カテゴリー別アーカイブ: ★動物動画

(動画)ミナミイスズミ(父島・小笠原諸島)

小笠原 二本岩 ミナミイスズミ (2)

小笠原の海でよく出会う魚が、このミナミイスズミ。伊豆諸島から小笠原にかけての岩礁で見られるイスズミの仲間ですが、伊豆諸島の北ではイスズミがほとんどで南に行くほどミナミイスズミが増え、小笠原諸島ではほぼミナミイスズミだけになるそうです。

小笠原 二本岩 ミナミイスズミ (3)

このミナミイスズミ、群れの中に時々、真っ黄色の個体がいます。「黄化個体」「黄色個体」と呼ばれ、色が黄色くなる理由ははっきりわかっていないようです。真っ黄色だけなく、時々、「まだら」とか「ぶち」もいます。

小笠原 二本岩 ミナミイスズミ (1)

9月の半ば、南島に近いポイント「二本岩」で潜ったときの動画です。この日、ものすごい透明度良く、めちゃくちゃたくさんのミナミイスズミが群れていました。

二本岩、ミナミイスズミワールド|西遊旅行

 

Photo / Video & text : Mariko SAWADA

Observation : Sep 2020, 父島沖、小笠原諸島

Special Thanks to 笠井船長、くぼちゃん – FISH EYE

(動画)雁の飛び立ち、蕪栗沼の朝

11月下旬の朝の蕪栗沼。この日は、天候のせいか、その他の理由か一斉に飛び立つのでありませんでした。しかしながら雪山を背景にした雁行は、これが日本の景色かと息をのむほど美しいものでした。

蕪栗沼・雁の飛び立ち 夜明けの蕪栗沼|西遊旅行

 

Video & text : Mariko SAWADA

Special Thanks to Hobby’s World 吉成才丈さん

Observation : end of NOV, 蕪栗沼、宮城県

(動画)月夜・雁のねぐら入り(蕪栗沼)The roost of thousands of geese at Kabukurinuma

蕪栗沼の夕方、雁のねぐら入り動画です。すっきりしたお天気ではありませんでしたが、マガン、シジュウカラガンが四方八方からやってきます。その景色も、声にも大感動。

月夜・雁のねぐら入りの景色

雁行・落雁・・・美しい日本語です。雁が群れをなして飛ぶ姿、そのねぐら入りの景色。ねぐらに入る前(着陸の前)にひらひらとする光景はたまりません。

 

Video & text : Mariko SAWADA

Special Thanks to Hobby’s World 吉成才丈さん

Observation : end of NOV, 蕪栗沼、宮城県

(動画)小笠原の海で出会った、マッコウクジラの子供

10月、小笠原・父島沖で出会った子マッコウ。怒っているようにも見えるし、船に興味を持っているようにも見えました。船の上は、みんな大興奮です!

この季節、母マッコウが深海へ採餌に行っている間に一人でいる子供マッコウをしばしば目撃しました。

 

Video & text : Mariko SAWADA

Observation : Oct 2020, 父島沖、小笠原諸島

Special Thanks to 笠井船長、くぼちゃん – FISH EYE

(動画)小笠原・父島二見湾のシロワニ(1)

二見湾の沈船についているシロワニたちです。9月は別の沈船にいましたが、移動していました。二見湾には第2次世界大戦時に沈没した戦時物資を運ぶ輸送船が何隻か沈んでいます。今はシロワニたちのお気に入りの場所のようです。浮上時にはシマアジの群れが見送ってくれました。

 

Video & text : Mariko SAWADA

Observation : Oct 2020, 父島二見湾、小笠原諸島

Special Thanks to くぼちゃん、笠井船長 – FISH EYE

(動画) ザトウクジラ遭遇!(閂ロック、小笠原諸島)

ザトウクジラ 小笠原諸島 閂ロック Humpback Whale (4)ダイビング中にザトウクジラに出会えたら・・・そんな夢が実現した小笠原。これまでも水中で「歌」を聞き、その声の大きさにすぐそばにいるんじゃないのかとドキドキしたこともありました。

ザトウクジラ 小笠原諸島 閂ロック Humpback Whale (2)

南島~閂島の間にあるポイント、閂ロック。入る前から親子クジラがそばにいたので、気にはしていましたが、水中で遭遇することになるとは。

ザトウクジラ 小笠原諸島 閂ロック Humpback Whale (3)

向かっている方向に「棒」のようなものが。じっとしている母クジラの尾でした。そこへ呼吸しておりてきたクジラの赤ちゃんが。私たちを見てしまい、親子で泳ぎ去っていきました。

時間にして40秒の出来事です。

ザトウクジラ 小笠原諸島 閂ロック Humpback Whale (1)

水底から見上げたザトウクジラの大きさ!

