スピッツベルゲン島のスメーレンバーグ Smeerenburg で出会ったセイウチ大接近&観察です。
ゾディアックでスメーレンバーグの海岸に上陸。ここは「捕鯨時代」にオランダが捕鯨基地を作り、脂を燃やした釜などが残る平らな海岸。セイウチたちがここにホーリングアウトHauling- out(えさを取る合間に集団で氷や海岸で休むこと)していました。スピッツベルゲンではおよそ30mまでHauling- outに近づくことができます。ゆっくりと音を立てずに姿勢をかがめて近寄ります。
すると、海岸に4頭のセイウチが姿を現しました。
海からこちらの様子をうかがっています。
さらに近づいてきました。4頭の間で、「お前が先に行けよ」みたいな。
うわぁ、結構こっち見てます。上陸して来るかも。
本格的に近くなってきました。
上がってきちゃいました。どうも、私たちの匂いをかごうとしているようです。
ガイド氏が「これ以上くるな」のポーズ。考えるセイウチ。息を呑む私たち。
セイウチくん、しばらく考えたあと、背中からおなかを見せてまわりながら海へ。
その姿は、「お前たちも海にはいっておいで」と言ってるようでした。
その後、4頭で楽しそうにじゃれあう姿が。
遊びながらもこちらを見ているセイウチ君たち。セイウチはとても社会的な動物だといいますが、ヒトにこんなに興味を持って近づいてくるのは想定外。
セイウチを知る、貴重な体験となりました。
Photo & Text :Mariko SAWADA 澤田真理子
Observation : Jun 2017, Smeernburg, Spitsbergen, Svalbard, Norway
Reference : Birds and Mammals of Svalbard (Norwegian Polar Institute Handbook), Lecture from Agnès Brenière
Special Thanks to Samuel Blanc, Agnès Brenière and team of Polaris Ⅰ
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