カテゴリー別アーカイブ: ■陸の生き物

ホッキョクグマの夏-5 クジラの死肉を見つけたホッキョクグマ(スピッツベルゲン)

ホッキョクグマ Polar Bear クジラの死肉 スピッツベルゲン (11)

スピッツベルゲン島北部でのホッキョクグマの観察です。お腹がすいた1頭のホッキョクグマを追いかけてゾディアックを走らせました。

ホッキョクグマ Polar Bear スピッツベルゲン 夏 (15)

海岸を歩くホッキョクグマ。鼻の先をあげてある方向に歩いています。ガイド氏によるとホッキョクグマは20キロ先の獲物のにおいを感じることができるといいます。(この数字には諸説あり)この先に何があるのでしょうか・・・。鼻を上げてにおいを嗅ぎ、舌を出して風を感じ、行く方向を決めるのだそうです。

ホッキョクグマ Polar Bear クジラの死肉 スピッツベルゲン (1)

ホッキョクグマがなになにやら白いものにのって舐めています。私たちも初めは「雪」だと思ったのですが、良く見ると「クジラ」の死体でした。

ホッキョクグマ Polar Bear クジラの死肉 スピッツベルゲン (2)

死んだクジラの全体です・・・マッコウクジラ (Sperm Whale) の形をしています。この海域はマッコウクジラは観察されないので、どこかの海で死んだマッコウクジラが潮で流され、このスピッツベルゲン北部のフィヨルドの奥に流れ着き、冬の間氷と雪に閉ざされていたものが、夏になり現れたと想像されます。

ホッキョクグマ Polar Bear クジラの死肉 スピッツベルゲン (6)

ホッキョクグマは何でも食べます。新鮮なアザラシの肉がベストでしょうが、夏の間は氷がないのでアザラシ・ハンティングができないため、死肉も大切な食料です。何もないときは、鳥の卵や苔、わかめなんかも食べる姿が見られます。

ホッキョクグマ Polar Bear クジラの死肉 スピッツベルゲン (7)

12センチはあるという大きなツメでクジラの脂をめくっています。

ホッキョクグマ Polar Bear クジラの死肉 スピッツベルゲン (8)

足の裏はクジラの脂でねちゃねちゃです。

ホッキョクグマ Polar Bear クジラの死肉 スピッツベルゲン (4)

大きな舌でクジラの脂肪をなめます。

ホッキョクグマ Polar Bear クジラの死肉 スピッツベルゲン (10)

脂肪に噛み付くホッキョクグマ。

ホッキョクグマ Polar Bear クジラの死肉 スピッツベルゲン (13)

観察に夢中。このホッキョクグマはこのクジラの死肉を見つけた最初のホッキョクグマでした。ガイド氏によると数日暖かい日が続くとこの死肉の匂いが広まり、数頭~10頭以上のホッキョクグマが集まってくるだろうと。ホッキョクグマは社交的な動物で、大きな獲物は親子や兄弟でなくてもシェアすることができます。

ホッキョクグマ Polar Bear クジラの死肉 スピッツベルゲン (12)

この「クジラの死肉」の発見は一週間ほどですべてのクルーズ船に知れ渡り、何艘ものクルーズ船とゾディアックがこの光景を取り囲み、観察することになります。

ホッキョクグマ Polar Bear クジラの死肉 スピッツベルゲン (14)

ひとしきりクジラの死肉を楽しんだホッキョクグマ、海岸から山のほうへいってしまいました。私たちも大満足、氷河ゾディアッククルーズを楽しみながら、船へと戻りました。

Photo & Text :Mariko SAWADA 澤田真理子

Observation : Jun 2017, Virgohamna, Smeernburgfjorden, Spitsbergen, Svalbard, Norway

Reference : Birds and Mammals of Svalbard (Norwegian Polar Institute Handbook), Lecture from Samuel Blanc

Special Thanks to Samuel Blanc, Agnès Brenière and team of Polaris Ⅰ

★★なんと船は全員一人部屋★2019年6月16日発★11名様限定のチャータークルーズ★★

初夏のスピッツベルゲン★カメラマンさんにオススメ企画。たっぷり観察&撮影。
北極圏の野生動物・野鳥の観察・撮影をチャーター船で楽しむ10泊11日の究極のワイルドライフクルーズ

ホッキョクグマの夏-4(スピッツベルゲン)

