パンタナールのジャガーです。ジャガーは新大陸に生存する最大の猫科の動物。
ポルトジョフレのロッジでのレクチャーによると、現在、中南米に約10万頭が生息すると考えられ、パンタナールに4,000頭~7,000頭(ずいぶんラフな数字ですが・・・それでもパンタナールは世界で最もジャガーの生息密度が高いエリア!)、ポルトジョフレ付近では73頭~100頭が生息するとのこと。
パンタナールのジャガーの特徴はその大きさ。
ジャガーはその生息地域によって大きさが非常に異なり、メキシコ太平洋岸地域の個体が35-50Kgであるのに対し、パンタナールでは65-148Kg。この差はカピビラやカイマンなど豊富な餌によるのだそうです。また、パンタナールのジャガーは餌が十分にあることから1年を通じて繁殖します。今回は複数回のジャガーのメイティングシーンに遭遇することができました。
滞在4日目に見た岸辺のオスとメスです。一緒にいる期間は交尾を繰り返し、その合間に岸辺に現れてくれました。
岸辺で寝ているメス。
起きると水を飲んで、
一息ついて、
岸に沿って歩き始めました。ジャガーを観察していたボートがいっせいに動き出します。
木陰を見つけて横たわって毛づくろい。
茂みからオスが出てきました。
メスが歩き出し、追いかけるオス。
時々立ち止まります。
ビーチで横たわるメスとそばに座るオス。
再び2頭が歩き出し、やがて森の中へ消えていきました。
※観察のときはボートの上で長時間待つことがあります。帽子・サングラス、長袖のシャツなど日よけの準備、また風がない時は蚊等の虫もきますので虫よけの準備も。
Photo & Text : Mariko SAWADA 澤田真理子
Observation : Sep 2017, Porto Jofre, Pantanal, Brazil
Reference : Mr.Ric, Mr.Jurio, Jugar Camp
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