スリランカ東海岸のトリンコマリー。3月半ばごろにはシロナガスクジラが、4月に入るとマッコウクジラがやってくる海域があります。観察したクジラ動画です。マッコウクジラ、シロナガスクジラ、ピグミーシロナガスクジラ、ニタリクジラ・・・
▼トリンコマリーの海
Video & Text : Mariko SAWADA
Observation: Mar 2018, Apr 2017 Trincomalee, Sri Lanka
スリランカ東海岸のトリンコマリー。3月半ばごろにはシロナガスクジラが、4月に入るとマッコウクジラがやってくる海域があります。観察したクジラ動画です。マッコウクジラ、シロナガスクジラ、ピグミーシロナガスクジラ、ニタリクジラ・・・
▼トリンコマリーの海
Video & Text : Mariko SAWADA
Observation: Mar 2018, Apr 2017 Trincomalee, Sri Lanka
8月半ば、千島列島シュムシュ島とカムチャッカ半島・ロパトカ岬の間にある第一クリル海峡(占守海峡)で観察したザトウクジラとハシボゾミズナギドリ。はじめは「ハシボソミズナギドリ多いなー」と思っていて、「なんでこんなに多いんだ」と思い始め、そしてクジラのブローを見たとき、「もしかしてはこれは夢にまで見た”アリューシャンマジック”の千島版?!?」。
日本人もロシア人クルーも大興奮に陥った、「クリルマジック」です!
▼クリルマジック
海域を航行しているスタッフに聞いても「めったに見られるものではない」と。千島列島のオキアミ万歳。
Video & Text : Mariko SAWADA 澤田真理子
Observation : Aug 2018, Kuril 1st strait, Russian Far East
Special Thanks to Afina & Nik Pavlov
★2019年の「千島列島エクスペディションクルーズ」発表しました!海鳥の繁殖の季節!千島列島に詳しいクルーといく人数限定企画です。
千島列島バードスペシャル 北の海鳥の大繁殖地「中千島」へ★2019年6月27日発11日間
海鳥の聖域 千島列島探検クルーズ★2019年6月15日発13日間★探検隊長として自然写真家・寺沢孝毅氏が同行。(外部リンク)
ベリーズのキーカーカーから訪れた「マナティスイム」動画です。初日は風のせいで透明度が悪くマナティに出会うことができませんでしたが、チャレンジ2日目にして遭遇。
▼マナティ
Video & Text : Mariko SAWADA 澤田真理子
Observation : Apr 2018, Caye Caulker, Belize
7月と8月に訪れた千島列島。母船やゾディアックボートから観察した「海のいきもの」をまとめてみました。水中のハシボソミズナギドリ、トド、ザトウクジラ、イシイルカ、そして「クリル・マジック」にも遭遇!!
千島列島の旅で出会った海のいきもの
7月のクルーズではシャチやマッコウクジラに出会いましたが、8月のクルーズではおもにザトウクジラでした。特にパラムシル島のオホーツク海側での遭遇チャンスが良いようでした。
シャチはビデオを撮れませんでしたが、親子シャチの写真をお客様が送ってくださいました!パラムシル島沖で出会ったシャチです。
そしてマッコウクジラの大きなオス。ライコケ島沖で休憩していました。
Video & Text : Mariko SAWADA 澤田真理子
Photography: Kyoji KANEKIYO 兼清恭二さま
Observation : Jul – Aug 2018, Kuril Islands, Russian Far East
Special Thanks to Afina & Nik Pavlov
★2019年の「千島列島エクスペディションクルーズ」発表しました!海鳥の繁殖の季節!千島列島に詳しいクルーといく人数限定企画です。