ホッキョクグマ Polar Bear スピッツベルゲン 夏 (11)

スピッツベルゲン島の北部で観察したホッキョクグマ。ゼニガタアザラシの狩に失敗したホッキョクグマ、しばらく海岸を歩いていましたが雪のある斜面へ移動してきました。

ホッキョクグマ Polar Bear スピッツベルゲン 夏 (21)

上陸すると、雪のあるところへ行きたがるようです。塗れた毛を雪で乾かすのですね。

ホッキョクグマ Polar Bear スピッツベルゲン 夏 (17)

ふたたび海岸へとやってきて海に入ります。

ホッキョクグマ Polar Bear スピッツベルゲン 夏 (20)

小さな湾にある島に上陸。私たちのゾディアックから近い!

ホッキョクグマ Polar Bear スピッツベルゲン 夏 (9)

よっぽどお腹がすいてるのでしょう、島の研究者の施設に登り、煙突をたたき始めました。食料のにおいがするのでしょうか。ガイド氏によると、両手を使ってバンバン煙突と屋根をたたく姿は、氷の下にいるワモンアザラシの子どもを捜す姿と同じしぐさなのだそうです。

ホッキョクグマ Polar Bear スピッツベルゲン 夏 (10)

その後、岩で背中をすりすり。かゆいのですね。ホッキョクグマは夏と冬で毛の長さが違います。この季節のホッキョクグマは毛が抜けていくのがかゆいようです。夏のホッキョクグマの毛は短く、冬は13センチほどの長さになります。

ホッキョクグマ Polar Bear スピッツベルゲン 夏 (12)

大きな手で掻くホッキョクグマ。

ホッキョクグマ Polar Bear スピッツベルゲン 夏 (14)

おしりも掻いています。

ホッキョクグマ Polar Bear スピッツベルゲン 夏 (13)

お腹もすいているし、体もかゆいホッキョクグマ・・・寝てしまいました。

Photo & Text :Mariko SAWADA 澤田真理子

Observation : Jun 2017, Virgohamna, Smeernburgfjorden, Spitsbergen, Svalbard, Norway

Reference : Birds and Mammals of Svalbard (Norwegian Polar Institute Handbook), Lecture from Samuel Blanc

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ホッキョクグマの夏-3 ゼニガタアザラシを狙う(スピッツベルゲン)

ホッキョクグマ Polar Bear スピッツベルゲン 夏 (1)

スピッツベルゲン島北部で観察していたホッキョクグマ。海に入って見えなくなったなーと思っていたら、なんとゼニガタアザラシ(Harbor Seal) に接近していました!

ホッキョクグマはアザラシを食べますが、好物はワモンアザラシ(Ringed Seal)、アゴヒゲアザラシ(Beaded Seal)で、浅瀬にいてすばしっこいゼニガタアザラシは狩の成功率も低いのであまり狙いません。でも、夏のこの時期、おなかがすいているのでしょう、不得意な浅い海で狩にチャレンジしようとしていました。

ホッキョクグマ Polar Bear スピッツベルゲン 夏 (2)

シロクマ、目の前まで近づいたものの、見つかってしまいました。

ホッキョクグマ Polar Bear スピッツベルゲン 夏 (3)

逃げるゼニガタアザラシ。

ホッキョクグマ Polar Bear スピッツベルゲン 夏 (4)

驚いたことに、ゼニガタアザラシ、逃げないでそばでホッキョクグマを見ているのです。

ホッキョクグマ Polar Bear スピッツベルゲン 夏 (6)

余裕の顔を見せるゼニガタアザラシ。捕まらない自信が、あるのでしょうか?

ホッキョクグマ Polar Bear スピッツベルゲン 夏 (8)

あきらめたホッキョクグマ、上陸です。

Photo & Text :Mariko SAWADA 澤田真理子

Observation : Jun 2017, Virgohamna, Smeernburgfjorden, Spitsbergen, Svalbard, Norway

Reference : Birds and Mammals of Svalbard (Norwegian Polar Institute Handbook), Lecture from Samuel Blanc

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ホッキョクグマの夏-2 雪で毛を乾かすホッキョクグマ (スピッツベルゲン)

