スリランカは、海に暮らす地球上最大の生き物シロナガスクジラ Blue Whale と 陸上に暮らす最大の生き物 ゾウ Elephant の両方が暮らす国としてアピールしています。
地球上最大の生き物シロナガスクジラ Blue Whaleは記録によると全長34mの固体が確認されたことがあるそうですが、通常観察されるのは25mまでの固体がほとんどとか。
青灰色の体の色からBlue Whaleと呼ばれています。9月にトリンコマリーを訪れたツアーリーダーから素敵な写真とレポートが届きました。
ホエールウォッチングの様子です。
トリンコマリーの海ではハシナガイルカ Spinner Dolphinやハンドウイルカ Bottlenose Dolphinの群れをよくみかけます。彼らは「まぐろ」のいる場所の上を泳いでいるといると考えられ、漁師の船とイルカは同じ場所にいることが多いのです。そして、クジラも。
この日は6頭のシロナガスクジラのグループと遭遇です。9月としては非常にラッキーなケース。
噴気孔 Blow Holeは2つ。シロナガスクジラの潮は高く上がるのが特徴です。
そしてシロナガスクジラ特有の小さな背びれ。この背びれは体の後ろの方にあるので、ダイブするまえにこの背びれが出てくると続いて尾びれが出て Fluke Up。
尾びれが出てきました。体や尾びれにはコバンザメ科Remora Fishの魚がもれなくついています。
この尻尾の付け根部分の太さもシロナガスクジラの特徴です。
尾びれが静かに水の中に入っていくと、シロナガスクジラは深い海へとダイブし、次に浮上してくるのは15分くらい後。どこから浮上するのか、みんなで目をみはって海面を探します。
Photo : Toru SATAKE, Text : Mariko SAWADA
Observation :Sep 2015 , Trincomalee – Sri Lanka
Reference : Pictorial Pocket Guide to the Mammals of Sri Lanka, Wikipedia