インドのウッタラカン州、ジム・コルベット国立公園で出会ったアジアゾウ。この季節はたくさんのアジアゾウがディカラ・ゾーンの草原にやっていきます。ここは川が流れ草地がある、ゾウにとって最適な場所です。
アジアゾウ Asian Elephantについて
インド、ネパール、スリランカ、バングラデシュなどの南アジアと東南アジアの一部地域に生息するゾウ。アフリカゾウとは、大きさ、耳や頭の形なども異なり、オスの牙は小さく、メスは牙がない個体が多くいます。そしてインドでは、ゾウはヒンドゥ神話に「ガネーシャ」として登場し、絶大な人気をもつ神のひとりです。そのため、ゾウは大切にされているのですが、それでも「野生のゾウ」と出会える場所は多くはありません。
インドでは1992年に「プジェクト・エレファント」が始動し、長期的な保護政策を進めていますが、2005年時点でのアジアゾウの数はインド全土の保護区で21,000頭以上とされ、おもに南インド、インド東北部に多く生息しています。
草原のゾウの群れ
ジム・コルベット国立公園のディカラ・ゾーンはベンガルタイガーだけでなく、アジアゾウの撮影でもフォトグラファーが集まります。
ゾウの赤ちゃんを連れた家族です。
赤ちゃんは大人の間にはさまって移動していることが多く、観察しにくいことが多いです。
大家族です。
繁殖中。ジム・コルベット国立公園、最終日のサファリが終わりました。
Photo & Text : Mariko SAWADA
Observation : May 2016, Jim Corbett National Park, Uttarakhand, India
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