●EB3I0150

スピッツベルゲン島北部で観察したホッキョクグマ。2頭のホッキョクグマが水の中でじゃれあっていたのを観察していたら(ホッキョクグマの夏-1)、2頭とも上陸。

●EB3I0078

海岸から雪のある場所へと移動し、なにやらかわいいしぐさを始めました。

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ガイド氏によると、遊んでいるのではなく、水から上がってきたので濡れた毛を雪で乾かすしぐさなのだと。

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いやぁ、でもかわいいです。ここからかわいい写真を連続で。

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足の裏、肉球黒いです。ホッキョクグマは氷の上でアザラシの狩をしやすいようにカモフラージュで白い毛をしていますが、この毛を剃ると黒色なんだそうです。

また、この毛も「白色」ではなく、透明で芯が空洞になっていると・・・。水の中につかっっていると藻類がこの毛の中に入り込み色がつくので、年をとっているホッキョクグマほど黄色っぽい毛をしています。

またこの毛は夏には短くなり、冬には13センチほどにも長くなると・・

●EB3I0176

ホッキョクグマ、はしゃいでます。しばらくすると、普通に歩いて山を越えていきました。私たちは山の反対側へとゾディアックを走らせました。

Photo & Text :Mariko SAWADA 澤田真理子

Observation : Jun 2017, Virgohamna, Smeernburgfjorden, Spitsbergen, Svalbard, Norway

Reference : Birds and Mammals of Svalbard (Norwegian Polar Institute Handbook), Lecture from Samuel Blanc

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ホッキョクグマの夏-1 海で遊ぶ2頭のホッキョクグマ (スピッツベルゲン)

●EB3I9940

スピッツベルゲン島の北部で出会ったホッキョクグマの観察です。

乗っていた船はホッキョクグマが見つかるとベルがなります。そして、ガイドのサムエルが「Zodiac in 10 minutes!」といい、10分後にはゾディアックに乗ってホッキョクグマにアプローチを開始。

ランチタイム、そろそろ食後のコーヒーかなー、という時にベルが鳴りました。スコープで探してたスタッフの情報によると、2頭のホッキョクグマが海の中で遊んでいる、と。すぐに上着来て救命胴衣つけて甲板へ。

●EB3I9842

いました、ホッキョクグマ2頭。近づいてくるゾディアックを見ています。サムエルにが、ホッキョクグマが水の中にいるので、陸上にいる時よりも距離を置いて、静かに観察しましょう、と。

●EB3I9840

ホッキョクグマの学名は Ursus maritimus。ラテン語でUrusは「クマ」、maritimusは「海の」という意味で、実際にホッキョクグマは海生哺乳類。氷の海でアザラシを捕り、一生を氷(海)の上で生きることもできる動物です。

●EB3I9857

ホッキョクグマは泳ぐのが大変得意で、体の脂肪と体毛の中のエアーで浮きます。そして犬かきみたいに前足で泳ぎます。大変長距離を泳ぐことができ、100キロの距離を泳いだ記録もあります。

●EB3I9907

海岸近くで2頭が遊んでいます。ガイド氏もこの観察だけでは、オスとメスなのか、兄弟なのかはわからないと。

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でも結構仲がいいです。

●EB3I9969

岸に近づいてきました。

●EB3I9918

2頭、上陸です。

Photo & Text :Mariko SAWADA 澤田真理子

Observation : Jun 2017, Virgohamna, Smeernburgfjorden, Spitsbergen, Svalbard, Norway

Reference : Birds and Mammals of Svalbard (Norwegian Polar Institute Handbook), Lecture from Samuel Blanc

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エチオピア固有種の宝庫 バレマウンテン国立公園 Bale Mountains National Park

バレマウンテン国立公園 サネッティ高原

バレマウンテン国立公園 Bale Mountains National Parkは「アフリカ最後のオオカミ」、エチオピアオオカミがいることで知られ、標高2,000~4,000mの森林、草原、湿地、高原にエチオピア固有種の野生動物・野鳥が暮らす貴重な国立公園です。

アフリカ大地溝帯が貫くエチオピアは、海抜-120mのダナキル砂漠から、標高4,000mを越える高原地帯まで、変化に飛んだ大地が広がります。エチオピア中南部に位置するバレマウンテンは、面積2165平方kmあり、その植生は変化に富み、”One Park, Many World “という標語にふさわしい、多様性に満ちた国立公園です。