千島列島バードスペシャル 北の海鳥の大繁殖地「中千島」へ★2019年6月27日発11日間
海鳥の聖域 千島列島探検クルーズ★2019年6月15日発13日間★探検隊長として自然写真家・寺沢孝毅氏が同行。(外部リンク)
千島列島アドベンチャークルーズ シュムシュ島からウルップ島まで★2019年6月4日発13日間
千島列島のライコケ島はトドの重要な繁殖地のひとつ。島の北岸でトドの赤ちゃんと出会うことができました。
島に船を近づけると、もうトドが寄ってきます。カムチャッカ半島のアバチャ湾に近いホールアウトのトドは人間や船を見ても動きませんが、慣れていない千島列島のトドは大興奮。船やゾディアックの回りを一定の距離を置きながら泳ぐも、ゾディアックの真下を通ってみたり、大接近してみたりと、私たちへの興味を隠しません。
ライコケ島からやってくるトドの群れ!私たちは貴重な海鳥も見たいのですが、私たちの回りを泳ぎ海鳥を蹴散らかしてしまうのでした。
そばにやってくるトド。千島列島のトドの中でもライコケ島のトドが一番近くまでやってくる印象があります。
大きなオスを観察。背景にはミツユビカモメの営巣地。
赤ちゃんたちが海岸に集まっています!トドの赤ちゃんは1年から最大2年を母トドとともに過ごします。
千島列島のホールアウトでも、すべてが母子が見られる繁殖地ではありません。ライコケ島はトドの親子が見られる貴重な島です。
Text & Photo : 澤田真理子 Mariko SAWADA
Observation: end-Jul to mid-Aug 2018, Raikoke Island, Kuril Islands, Russian Far East
Reference : Nik Pavlov, Wikipedia(JP)
★2019年の「千島列島エクスペディションクルーズ」発表しました!海鳥の繁殖の季節!千島列島に詳しいクルー&スタッフといく人数限定企画です。
千島列島バードスペシャル 北の海鳥の大繁殖地「中千島」へ★2019年6月27日発11日間
海鳥の聖域 千島列島探検クルーズ★2019年6月15日発13日間★探検隊長として自然写真家・寺沢孝毅氏が同行。(外部リンク)
千島列島の北にあるシュムシュ島(占守島)の太平洋側の岸近くにあるブラディミラ岩礁は200頭以上のトドが集まるホールアウトがあります。
“トド”という変わった和名は、アイヌ語の”トント”に由来するそうで、これは「なめし革」を意味します。そして英名 Steller Sea LionのSeal Lion はオスがライオンのようなたてがみがあることに由来します。
若いオス、まだ「たてがみ」とまでいきませんが。
Steller Sea Lionの”steller”のほうはドイツ出身のロシアの博物学者で、ベーリングの航海に同行したゲオルク・ヴィルヘルム・シュテラー(Georg Wilhelm Steller)にちなみます。シュテラーはベーリングがコマンダルスキー諸島の現ベーリング島で死んだ後の隊を率いてヨーロッパへ戻り、この地域の動物や鳥をヨーロッパに紹介した人です。
この人にちなんだ有名なものに Steller’s sea eagle オオワシ、Steller’s eider コケワタガモ、そして彼の報告がもとで絶滅した Steller’s Sea Cow ステラーカイギュウがあります。
さて、ブラディミラ岩礁のトドたち、近づくと興味深々で岩の上にいたトドはどんどん海に飛び込んでボート近くへやってきます。
ボートに併走泳ぎするトド、泳ぎながら一生懸命こちらを見ようとしています。
こんなに見られると人気者になった気分です。お客様もテンション高めです。
波の高めの日でしたが、楽しかったトド・ゾディアッククルーズ。ちょっと波で酔いそうですが動画もどうぞ!
