番外編:ワイルドライフではなく、ベリーズのブルーホールダイビングのレポートです。
ベリーズバリアリーフといえば、やはりブルーホール。ブルーホールはベリーズ本土から70キロ、ライトハウス環礁にある海の中の陥没孔でユネスコの世界遺産(自然遺産)でもあります。
ブルーホールは幅318m、深さ124mで、第四紀氷河時代、海面がいまよりも低かった時に形成されたと言われています。ブルーホールの鍾乳石の解析から、数度にわたりその形成があったとされ、海面の上昇と地殻変動により陥没孔は海水で満たされました。
ブルーホールは1971年、フランスの海洋学者ジャック・クストーにより世に知れ渡るようになりました。ジャック・クストーはブルーホールを「世界のトップ5のダイブサイト」とし、自分の船で調査。2012年にはディカバリーチャンネルがブルーホールを「世界のトップ10ダイブスポット」の1位に上げたことでも知られています。
ブルーホールでのダイビングは有名になりましたが、魚や大モノと出会うダイビングではなく、「地形を楽しむダイビング」。そしてその深さのためアドバンスライセンス以上でないと40m層の鍾乳石のあるところまで潜ることはできません。
ブルーホールに到着。ブリーフィングを受け海に入ります。
下の砂地のところに、ブルーホールの鍾乳洞からもどってきたダイバーの姿が。この淵に沿って潜航していきます。
いよいよ、淵を下ります。
真っ暗になってきました。30mから先は暗いです。
40m付近にある鍾乳石の洞窟ポイントです。
鍾乳石の間をくぐっていくダイバー。
これは、面白いです。
ゆっくり写真を撮ったりしたかったのですが、ディープダイブです、ダイブマスターのあとをついて移動します。本当に一瞬です。
そして淵にそってゆっくり浮上です。
ブルーホールの壁。
間もなく砂地の層に到着です。ダイブタイム37分、平均水深20.9m、最深41.7m、水温25.9度。あっという間のブルーホール体験でした。
Photo & Text : Mariko SAWADA 澤田真理子
Observation : April 2018, Great Blue Hole, Lighthouse Reef – Belize
Reference : Wikipedia(EN), Frenchies Diving