バレマウンテン国立公園は5つのエリアに大別されます。

  • 北部ディンショー付近の草原 Gaysay Grasslands ガイセイ草原
  • 北部ディンショー付近の森 Juniper Woodlands ジュニパーの森
  • サネッティ高原 Sanetti Plateau のアフロアルパイン植生
  • エリカベルト Etrica Belt
  • 南部ハレナの森 Harenna Forest  エチオピアで2番目に大きな森林

バレマウンテン国立公園 ジャッカル

北部ディンショーのガイセイ草原で出会ったキンイロジャッカル Golden Jackal

バレマウンテン国立公園 マウンテンニアラ

北部デンショーのジュニパーの森にいたの雌のマウンテンニアラ Mountain nyala

バレマウンテン国立公園 エチオピアオオカミ

バレマウンテン国立公園の中心をなすサネッティ高原に暮らすエチオピアオオカミ Ethiopian Wolf

バレマウンテン国立公園 エリカベルト

苔、地衣類で覆われたエリカベルトの森

バレマウンテン国立公園 ホオジロエボシドリ

南部ハレナの森で出会ったホオジロエボシドリ White-cheeked Turaco 、エリトリアの国鳥です。

バレマウンテン国立公園では哺乳類78種、爬虫類12種、両生類17種に、310種の野鳥、1300種を越える植物が確認されており、18種のエチオピア固有種の野鳥のうち6種が、エチオピアとエリトリアのみの固有種14種のうち11種がこのバレマウンテン国立公園で確認されています。

エチオピア固有種の哺乳類では、マウンテンニアラ Mountain Nyala、メネリクズ・ブッシュバックMenelik’s Bushbuck、エチオピアオオカミ Ethiopian Wolf、エチオピアコウチノウサギ Starck’s Hare、エチオピアオオタケネズミ Giant Molerat(バレ山地の固有種)、バレモンキー Bale Monkeyが観察されます。

バレマウンテン国立公園はサネッティ高原北部のディンショーやゴバを拠点として訪問できるほか、トレッキングして高原地帯を歩くことも可能です。

バレマウンテン国立公園の野生動物・野鳥 西遊旅行

多様性に満ちたバレマウンテン国立公園内の地域、ワイルドライフについては別ページにてご紹介していきます。

Photo & Text : Mariko SAWADA 澤田真理子

Observation : Jan 2016 , Bale Mountains National Park – Ethiopia

Reference : Bale Mountains National Park “A Travelloer’s Guidebook”, Information from Mr.Armaye Wegalign, Helm Field Guide ” Birds of Horn of Africa”

★★バレ山地も訪問するエチオピア・ネイチャーツアー 2018年発表★★

雨期明けの美しい季節11月限定出発★バレとシミエン エチオピアの固有種を追う
アフリカ大地溝帯山岳部のエチオピアオオカミとゲラダヒヒ

レオパードの里ベラ Leopard of Bera -3 (ラジャスタン、インド)

BERA LEOPARD ベラ レオパード インドヒョウ (36)

インド、ラジャスタンの村ベラのレオパードサファリの様子です。前日は親子レオパードが観察できましたが今日は朝から動きがありません。

ベラは国立公園でも保護区でもなく、村人が運営する手作りレオパードサファリが行われ、双眼鏡を持ってバイクに乗った村人が岩山をまわりレオパードが観察できるところを探しています。この日は結局、日が明るいうちにレオパードを見ることができませんでした。これでホテルに帰るのかと思いきや、地元ガイドさん、大きな照明を持ち出しました。

ベラ BERA RAJASTHAN (2)

ライトで照らしてレオパードを探し始めました。え、こんなので見つかるの?

BERA LEOPARD ベラ レオパード インドヒョウ (29)

いました。結構近くにいました。目がライトに反射して光るので見つかるのです。

BERA LEOPARD ベラ レオパード インドヒョウ (30)

こっちにもいました。目が光っています。

BERA LEOPARD ベラ レオパード インドヒョウ (31)

夜のレオパード、初めて見ました。

Indian Eagle Owl ミナミワシミミズク ベラ Bera

そして翌朝、最後のサファリです。岩山を探していたら、ミナミワシミミズク (ベンガルワシミミズク)Indian eagle-owlがいました。

BERA LEOPARD ベラ レオパード インドヒョウ (33)

村人より「レオパードが寝ている」情報があり、行ってみました。昨日と同じお母さんレオパードです。もう日が高くなってきたので寝るモードに入っています。

BERA LEOPARD ベラ レオパード インドヒョウ (39)

