama 秋山知伸

参考図書:「ガラパゴス博物学」-孤島に生まれた進化の楽園(写真・文:藤原幸一氏)

ガラパゴス諸島-19 ヘノベサ島 ダーウィン湾のナスカカツオドリ

ナスカカツオドリ Nazca Booby ヘノベサ島 Genovesa Island ガラパゴス諸島 (6)

ガラパゴス諸島のヘノベサ島はナスカカツオドリの繁殖地。このナスカカツオドリ Nazca Boobyは私が西遊旅行に入社したころはアオツラカツオドリの亜種、ガラパゴスアオツラカツオドリ Galapagos Masked Boobyと呼ばれていましたが現在では別種となりました。

ナスカカツオドリ Nazca Booby ヘノベサ島 Genovesa Island ガラパゴス諸島 (2)

ガラパゴスに暮らす3種のカツオドリの中で1番大きいカツオドリです。

ナスカカツオドリ Nazca Booby ヘノベサ島 Genovesa Island ガラパゴス諸島 (3)

ヘノベサ島のナスカカツオドリの抱卵は8~11月ごろとのことで、訪問した時にはつがいの姿が見られました。このナスカカツオドリ、繁殖において「シブリサイド・雛の兄弟姉妹殺し」が観察される鳥として知られています。

ナスカカツオドリ Nazca Booby ヘノベサ島 Genovesa Island ガラパゴス諸島 (4)

海岸と私たちのすぐそばにいるナスカカツオドリ。

ナスカカツオドリ Nazca Booby ヘノベサ島 Genovesa Island ガラパゴス諸島 (5)

海岸で見送ってくれた、ナスカカツオドリ。泥色の水かきでした。

Photo & Text  :Mariko SAWADA

Observation : April 2019, Darwin Bay – Genovesa Island, Galapagos Islands, Ecuador

Reference : Angelito Ⅱ & Maja Homberger,  Tomo Akiyama 秋山知伸

参考図書:「ガラパゴス博物学」- 孤島に生まれた進化の楽園(写真・文:藤原幸一氏)

ガラパゴス諸島-18 ヘノベサ島 ダーウィン湾のアカメカモメ

アカメカモメ Swallow-tailed Gull ヘノベサ島 Genovesa Island Galapagos ガラパゴス諸島 ダーウィン湾 Darwin Bay (5)

アカメカモメ、ナスカカツオドリ、アカアシカツオドリ、ヨウガンカモメなどの海鳥の繁殖で知られるヘノベサ島ダーウィン湾に上陸です。海鳥が好きな人にとってはガラパゴス諸島の旅のハイライトのひとつ。

アカメカモメ Swallow-tailed Gull ヘノベサ島 Genovesa Island Galapagos ガラパゴス諸島 ダーウィン湾 Darwin Bay (7)

上陸地点からアカメカモメに囲まれて、まったく先に進めませんでした。

アカメカモメ Swallow-tailed Gull ヘノベサ島 Genovesa Island Galapagos ガラパゴス諸島 ダーウィン湾 Darwin Bay (6)

大きな丸い目、赤い縁取り、赤い足、本当に美しいカモメです。

アカメカモメ Swallow-tailed Gull ヘノベサ島 Genovesa Island Galapagos ガラパゴス諸島 ダーウィン湾 Darwin Bay (8)

この目のふちどり、目を開いていても閉じていても絶妙にかわいいのです。

アカメカモメ Swallow-tailed Gull ヘノベサ島 Genovesa Island Galapagos ガラパゴス諸島 ダーウィン湾 Darwin Bay (3)

しかも目の周りの縁取りは立体。

アカメカモメ Swallow-tailed Gull ヘノベサ島 Genovesa Island Galapagos ガラパゴス諸島 ダーウィン湾 Darwin Bay (9)

海岸の灌木の下で子育てしているつがいがいました。ヒナが1羽おり、観察していると親鳥が吐き出したイカと思われるものを食べていました。アカメカモメはほかのカモメが複数の卵を産むのに対し1個だけ卵を産み雛をひなを育てるカモメです。

