「海鳥の聖域」ウシシル島に暮らす「青狐」・・・その正体はロシアのコマンダー諸島からきたホッキョクギツネの亜種 Bering Islands Arctic fox ( V. l. beringensis)です。
この「青狐」、千島列島が日本領であった時代に毛皮のための養狐事業として連れてこられたものが自然繁殖したものです。
この島では寒い冬も「温泉」が湧き暖かい場所があること、そして夏にはたっぷり海鳥と卵で栄養を取ることができるからでしょうか、元気なホッキョクギツネの家族の姿を目にします。
ゾディアックで上陸する私たちを海岸から見ており、しばらくすると興味深々でよってきます。
気になって私たちを見るホッキョクギツネ。
エトロフウミスズメをくわえて歩くホッキョクギツネ。
本来この島にいるべきではない、日本人が持ち込んだホッキョクギツネ、今後の処遇はわかりませんが、上陸する私たちをいつも出迎えてくれます。
Photo & Text : Mariko SAWADA 澤田真理子
Observation : Jul,Aug 2018, Yankicha Island, Ushishir Island, Kuril Islands, Russian Far East
Special Thanks to Afina, Nik Pavlov
★2019年の「千島列島エクスペディションクルーズ」発表しました!海鳥の繁殖の季節!千島列島に詳しいクルーといく人数限定企画です。
千島列島バードスペシャル 北の海鳥の大繁殖地「中千島」へ★2019年6月27日発11日間
海鳥の聖域 千島列島探検クルーズ★2019年6月15日発13日間★探検隊長として自然写真家・寺沢孝毅氏が同行。(外部リンク)