スリランカ東海岸のトリンコマリー。3月半ばごろにはシロナガスクジラが、4月に入るとマッコウクジラがやってくる海域があります。観察したクジラ動画です。マッコウクジラ、シロナガスクジラ、ピグミーシロナガスクジラ、ニタリクジラ・・・
▼トリンコマリーの海
Video & Text : Mariko SAWADA
Observation: Mar 2018, Apr 2017 Trincomalee, Sri Lanka
2019年1月8日
スリランカ東海岸のトリンコマリー。3月半ばごろにはシロナガスクジラが、4月に入るとマッコウクジラがやってくる海域があります。観察したクジラ動画です。マッコウクジラ、シロナガスクジラ、ピグミーシロナガスクジラ、ニタリクジラ・・・
▼トリンコマリーの海
Video & Text : Mariko SAWADA
Observation: Mar 2018, Apr 2017 Trincomalee, Sri Lanka
2018年12月20日
ベリーズのキーカーカーから訪れた「マナティスイム」動画です。初日は風のせいで透明度が悪くマナティに出会うことができませんでしたが、チャレンジ2日目にして遭遇。
▼マナティ
Video & Text : Mariko SAWADA 澤田真理子
Observation : Apr 2018, Caye Caulker, Belize
2018年12月14日
7月と8月に訪れた千島列島。母船やゾディアックボートから観察した「海のいきもの」をまとめてみました。水中のハシボソミズナギドリ、トド、ザトウクジラ、イシイルカ、そして「クリル・マジック」にも遭遇!!
千島列島の旅で出会った海のいきもの
7月のクルーズではシャチやマッコウクジラに出会いましたが、8月のクルーズではおもにザトウクジラでした。特にパラムシル島のオホーツク海側での遭遇チャンスが良いようでした。
シャチはビデオを撮れませんでしたが、親子シャチの写真をお客様が送ってくださいました!パラムシル島沖で出会ったシャチです。

そしてマッコウクジラの大きなオス。ライコケ島沖で休憩していました。

Video & Text : Mariko SAWADA 澤田真理子
Photography: Kyoji KANEKIYO 兼清恭二さま
Observation : Jul – Aug 2018, Kuril Islands, Russian Far East
Special Thanks to Afina & Nik Pavlov
★2019年の「千島列島エクスペディションクルーズ」発表しました!海鳥の繁殖の季節!千島列島に詳しいクルーといく人数限定企画です。
千島列島バードスペシャル 北の海鳥の大繁殖地「中千島」へ★2019年6月27日発11日間
海鳥の聖域 千島列島探検クルーズ★2019年6月15日発13日間★探検隊長として自然写真家・寺沢孝毅氏が同行。(外部リンク)
千島列島アドベンチャークルーズ シュムシュ島からウルップ島まで★2019年6月4日発13日間
2018年10月19日

千島列島のライコケ島はトドの重要な繁殖地のひとつ。島の北岸でトドの赤ちゃんと出会うことができました。

島に船を近づけると、もうトドが寄ってきます。カムチャッカ半島のアバチャ湾に近いホールアウトのトドは人間や船を見ても動きませんが、慣れていない千島列島のトドは大興奮。船やゾディアックの回りを一定の距離を置きながら泳ぐも、ゾディアックの真下を通ってみたり、大接近してみたりと、私たちへの興味を隠しません。