アカメカモメ Swallow-tailed Gull ヘノベサ島 Genovesa Island Galapagos ガラパゴス諸島 ダーウィン湾 Darwin Bay (10)

人を恐れずにすぐ近くまでやってくるアカメカモメ。敵のいない環境、人を恐れない鳥たちとの出会いに感謝です。

Photo & Text  :Mariko SAWADA

Observation : April 2019, Darwin Bay – Genovesa Island, Galapagos Islands, Ecuador

Reference : Angelito Ⅱ & Maja Homberger,  Tomo Akiyama 秋山知伸

参考文献:「ガラパゴス博物学」-孤島に生まれた進化の楽園(写真・文:藤原幸一氏)

ガラパゴス諸島-16 ノースセイモア島 卵を抱くアオアシカツオドリ

ノースセイモア島 North Seymour Islanad Blue-footed Booby アオアシカツオドリ抱卵

ノースセイモア島ではアオアシカツオドリ Blue-footed Boobyが卵を抱いていました。アオアシカツオドリは1個づつ、3~4日の間隔で1~3個の卵を産みます。おなかでは抱卵せず水かきで卵を抱くというので皆で観察しました。

卵を抱くアオアシカツオドリ|西遊旅行

ノースセイモア島 North Seymour Islanad Blue-footed Booby アオアシカツオドリ抱卵 (3)

水かきで抱く、というか水かきで留めている感じですね。卵に体温が伝わるように水かきのうらにはたくさんの血管が走っているそうです。このアオアシカツオドリは2個の卵を抱いていましたが、最終的に育つのは1羽だけのことがほとんどです。

ノースセイモア島 North Seymour Islanad Blue-footed Booby アオアシカツオドリ抱卵 (1)

ここでも抱卵。

ノースセイモア島 North Seymour Islanad Blue-footed Booby アオアシカツオドリ抱卵 (2)

島のあちこちで抱卵しているアオアシカツオドリが見られました。無事に多くのヒナが巣立つことができますように。

Photo & Text  :Mariko SAWADA

Observation : April 2019, North Seymour Island, Galapagos Islands, Ecuador

Reference : Angelito Ⅱ & Maja Homberger,  Tomo Akiyama 秋山知伸

参考文献:「ガラパゴス博物学」-孤島に生まれた進化の楽園(写真・文:藤原幸一氏)

ガラパゴス諸島15 ノースセイモア島のグンカンドリ求愛ディスプレイ

ノースセイモア島 North Seymour Islanad 求愛ディスプレイ オオグンカンドリ Great Frigatebird

ノースセイモア島はグンカンドリの繁殖地です。ここではオオグンカンドリ Great Frigatebird とアメリカグンカンドリ Magnificent Frigatebird が繁殖していますが、私たちが訪問した時は主にオオグンカンドリのオスが求愛ディスプレイで大忙しの時期でした。

ノースセイモア島 グンカンドリの求愛ディスプレイ|西遊旅行

ノースセイモア島 North Seymour Islanad 求愛ディスプレイ アメリカグンカンドリとオオグンカンドリ Magnificent Frigatebird Great Frigatebird(6)

グンカンドリは繁殖期になるとのど袋が真っ赤になり風船のように膨らませます。メスを見たら赤いのど袋と広げた翼を使い精いっぱいのディスプレイ。

ノースセイモア島 North Seymour Islanad 求愛ディスプレイ アメリカグンカンドリとオオグンカンドリ Magnificent Frigatebird Great Frigatebird(5)

そこにメスが降りてきました、成功です。

ノースセイモア島 North Seymour Islanad 求愛ディスプレイ アメリカグンカンドリとオオグンカンドリ Magnificent Frigatebird Great Frigatebird(1)

島のいたるところでオオグンカンドリの求愛ディスプレイが見られました。

ノースセイモア島 North Seymour Islanad アメリカグンカンドリMagnificent Frigatebird (2)