Text & Photo, Video : 澤田真理子 Mariko SAWADA
Observation: July2018, Vladimira Rock, Shumshu Island, Kuril Island, Russian Far East(占守島、千島列島)
Reference : Nik Pavlov
★西遊旅行のワイルドライフツアー一覧はこちら
★Youtubeでもワイルドライフの動画を配信しています。再生リストもご覧ください。
中千島列島に位置するライコケ島 Raikoke Island。火山が海上に突き出た地形で島で、島の周囲は断崖が多く、海岸から山頂のクレーター部にかけてまで多くの海鳥が営巣する、まさに「海鳥の聖域」。
中千島に位置するライコケ島(Google Earth)
ライコケ島の全景です。2.5キロメートル x 2キロメートルの火山島で、その名もライコケ山。
ニック氏がドローンを飛ばして頂上部を見てみました。ライコケ山は標高551m。クレーターのふちまでびっちりフルマカモメがいました。ライコケ島はフルマカモメの一大営巣地です。
船からゾディアックボートでライコケ島の海岸へ。海岸では岩場、草地にさまざまな海鳥が。低い断崖はウミガラス、ハシブトウミガラス、ミツユビカモメが営巣していました。
海岸の岩がごろごろした場所にいたウミバト<千島型>。羽の白い部分が少なく、中にはほとんどない真っ黒な個体もいました。
ウミガラスとハシボソウミガラスの営巣地。洋ナシ形の卵を見ることができました。
岩乗りエトロフウミスズメ
少し沖に出るとエトロフウミスズメが群れで浮いていたり飛んでいたりします。
ウミオウムです。お客様のカメラの連写音が響きました!エトロフウミスズメにまざって小さい群れでいます。
そしてライコケ島は大切なトドの繁殖地でもあります。かつてはよく研究者が夏に来て観察や赤ちゃんトドの標識付けを行っていましたが、最近はオートマチックカメラが設置されています。
そして今日のボーナスは、ライコケ島沖で遭遇したマッコウクジラ。大きなオスです。かなり近づいてもプカプカ浮いていてくれたマッコウクジラでした。
Text & Photo : 澤田真理子 Mariko SAWADA
Observation: Jul&Aug 2018, Raikoke Island, Kuril Islands, Russian Far East
Reference : Nik Pavlov, Wikipedia(JP)
Special Thanks : Nik Pavlov(Drone photography) , Hobby’s World 吉成才丈さま
★2019年の「千島列島エクスペディションクルーズ」発表しました!海鳥の繁殖の季節!千島列島に詳しいクルー&スタッフといく人数限定企画です。
千島列島バードスペシャル 北の海鳥の大繁殖地「中千島」へ★2019年6月27日発11日間
海鳥の聖域 千島列島探検クルーズ★2019年6月15日発13日間★探検隊長として自然写真家・寺沢孝毅氏が同行。(外部リンク)
ベリーズのマナティーです。マナティーにはアマゾンマナティー、アフリカマナティー、アメリカマナティーと3種あり、そのうちアメリカマナティーは3種の中で一番大きく2つの亜種、フロリダマナティーとアンティルマナティーにわかれています。
ベリーズにいるのはアンティルマナティー。英語ではAntillean manatee または Caribbean manateeで、カリブ海を中心に生息するマナティー。生息環境を失ったりしてその数は減り、世界に成獣が2500頭ほど、ベリーズには800~1000頭ほど生息するといわれています。
ベリーズではマナティーは保護されており、保護区では一緒に泳ぐことはできませんが、キーカーカー付近の海にやってくるマナティーとは泳ぐことができます。
小型ボートで海へ。10分もしないうちにガイドさんが「いた」と。「近い、早く海に入れ」と。
船のそばにやってきたマナティー。ボートから見てもすけすけです。
そして海へ。ツーリストが来てものんびりしているマナティー。
どうしてマナティーがこのキーカーカー付近の海にやってくるのか、理由はよくわかっていません。繁殖の相手を捜している、さんごで皮膚きれいにする、など言われています。そしていつでもいるのではなく、時々やってくる・・・特に海が暖かくなる季節に見られるチャンスが高いようです。
ぐっと体を丸めました。男の子ですね。
マナティーはキーカーカー近くの砂地+珊瑚の海にやっています。私たちがキーカーカーに来て最初にマナティスイムをトライした日は非常に風が強く、砂が上がって透明度が下がりマナティーが見えませんでした。
私たちが観察したマナティーは、海藻を食べるでもなくゆっくりと泳ぎ、時々こうやって動かずに浮いています。
浮いているマナティー。まるまっている手と尾がとてもかわいらしいです。
マナティー、近くで観察。
マナティーのとても大きな手!