ミナミイカナゴ 小笠原諸島 閂ロック

最後に小笠原固有種「ミナミイカナゴ」の舞。閂ロックは白砂の美しいポイントで、ミナミイカナゴが雪が降るように舞う姿は大変美しいものでした。

 

Photo/video & text : Mariko SAWADA

Observation : April 2020, 南島-閂島、小笠原諸島

Special Thanks : Fisheye

(動画)シロワニ Sand Tiger Shark(小笠原諸島)

小笠原諸島のシロワニ Sand Tiger Sharkです。

嫁島のマグロ穴 シロワニ|西遊旅行

このビデオは嫁島のマグロ穴で撮影したメスの個体です。カッポレ、そしてシロワニについているシマアジの幼魚がかわいらしい!

シロワニ Sand Tiger Shark 小笠原諸島 鹿浜 (1)

これは弟島の鹿浜で見たシロワニのメス。お腹が大きくお腹に子供がいるメスのようです。

サメの繁殖は神秘に満ちていて、卵生(卵を産む)、卵胎生(母親の胎内で卵が孵化してから子供の形で体外に出てくる)、胎生と種により繁殖の方法が異なるそうです。シロワニは卵胎生なのですが、最初に誕生した子サメが、他の卵や胚を食べて成長する”共食い型”と呼ばれるもの。このメスのお腹には卵・兄弟たちを食べて生き残った丈夫な子が入っているということなんですね、衝撃的な話です。

シロワニ Sand Tiger Shark 小笠原諸島 鹿浜 (3)

シロワニは世界中の暖かい海の沿岸に生息するサメで、全長3.2m。歯はすごくて怖い見た目ですが夜行性で昼はとてもおとなしいサメです。

シロワニ Sand Tiger Shark 小笠原諸島 鹿浜 (5)

大人しいとは言われても、あまり近づくと心配になってしまいます。

シロワニ Sand Tiger Shark 小笠原諸島 鹿浜 (6)

何度もそばを通過してくれたサービス満点のシロワニでした。

 

Video, photo & text : Mariko SAWADA

Observation : April  2020, 弟島、嫁島(聟島列島), 小笠原諸島

Special thanks to Fisheye

 

(動画)秋の知床半島・カラフトマスの遡上

秋の知床半島・カラフトマスの遡上

カラフトマス、外国ではピンクサーモン Pink Salmonと呼ばれる魚が知床半島の川へ戻ってきました。およそ2年、北の海を回遊し再び生まれた川へ産卵のために戻ってきたカラフトマス。

目の前で、間もなく命を終わろうとしているカラフトマス。ボロボロになったカラフトマスの姿は、生命の営みそのものでした。カラフトマスを食する私たちは、感謝していただかなくてはならない、と切に思うのです。

さて、カラフトマスは他のサケ科の魚に比べると「母川回帰本能」は強くなく、違う川にも上るそうです。この撮影をした年(2016年)は、8月半ばに北海道に3つも台風が来て、サケの定置網が外れたため川にたくさんのカラフトマスが見られました。

カラフトマス 知床半島 秋 遡上 Pink Salmon run Shiretoko Peninsula (1)

定置網の中のカラフトマス

カラフトマス 知床半島 秋 遡上 Pink Salmon run Shiretoko Peninsula (4)

滝つぼ付近のカラフトマス。水面に背びれがでています。

カラフトマス 知床半島 秋 遡上 Pink Salmon run Shiretoko Peninsula (3)

水中のカラフトマス。背が曲がっているのが繁殖期のオスです。

カラフトマス 知床半島 秋 遡上 Pink Salmon run Shiretoko Peninsula (2)