ライコケ島からやってくるトドの群れ!私たちは貴重な海鳥も見たいのですが、私たちの回りを泳ぎ海鳥を蹴散らかしてしまうのでした。

そばにやってくるトド。千島列島のトドの中でもライコケ島のトドが一番近くまでやってくる印象があります。

大きなオスを観察。背景にはミツユビカモメの営巣地。

赤ちゃんたちが海岸に集まっています!トドの赤ちゃんは1年から最大2年を母トドとともに過ごします。

千島列島のホールアウトでも、すべてが母子が見られる繁殖地ではありません。ライコケ島はトドの親子が見られる貴重な島です。

Text & Photo : 澤田真理子 Mariko SAWADA
Observation: end-Jul to mid-Aug 2018, Raikoke Island, Kuril Islands, Russian Far East
Reference : Nik Pavlov, Wikipedia(JP)
★2019年の「千島列島エクスペディションクルーズ」発表しました!海鳥の繁殖の季節!千島列島に詳しいクルー&スタッフといく人数限定企画です。
千島列島バードスペシャル 北の海鳥の大繁殖地「中千島」へ★2019年6月27日発11日間
海鳥の聖域 千島列島探検クルーズ★2019年6月15日発13日間★探検隊長として自然写真家・寺沢孝毅氏が同行。(外部リンク)
2018年9月21日

ベリーズバリアリーフのアンバーグリスキーAmbergris Cayeのダイブサイト、タックルボックス Tackle Box Canyons、エスメラルダ Esmeralda Canyons のレポートです。
キーカーカーから近く、サンペドロから至近のダイブサイトで、いずれも珊瑚の渓谷が続き、コモリザメNurse Shark がうろうろ。

最初に訪れたタックルボックス、船から降りて下の「砂地に集合」。ダイバーの練習用の輪があったのですが、コモリザメが芸でもしてるように見えてちょっと驚きました。

おねぇさんが Green Morayを追い払っています。

Green Moray。

本当にコモリザメががどんどんやってきます。上がってから船のスタッフに「餌付けしてるの?」の聴いたら「してない」と。不思議です。

砂地でじっとするコモリザメ。時々、猫みたいに砂にすりすりしたりしていました。

こちらはエスメラルダのサイトで、最初に集合した砂地にいたコモリザメ。

コモリザメのひらひらした尾びれ。小さな コバンザメ Whitefin Sharksucker もついています。

珊瑚礁を泳ぐコモリザメ。

珊瑚の下に隠れる French gruntとBluestriped grunt。

French grunt、Bluestriped grunt。

エスメラルダ Wsmeralda Canyon を進むダイバー。

見上げると、またコモリザメ。
Photo & Text : Mariko SAWADA 澤田真理子
Observation : April 2018, Tackle Box Canyons, Esmeralda Canyons – Ambergris Caye – Belize
Reference : Frenchies Diving
2018年8月10日

ベリーズのマナティーです。マナティーにはアマゾンマナティー、アフリカマナティー、アメリカマナティーと3種あり、そのうちアメリカマナティーは3種の中で一番大きく2つの亜種、フロリダマナティーとアンティルマナティーにわかれています。
ベリーズにいるのはアンティルマナティー。英語ではAntillean manatee または Caribbean manateeで、カリブ海を中心に生息するマナティー。生息環境を失ったりしてその数は減り、世界に成獣が2500頭ほど、ベリーズには800~1000頭ほど生息するといわれています。
ベリーズではマナティーは保護されており、保護区では一緒に泳ぐことはできませんが、キーカーカー付近の海にやってくるマナティーとは泳ぐことができます。
小型ボートで海へ。10分もしないうちにガイドさんが「いた」と。「近い、早く海に入れ」と。

船のそばにやってきたマナティー。ボートから見てもすけすけです。

そして海へ。ツーリストが来てものんびりしているマナティー。

どうしてマナティーがこのキーカーカー付近の海にやってくるのか、理由はよくわかっていません。繁殖の相手を捜している、さんごで皮膚きれいにする、など言われています。そしていつでもいるのではなく、時々やってくる・・・特に海が暖かくなる季節に見られるチャンスが高いようです。

ぐっと体を丸めました。男の子ですね。

マナティーはキーカーカー近くの砂地+珊瑚の海にやっています。私たちがキーカーカーに来て最初にマナティスイムをトライした日は非常に風が強く、砂が上がって透明度が下がりマナティーが見えませんでした。