岩山のふもとで騒いでいる観光客が気になるのか、起きました。

BERA LEOPARD ベラ レオパード インドヒョウ (38)

眠そうです。おやすみなさい。そして私たちも朝のサファリ終了です。

ホテルを出発する前にベラの村付近を少し歩きました。ラジャスタンらしい景色です。

ベラ BERA RAJASTHAN (1)

バニヤンの木(ベンガルボダイジュ)の下に集まる村人。おしゃべりする人、池で洗濯する人、ただ涼んでいる人・・・

ベラ BERA RAJASTHAN (3)

牛たちの移動

ベラ BERA RAJASTHAN (4)

なんとも神々しい牛!

 

Photo & Text :Mariko SAWADA

Observation : April 2017, Bera, Rajasthan, India

★インドでのサファリ/野生動物撮影手配を承っています。西遊インディア、または西遊旅行へのご依頼をお待ちしてます。

レオパードの里ベラ Leopard of Bera -2 (ラジャスタン、インド)

BERA LEOPARD ベラ レオパード インドヒョウ (22)

ラジャスタンにあるベラの村のレオパードサファリの様子です。この日はラッキーなことに夕方のサファリが始まる時点で親子レオパードの居場所がわかっていたので、ひたすら岩山の表面に出てくるのを待ちました。暗くなるのが早いか、レオパードが出てくるのが早いか・・・

BERA LEOPARD ベラ レオパード インドヒョウ (14)

移動するお母さんレオパードの姿を確認。

BERA LEOPARD ベラ レオパード インドヒョウ (24)

2頭の子供がいました、茂みのなかから様子をうかがってるのでしょうか。

BERA LEOPARD ベラ レオパード インドヒョウ (17)

突然、跳ねて草むらからでてきました、2頭で遊んでいます。

BERA LEOPARD ベラ レオパード インドヒョウ (19)

遊びまわる子供たち。

BERA LEOPARD ベラ レオパード インドヒョウ (23)

岩の表面にでてきてくれました。でも、もう夕暮れ・・・間もなく観察できなくなるギリギリの時間です。

BERA LEOPARD ベラ レオパード インドヒョウ (25)

岩に乗るお子様レオパード。

BERA LEOPARD ベラ レオパード インドヒョウ (27)

子供たちが遊んでいますが、暗くて写真も観察も、もう終了です。

BERA LEOPARD ベラ レオパード インドヒョウ (28)

他の観光客も、さすがに今日のサイティングは満足したのか帰り始めました。

地元のガイドに、いつもこんなにサイティングいいのですか?と聞くと、母親と子供のレオパードがいるときは、あまり移動しないのでチャンスがいいよ・・・と。じゃあ、ぜんぜん見れないこともあるの?と聞くと、大きめの獲物をしとめた後はそっちに行ってしまうので1~2日見れないこともあるのです、との返事。

獲物?ここはアクシスジカやサンバー、イノシシはそんなにいないはず。ここのレオパードは家畜のヤギ・ヒツジ、野犬、孔雀などを食べているのだそうです。村人の営業するホテル、運営するサファリがあるので、村人もレオパードを殺そうとしたりはしないそうですが、宿泊していた Leopard Lairのオーナーは、殺された家畜の補償を支払っていると、話していました。

ベラの村付近では鉄道が通り、道路の道幅を広げる工事が進められています。ますます、レオパードの住処がせまくなっていくのが心配です。

 

Photo & Text :Mariko SAWADA

Observation : April 2017, Bera, Rajasthan, India

★インドでのサファリ/野生動物撮影手配を承っています。西遊インディア、または西遊旅行へのご依頼をお待ちしてます。

レオパードの里ベラ Leopard of Bera -1 (ラジャスタン、インド)

BERA LEOPARD ベラ レオパード インドヒョウ (4)

インドのラジャスタンのベラの村。インド人のフォトグラファーの間で話題になった場所で、国立公園でも保護区でもなく、普通のラジャスタンの田舎の村でレオパードが観察できる場所です。

国立公園ではないので、村のホテルの人たちがやっている手作りサファリ。村人が双眼鏡を持ってバイクで走り、レオパードがいる場所をみつけ互いに連絡しているような手法です。

