南パンタナールのミナミコアリクイSouthern tamanduaです。黒いベストを来たような模様がかわいらしいミナミコアリクイ。南米大陸の北部・東部に幅広く分布し、4亜種いるとされています。今回観察したのはブラジルのパンタナール地方の種、Tamandua tetradactyla straminea 。ミナミコアリクイの体の色や模様には地域差があるのだそうです。
カンポグランデから宿泊先のロッジへ移動中、暗闇の中に現れたミナミコアリクイ。
車のライトに照らされるミナミコアリクイ。
道路を歩いているので、草がなく前肢のツメもしっかり見えました。ツメを保護するように前肢の外側で歩いています。
このファゼンダ(農場)を改築したエコロッジに2泊したのですが、2泊目の早朝、ふたたびミナミコアリクイがロッジの前に現れました。オオアリクイが地上性なのに対してミナミコアリクイは地上でも木の上でも活動します。尾は長く、太くて、尾の先には毛がなく木の枝などに巻きつけることが出来きます。樹上性なので観察は難しいのかと思っていましたが、あまり木のないファゼンダ(農場)の敷地を徘徊していました。
正面からやってきます。
前肢の大きなツメが見えました。このツメは大きく堅く、アリのを巣を壊すのに使います。
朝6時30分、ファゼンダ(農場)の敷地を横断し、森の中へと消えていきました。
Photo & Text : Mariko SAWADA 澤田真理子
Observation : Sep 2017, Suburb of Aquidauana, Brazil
Reference : Mr.Ric, Mr.Joe, 世界動物大図鑑、Wikipedia( JP)
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