10月、海のコンディションの良い日に父島沖のマッコウクジラ海域へ。この日は探し始めて間もなくいくつかの群れと出会いました。それぞれ、3~6頭くらいで行動していました。
そして、母マッコウが深海に行っている間、一人で待っている子供マッコウを発見。
もう、飛んでいるかのようにスケスケ。子供は体色は明るい色をしていますが、しっかりマッコウクジラらしい、皮膚のしわがあり、ダルマザメに噛まれたと思われる跡も。
こちらの子供マッコウは逆さまに向いて船へ向かってきました、ここまで近づくとカチカチというクリック音も船上まで聞こえます!
マッコウの下あごがクッキリ見えます!!
一度離れましたが、また船へ向かってきました。今度は口が空いています。
子供マッコウの開いた口。カチカチカチとクリック音もガッツリ聞こえています。
なんと船のきわでヒレを閉じて回転、コバンサメが慌てていました。これは攻撃態勢?
父島の方向へと向かうマッコウクジラ。
この子供マッコウは船のそばにきて顔をあげたり、船の上を見ようとするしぐさも。
子供マッコウはしばらく船といると離れていき、やがて母マッコウや群れに合流していきました。小笠原ではメスと子供からなる群れが見られますが、いつか交尾にやってきた雄マッコウとも出会えるのでしょうか?この透明度の海で雄のマッコウクジラを拝みたいものです!
Photo & text :Mariko SAWADA
Observation : Oct 2020, 父島・小笠原諸島
Special Thanks to 笠井船長、くぼちゃん – FISH EYE