夕方、日没2時間ほど前にホテルを出て、すでにレオパードが寝ているとわかっている岩山へ。そのふもとで地元ガイドが「あそこにいる!」というのですが、なかなかその場所を見つけることができません。

ベラ BERA RAJASTHAN (1)

レオパードが暮らす岩山。ベラの村付近にはこのような岩山がいくつも点在していて、岩山ごとに1~3頭のレオパードがいる・・・とのこと。

BERA LEOPARD ベラ レオパード インドヒョウ (1)

ようやく、見つけました、レオパードの姿。岩陰で昼寝していたのが起きたようです。ちなみにものすごく遠いです。双眼鏡で観察し、スコープか超望遠レンズでないと撮れない距離です。

BERA LEOPARD ベラ レオパード インドヒョウ (2)

地元ガイドが、「2頭の子供がいるお母さんレオパードだよ、もうすぐすると子供が現れる可能性があるか待っていてごらん」と。観察していると、あくびもしていましたが子供を呼んでいるようにも見えました。

BERA LEOPARD ベラ レオパード インドヒョウ (3)

本当に、子供がやってきました!

ベラ レオパード BERA LEOPARD (1)

素敵なレオパードの親子の時間。

BERA LEOPARD ベラ レオパード インドヒョウ (6)

おっぱいを探しています。

BERA LEOPARD ベラ レオパード インドヒョウ (7)

2頭の子供がそろいました!

BERA LEOPARD ベラ レオパード インドヒョウ (9)

甘えています!

BERA LEOPARD ベラ レオパード インドヒョウ (10)

お母さん、立ち上がりました。

BERA LEOPARD ベラ レオパード インドヒョウ (12)

昼寝の場所から移動して行きます。もう夕方、活動時間です!

 

Photo & Text :Mariko SAWADA

Observation : April 2017, Bera, Rajasthan, India

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野生のゾウ大集合、ミンネリヤ国立公園(スリランカ)

アジアゾウ スリランカゾウ ミンネリヤ国立公園 (5)

毎年5月から夏にかけて、スリランカのシギリヤに近いミンネリヤ国立公園に野生のゾウが集まってきます。その年の降雨や公園内の水の量にも左右されるので時期や集まるゾウの数はまちまちですが、多いときは300頭以上のゾウが集まります。

今年のゴールデンウィークころには100頭近く集まっていました。あいにくの小雨の中でしたが野生のゾウを見るためにたくさんのサファリカーが集まっていました。

スリランカゾウについて

アジアゾウ スリランカゾウ ミンネリヤ国立公園 (7)

数家族が集まって草を食べています。

アジアゾウ スリランカゾウ ミンネリヤ国立公園 (8)

お母さんゾウの下にいる子ゾウ。

アジアゾウ スリランカゾウ ミンネリヤ国立公園 (3)

「タスカー(牙あり)」ゾウです。スリランカでは、牙を持つ象は少なく、オスの7%にも満たないと言われています。牙のある象は神聖視されていて、普通の象は「エレファント」、牙ありのゾウは「タスカー(牙あり)」と呼ばれます。スリランカの最も有な祭り「ペラヘラ祭り」で仏歯を運ぶ象はもちろんタスカーです。

アジアゾウ スリランカゾウ ミンネリヤ国立公園 (9)

草を食べるスリランカゾウの回りには、いつもアマサギ (Cattle Egret)たちがいて、ゾウが草をむしってたたきつける時に出てくる「虫」を狙っています。アマサギたちはゾウや牛などの動物だけでなく、畑で鍬を持って働くオジさんやトラクターも追いかけます。

アジアゾウ スリランカゾウ ミンネリヤ国立公園 (6)

アマサギが狙っています。

アマサギ Cattle Egret ミンネリヤ国立公園

ちゃんとキャッチしました!

アジアゾウ スリランカゾウ ミンネリヤ国立公園 (4)

遊ぶ子供たちのそばにもアマサギくん。

アジアゾウ スリランカゾウ ミンネリヤ国立公園 (10)

夕方、ミンネリヤの湖で水浴びするスリランカゾウ。

アジアゾウ スリランカゾウ ミンネリヤ国立公園 (1)

水浴びからあがってきたスリランカゾウ。ミンネリヤ国立公園の夕方サファリでした!

Photo & Text :Mariko SAWADA

Observation : May 2017, Minneriya National Park, Sri Lanka