ヒナがいました。ヒナの頭が白いのでアメリカグンカンドリ Magnificent Frigatebirdでしょうか、オスのど袋はもう色あせていました。

Photo & Text  :Mariko SAWADA

Observation : April 2019, North Seymour Island, Galapagos Islands, Ecuador

Reference : Angelito Ⅱ & Maja Homberger,  Tomo Akiyama 秋山知伸

参考図書:「ガラパゴス博物学」-孤島に生まれた進化の楽園(写真・文:藤原幸一氏)

ガラパゴス諸島-13 フロレアナ島 プンタコルモラント上陸  ベニイロフラミンゴの繁殖地

ガラパゴス諸島 フロレアナ島 プンタコルモラント Galapagos Floreana Island Punta Cormorant (1)

フロレアナ島のプンタコルモラントに上陸です。Green Beachという砂にオリーブ色の鉱物が含まれるビーチに上陸。そこから歩いてすぐの場所に大きな塩水のラグーンがありベニイロフラミンゴの繁殖地があります。訪れたときは抱卵している親鳥の姿、ひなの姿が見られました。

ここには3年ほど前からチリーフラミンゴが観察され、訪問した時にも1羽見ることができました。2羽いるそうで、もしかしたら将来的に「ガラパゴスでチリーフラミンゴが繁殖?」なんていう話もあるかもです。

ベニイロフラミンゴの繁殖地と海岸のショート動画です。チリーフラミンゴの姿も。

プンタコルモラント フロレアナ島 ガラパゴス諸島|西遊旅行

ガラパゴス諸島 フロレアナ島 プンタコルモラント Galapagos Floreana Island Punta Cormorant (4) ベニイロフラミンゴ American Famingo

ベニイロフラミンゴの繁殖地です。卵、ひなの姿が!

ガラパゴス諸島 フロレアナ島 プンタコルモラント Galapagos Floreana Island Punta Cormorant (5) ベニイロフラミンゴ American Famingo

ベニイロフラミンゴ American Flamingo。

ガラパゴス諸島 フロレアナ島 プンタコルモラント Galapagos Floreana Island Punta Cormorant (6) ベニイロフラミンゴ American Famingo チリーフラミンゴ Chilean Flamingo

チリーフラミンゴ Chilean Flamingo。

ガラパゴス諸島 フロレアナ島 プンタコルモラント Galapagos Floreana Island Punta Cormorant (3) ベニイロフラミンゴ American Famingo チリーフラミンゴ Chilean Flamingo

ベニイロフラミンゴとチリーフラミンゴ。足の色、羽の色がだいぶちがいます。チリーフラミンゴは本来、アルゼンチン・チリ・ウルグアイ・ブラジルで繁殖するフラミンゴ。南米から赤道までやってきたフラミンゴです。

ガラパゴス諸島 フロレアナ島 プンタコルモラント Galapagos Floreana Island Punta Cormorant (7) ベニイロフラミンゴ American Famingo

若いベニイロフラミンゴ。

ガラパゴスキイロアメリカムシクイ Galapagos Yellow Warbler

散策中に出会ったガラパゴスキイロアメリカムシクイ Galapagos Yellow Warbler。

ガラパゴス諸島 フロレアナ島 プンタコルモラント Galapagos Floreana Island Punta Cormorant (9) アオアシカツオドリ Blue-footed Booby

海岸にはカッショクペリカン Brown Pelican とアオアシカツオドリ Blue-footed Booby。

White-vented Storm peterel Oceanites gracilis galapafoensis

ウミツバメ。図鑑によると White-vented Storm Petrel ( Oceanites gracilis galapagoensis)かBand-rumped Storm Petrel (クロコシジロウミツバメ)か・・・。

抱卵するフラミンゴを初めて見た、感激のプンタコルモラント訪問でした。

Photo & Text  :Mariko SAWADA

Observation : April 2019, Punta Cormorant – Floreana Island, Galapagos Islands, Ecuador

Reference : Angelito Ⅱ & Maja Homberger,  Tomo Akiyama 秋山知伸

参考図書:WILDLIFE OF THE GALAPAGOS(Princeton Pocket Guides)