私たちが観察したマナティーは、海藻を食べるでもなくゆっくりと泳ぎ、時々こうやって動かずに浮いています。

浮いているマナティー。まるまっている手と尾がとてもかわいらしいです。

マナティー、近くで観察。

マナティーのとても大きな手!
Photo & Text : Mariko SAWADA 澤田真理子
Observation : April 2018, Caye Caulker – Belize
★★ベリーズの海といきものを満喫する旅、10名様限定企画★★
2018年7月31日

ベリーズのライトハウス環礁、ハーフムーンキーウォール Half Moon Caye Wall のレポートです。ハーフムーンキーはライトハウス環礁の南東にある小さな島と珊瑚礁で、国の天然記念物。1981年、中米で初の海洋保護区として設立されました。
そして「Half Moon Caye Wall ハーフムーンキーウォール」と呼ばれるダイブサイトは「6,000フィート(約1,800m)の垂直深淵」と呼ばれ、その壁面の珊瑚礁、多様な魚と出会える世界トップクラスのダイビングサイト言われています。

船から下りて下の砂地で集合。ここから20m付近の珊瑚礁の壁へ移動して行きます。

珊瑚の切れ目をくぐっていきます。

珊瑚の壁です。

ダイバーの周りをついてくるNassau Grouper。

この子は本当に近寄ってきます。餌を期待しているのでしょうか。

触られても逃げません・・・Nassau Grouper 大きいものは1mを越える大きな魚です。

サメ!ダイバーが見ています Caribbean Reef Shark ペレスメジロザメです。通常はおとなしいですが最大3mにはなるため、少し危険はあるサメです。

この子、背びれに発信機らしきものをつけていました。バイオロギングに貢献しているようです。

ダイビングの後半は水深12m付近の砂地と海草藻場へ。砂地には・・・チンアナゴのような姿が。

Brown Garden Eel です。

浮上する前の、最後の観察はFrench angelfishでした。
Photo & Text : Mariko SAWADA 澤田真理子
Observation : April 2018, Half Moon Caye Wall, Lighthouse Reef – Belize
Reference : Wikipedia(EN), Frenchies Diving
2018年7月16日

番外編:ワイルドライフではなく、ベリーズのブルーホールダイビングのレポートです。
ベリーズバリアリーフといえば、やはりブルーホール。ブルーホールはベリーズ本土から70キロ、ライトハウス環礁にある海の中の陥没孔でユネスコの世界遺産(自然遺産)でもあります。
ブルーホールは幅318m、深さ124mで、第四紀氷河時代、海面がいまよりも低かった時に形成されたと言われています。ブルーホールの鍾乳石の解析から、数度にわたりその形成があったとされ、海面の上昇と地殻変動により陥没孔は海水で満たされました。
ブルーホールは1971年、フランスの海洋学者ジャック・クストーにより世に知れ渡るようになりました。ジャック・クストーはブルーホールを「世界のトップ5のダイブサイト」とし、自分の船で調査。2012年にはディカバリーチャンネルがブルーホールを「世界のトップ10ダイブスポット」の1位に上げたことでも知られています。
ブルーホールでのダイビングは有名になりましたが、魚や大モノと出会うダイビングではなく、「地形を楽しむダイビング」。そしてその深さのためアドバンスライセンス以上でないと40m層の鍾乳石のあるところまで潜ることはできません。

ブルーホールに到着。ブリーフィングを受け海に入ります。

下の砂地のところに、ブルーホールの鍾乳洞からもどってきたダイバーの姿が。この淵に沿って潜航していきます。

いよいよ、淵を下ります。

真っ暗になってきました。30mから先は暗いです。

40m付近にある鍾乳石の洞窟ポイントです。

鍾乳石の間をくぐっていくダイバー。

これは、面白いです。

ゆっくり写真を撮ったりしたかったのですが、ディープダイブです、ダイブマスターのあとをついて移動します。本当に一瞬です。

そして淵にそってゆっくり浮上です。

ブルーホールの壁。

間もなく砂地の層に到着です。ダイブタイム37分、平均水深20.9m、最深41.7m、水温25.9度。あっという間のブルーホール体験でした。
Photo & Text : Mariko SAWADA 澤田真理子
Observation : April 2018, Great Blue Hole, Lighthouse Reef – Belize
Reference : Wikipedia(EN), Frenchies Diving
2018年6月26日

