小笠原諸島のシロワニ Sand Tiger Sharkです。
嫁島のマグロ穴 シロワニ|西遊旅行
このビデオは嫁島のマグロ穴で撮影したメスの個体です。カッポレ、そしてシロワニについているシマアジの幼魚がかわいらしい!
これは弟島の鹿浜で見たシロワニのメス。お腹が大きくお腹に子供がいるメスのようです。
サメの繁殖は神秘に満ちていて、卵生(卵を産む)、卵胎生(母親の胎内で卵が孵化してから子供の形で体外に出てくる)、胎生と種により繁殖の方法が異なるそうです。シロワニは卵胎生なのですが、最初に誕生した子サメが、他の卵や胚を食べて成長する”共食い型”と呼ばれるもの。このメスのお腹には卵・兄弟たちを食べて生き残った丈夫な子が入っているということなんですね、衝撃的な話です。
シロワニは世界中の暖かい海の沿岸に生息するサメで、全長3.2m。歯はすごくて怖い見た目ですが夜行性で昼はとてもおとなしいサメです。
大人しいとは言われても、あまり近づくと心配になってしまいます。
何度もそばを通過してくれたサービス満点のシロワニでした。
Video, photo & text : Mariko SAWADA
Observation : April 2020, 弟島、嫁島(聟島列島), 小笠原諸島
Special thanks to Fisheye