千島列島のライコケ島はトドの重要な繁殖地のひとつ。島の北岸でトドの赤ちゃんと出会うことができました。
島に船を近づけると、もうトドが寄ってきます。カムチャッカ半島のアバチャ湾に近いホールアウトのトドは人間や船を見ても動きませんが、慣れていない千島列島のトドは大興奮。船やゾディアックの回りを一定の距離を置きながら泳ぐも、ゾディアックの真下を通ってみたり、大接近してみたりと、私たちへの興味を隠しません。
ライコケ島からやってくるトドの群れ!私たちは貴重な海鳥も見たいのですが、私たちの回りを泳ぎ海鳥を蹴散らかしてしまうのでした。
そばにやってくるトド。千島列島のトドの中でもライコケ島のトドが一番近くまでやってくる印象があります。
大きなオスを観察。背景にはミツユビカモメの営巣地。
赤ちゃんたちが海岸に集まっています!トドの赤ちゃんは1年から最大2年を母トドとともに過ごします。
千島列島のホールアウトでも、すべてが母子が見られる繁殖地ではありません。ライコケ島はトドの親子が見られる貴重な島です。
Text & Photo : 澤田真理子 Mariko SAWADA
Observation: end-Jul to mid-Aug 2018, Raikoke Island, Kuril Islands, Russian Far East
Reference : Nik Pavlov, Wikipedia(JP)
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