キーカーカーから訪れたホルチャン海洋保護区のシュノーケリングツアーのレポートです。ホルチャン海洋保護区には1999年にくわえられた、ゾーンD「Shark Ray Alley」があります。
砂地にコモリザメとエイが集まる場所で、これは伝統的に漁師たちが漁のあと網を洗う場所に使ったことに起因し、そこから出る餌を求めてサメやエイが集まるようになったそうです。今は漁師はいなくなりましたが「ガイドさん」が餌を撒くことでサメやエイを集めています。
ボートが到着すると集まるコモリザメ。ガイドさんが「すぐに行っちゃうから早く海に入って」と。

コモリザメだけでなくたくさんのお魚が集まっていました。が、すーっとコモリザメたちは行ってしまいました。他のボートが到着して餌をまくとみんなそっちに行ってしまいます。

コモリザメ Nurse Sharkは、珊瑚礁や砂地、マングローブの周囲などに生息するおとなしいサメ。ベリーズバリアリーフは最適な生息環境です。

大きな個体は3mほどにもなるコモリザメ。

エイもやってきました。

ふたたびアオウミガメさんです。

アオウミガメとコモリザメのツーショット。

小さなコバンザメをつけたコモリザメ。

そして私たちの船にもコバンザメ Whitefin sharksucker が。
Photo & Text : Mariko SAWADA 澤田真理子
Observation : April 2018, Hol Chan Marine Reserve – Belize
Reference : Wikipedia(EN)
2018年6月21日

ベリーズのキーカーカーから訪れる、ホルチャン海洋保護区 Hol Chan Marine Reserve へのシュノーケリングツアーのレポートです。
ホルチャン海洋保護区はキーカーカーから近い、18平方キロメートルの海洋保護区で、珊瑚礁、海草藻場(Sea grass Bed=海草が密生している場所)があり、ホルチャンとはマヤの言葉で「小さな水路」を意味します。ホルチャンには珊瑚礁の切れ目があり、ここにたくさんの魚が集まり素晴らしい漁場でしたが、1980年ごろから乱獲により魚が取れなくなり、同時にツーリズムが始まりました。1980年代半ばにはホルチャンを海洋保護区にするという案が出され、たくさんの論争、国際的な活動家の支援の末、1987年7月海洋保護区に制定されました(1989年より施行)。

キーカーカー、サンペドロからの観光客を乗せたツアー船が何艘も来ていました。さっそく海へ。この日は北風が吹き良い状態ではありませんでしたが、海の中はまずまずです。

Hol Chan Cutの海草藻場に集まるBluestriped Grunt。

Horse-eye Jackの群れ。

ガイドさんがコンク貝を取ってきて見せてくれました。コンク貝(ピンクガイ)はメキシコ湾岸から、西インド諸島を含むカリブ海全域に生息する大きな巻き貝。この色の美しさから「カメオ」の素材にもなったそうで、乱獲されたことから採取を禁止する地域が増えてるそうです。
私たちが訪れた4月はコンク貝の漁の季節で、レストランのメニューにはコンク貝料理が。

「コンク貝とエビのセビッチェ」・・・コンク貝がおいしかどうかは好みの問題ですが、新鮮なセビッチェは間違いなく日本人の口に合います。

グリーンモレイ Green Moray 。ベリーズの海でよく出会うウツボです。

藻を食べているGrean Sea Turtle アオウミガメ。キーカーカーの町に「Swim with Turtle」という看板があって「ほんとかなー?」と思ってましたが、いました。アオウミガメは一番出会いやすいウミガメです。

さっと逃げることもなく、シュノーケラーとほどほどの距離でいてくれる、アオウミガメでした。
Photo & Text : Mariko SAWADA 澤田真理子
Observation : April 2018, Hol Chan Marine Reserve – Belize
Reference : Wikipedia(EN)