Photo & Text : Mariko SAWADA 澤田真理子
Observation : April 2018, Caye Caulker – Belize
★★ベリーズの海といきものを満喫する旅、10名様限定企画★★
キーカーカーから訪れたホルチャン海洋保護区のシュノーケリングツアーのレポートです。ホルチャン海洋保護区には1999年にくわえられた、ゾーンD「Shark Ray Alley」があります。
砂地にコモリザメとエイが集まる場所で、これは伝統的に漁師たちが漁のあと網を洗う場所に使ったことに起因し、そこから出る餌を求めてサメやエイが集まるようになったそうです。今は漁師はいなくなりましたが「ガイドさん」が餌を撒くことでサメやエイを集めています。
ボートが到着すると集まるコモリザメ。ガイドさんが「すぐに行っちゃうから早く海に入って」と。
コモリザメだけでなくたくさんのお魚が集まっていました。が、すーっとコモリザメたちは行ってしまいました。他のボートが到着して餌をまくとみんなそっちに行ってしまいます。
コモリザメ Nurse Sharkは、珊瑚礁や砂地、マングローブの周囲などに生息するおとなしいサメ。ベリーズバリアリーフは最適な生息環境です。
大きな個体は3mほどにもなるコモリザメ。
エイもやってきました。
ふたたびアオウミガメさんです。
アオウミガメとコモリザメのツーショット。
小さなコバンザメをつけたコモリザメ。
そして私たちの船にもコバンザメ Whitefin sharksucker が。
Photo & Text : Mariko SAWADA 澤田真理子
Observation : April 2018, Hol Chan Marine Reserve – Belize
Reference : Wikipedia(EN)
ベリーズのキーカーカーから訪れる、ホルチャン海洋保護区 Hol Chan Marine Reserve へのシュノーケリングツアーのレポートです。
ホルチャン海洋保護区はキーカーカーから近い、18平方キロメートルの海洋保護区で、珊瑚礁、海草藻場(Sea grass Bed=海草が密生している場所)があり、ホルチャンとはマヤの言葉で「小さな水路」を意味します。ホルチャンには珊瑚礁の切れ目があり、ここにたくさんの魚が集まり素晴らしい漁場でしたが、1980年ごろから乱獲により魚が取れなくなり、同時にツーリズムが始まりました。1980年代半ばにはホルチャンを海洋保護区にするという案が出され、たくさんの論争、国際的な活動家の支援の末、1987年7月海洋保護区に制定されました(1989年より施行)。
キーカーカー、サンペドロからの観光客を乗せたツアー船が何艘も来ていました。さっそく海へ。この日は北風が吹き良い状態ではありませんでしたが、海の中はまずまずです。
Hol Chan Cutの海草藻場に集まるBluestriped Grunt。
Horse-eye Jackの群れ。
ガイドさんがコンク貝を取ってきて見せてくれました。コンク貝(ピンクガイ)はメキシコ湾岸から、西インド諸島を含むカリブ海全域に生息する大きな巻き貝。この色の美しさから「カメオ」の素材にもなったそうで、乱獲されたことから採取を禁止する地域が増えてるそうです。
私たちが訪れた4月はコンク貝の漁の季節で、レストランのメニューにはコンク貝料理が。
「コンク貝とエビのセビッチェ」・・・コンク貝がおいしかどうかは好みの問題ですが、新鮮なセビッチェは間違いなく日本人の口に合います。
グリーンモレイ Green Moray 。ベリーズの海でよく出会うウツボです。
藻を食べているGrean Sea Turtle アオウミガメ。キーカーカーの町に「Swim with Turtle」という看板があって「ほんとかなー?」と思ってましたが、いました。アオウミガメは一番出会いやすいウミガメです。
さっと逃げることもなく、シュノーケラーとほどほどの距離でいてくれる、アオウミガメでした。
Photo & Text : Mariko SAWADA 澤田真理子
Observation : April 2018, Hol Chan Marine Reserve – Belize
Reference : Wikipedia(EN)