滝をのぼろうとするカラフトマス

知床半島 羅臼のヒグマ 秋  (2)

ヒグマに捕らえられたカラフトマス。この時期のヒグマは一番痩せていて、必死でカラフトマスを追っています。

余談ですが、私はこの3年ほど夏の間はカムチャッカから千島列島へ行く船での勤務がありました。ピンクサーモンは途中通過するカムチャッカ半島部やパラムシル島、ウルップ島など大きな島の河口部で見られ、そして獲ることができたサケです。ロシアの人たちの間の一番人気はキングサーモン(マスノスケ)ですが、安くて美味しいのがこのピンクサーモン。あ、イクラの話です。

ロシアの船でピンクサーモンが獲れた日は、雌からは卵を出してイクラを作り、オスからは精巣を出して「ロシア風天ぷら」を作り、身は初日はお刺身で楽しみ、翌日からはひたすらムニエルでした。ロシア人クルーたちはお刺身は苦手でした。

コロナが終息し、カムチャッカに行ける日が待ち遠しいです。

 

Photo & video, text : Mariko SAWADA

(Photos/video are from a trip in Sep 2017)
Location: Rausu, Shiretoko Peninsula, Hokkaido

Special Thanks : 知床ダイビング企画 関さま&スタッフの皆さま

(動画)知床のシャチのファミリー、子供の動きが超かわいい!

知床のシャチ Vol 03 シャチのファミリー、子供が超かわいい!|西遊旅行

6月の知床、根室海峡のシャチのドローン撮影で見たものは・・・シャチの家族、そして子供のとても愛らしい動き。親でしょうか、大人シャチの上に乗り上げるようなしぐさも。船から見ていた時は子供は白い部分の「黄色っぽさ」が目立つのですが、ドローンからだと「灰色」に見えるんですね。

 

知床のシャチ Vol 04 シャチのポッド|西遊旅行

船のそばを悠々と通り過ぎるシャチのポッド。さすが海の王者といいたいところですが、どうも他の行動で忙しいようです。

 

Video & text : Mariko SAWADA

Observation : Jun 2020, Rausu, Nemuro starit, Hokkaido

Special Thanks to Hamanasu はまなすの皆様

(動画)知床のシャチ、国後島をバックに現る

知床のシャチ Vol 06 シャチのポッド国後島をバックに|西遊旅行

シャチのシーズン真っただ中の知床、羅臼。この日は終日クルーズでシャチのポッドに出会うことができました。午前中は濃霧、午後になってようやく視界が広がりました。そして国後島背景にシャチのポッド出現!

知床のシャチ Vol 07 シャチの水面行動 テイルスラップ|西遊旅行

3日間の滞在中、お腹を上にしたり、テイルスラップのような行動が頻繁に見られました。

知床連山

霧の晴れた根室海峡から見た知床半島、知床連山。半島の麓はまだ霧がかかっています。6月のシャチのシーズンはこの海霧との戦い。服は防水・防寒の上下、カメラは防水カバーをかけて、レンズや双眼鏡がふけるようにミニタオルとレンズ拭きは必携です。

国後島 爺爺岳 (1) ハシボソミズナギドリ

国後側も晴れました。根室海峡を知床岬の方へ船を走らせると、国後島最高峰、爺爺岳(ちゃちゃだけ、1,822m)が見えてきます。海にいるのはハシボソミズナギドリ。今年は少ない、と聞きました。かわりにフルマカモメを多く見た気がします。

国後島 爺爺岳 (2)

これまで爺爺岳は船で行かないと見えないと思っていたのですが、羅臼から知床峠に向かう途中の道からも見えるのですね!

知床峠付近から 国後島にのぼる月

知床峠手前’(羅臼より)からの景色。根室海峡、国後島、そして満月。

国後島 羅臼山 泊山

国後国道(国道335号、羅臼町から標津町の海に面した国道)沿いにある、「知床サライ」の前から見た、夕方の国後島。海霧の上に羅臼山、泊山が現れました。

 

Video & text : Mariko SAWADA

Observation : Jun 2020, Rausu, Nemuro Strait, Hokkaido

Special Thanks  to Hamanasu はまなすの皆様