ノルウェー最北東、フィヨルドにある町ヴァードー Vardo。ここからボートで10分ほど移動したところにHornoya Bird Islandという、海鳥の繁殖地があります。
ここで最近始まった鳥好きのためのアクティビティが「水中のウミガラス」を見るシュノーケリング。「3月の北極海で?」と耳を疑いましたが、どうも本気のようでやってみることになりました。
海もおだやかで太陽も出た暖かい日、それでも外気温マイナス6度、水温2~3度。暖かいインナー、ホッカイロを仕込みドライスーツを着用、そしてその上からさらに防寒着を着て動きづらい格好でボートへ。
鳥島のそばまで行き、ウミガラスたちの多い場所で海に入りました。水温2~3度で手指がいつまで耐えれるのか、本当に心配でした。
顔をつけると、いましたウミガラスたち!
水中では翼をせっせと動かし前進していました。
勢いよく飛び込んでくると、気泡だらけに。
この地域のウミガラスに特徴的な目の周りの白いライン(Bridled Guillemot)もくっきりと。
寒くて長く入っていられないのは大変残念でしたが、水中のウミガラスの様子を見れたことは大変貴重な体験です。ちなみに、夏でも水温はそんなに高くはならないそうで、逆に透明度が悪くなるため、この時期はお勧めなのだとのことでした。
Photo & Text :Mariko SAWADA 澤田真理子
Observation : Mar 2017, Hornoya Bird Island, Vardo, Norway
Reference : Birds of Europe – Princeton Field Guides
Special Thanks to Jari ad Kaisa
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