インドのタドバ国立公園のベンガルトラのサイティングレポートです。2016年トラシーズンのタドバは、マヤとソナムの2匹の雌と子供たちの出現で観光客はおおいににぎわっていました。でも、他のトラたちもプレゼンスを忘れていません。タドバのベンガルトラたちは比較的、「人慣れ」してます。
タドバ国立公園について
1955年に設立された国立公園で、国立公園116平方キロメートル、隣接するアンデリ野生動物保護区509キロ平方メートルを含め625平方キロメートルがトラの保護区域となっています。2016年現在、60頭以上のベンガルトラが確認されています。また、タドバ国立公園は今も公園内に人が住んでおり、村を移動させる努力が続けられている国立公園でもあります。サファリジープに乗って公園内を移動している時に道端に座りバスを待っている村人を見かけるのは不思議な感じがします。
ある朝、竹林をドライブしていると「アラームコール」が響きました。しばらく待っていてもトラが現れる様子がなかったので移動しようとしたところ、私たちの前にいたジープが「待て」のサイン。
トラの登場です。
6歳くらいの雄、パンドゥと呼ばれている雄です。頻繁に目撃される雄ではなく、ラッキーな遭遇です。
木にすりすりしてマーキング。
木にオシッコを吹き付けてマーキング。
立派な若い雄です!
道路に出てきました。あっちを向いて・・・
こっちを向いて・・・
3台のジープの間を悠々と歩いていきます。どうしたいのか、ベンガルトラ。
座り込みです。3台のジープの真ん中で座り込みました。以前にも同じようなトラの行動を見ましたが、これもちょっとしたマーキング?アピール?私たちはただひたすら、トラを眺め、次の行動を待ちます。
立ち上がって、歩き始めました。
そして竹藪の中に入り、糞。マーキングです。この後、トラは藪の中へ姿を消しました。・・・緊張のショータイム、終了。
Photo & Text : Mariko SAWADA
Observation : Apr 2016 , Tadoba National Park, Maharashtra, India
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