カテゴリー別アーカイブ: ■動物を観察した地域・国

ブルーシープ Blue Sheep(ラダック、インド)

バーラル Blue Sheep ラダック (9)

インド・ネパール・ブータン・パキスタン・中国チベットのヒマラヤ 3,500~5,000mの山に暮らすバーラル。バーラル(Bharal)はヒンディ語の名前で、英語ではBlue Sheepと呼ばれています。

バーラル Blue Sheep ラダック (7)

バーラルはヒツジとヤギの中間タイプとみなされる種だそうで、ヒマラヤの山の急斜面を好みユキヒョウとの生息域と同じところに暮らします。当然、ユキヒョウの好物です。

バーラル Blue Sheep ラダック (2)

5~40頭ほどの群れで行動し、冬のラダックでは雪の下の草を探して移動していました。オスは大きな角があり、70cmほどの長さにまで成長するそうです。

バーラル Blue Sheep ラダック (6)

雪のない岩場の乾燥した草を食べています。

バーラル Blue Sheep ラダック (13)

水を求めて谷に下りてきたグループ。

バーラル Blue Sheep ラダック (3)

川原を歩いていて遭遇した、水を飲みに降りてきていたオスです。あまりこわがらず、微妙な距離でこちらを見ていました。

バーラル Blue Sheep ラダック (1)

バーラルはよく、岩山の上からこんな風に私たちを見ています。

バーラル Blue Sheep ラダック (11)

子どもです。これはちょっと癒されます。

バーラル Blue Sheep ラダック (10)

この健康なもこもこのうしろ姿にも、癒されます。

 

Photo & Text : Mariko SAWADA

Observation : Feb 2017, Hemis National Park, Ladakh, India

Special Thanks to Tomo Akiyama 秋山知伸、Jigmet Dadul

★秋山知伸さんのラダックのユキヒョウツアー(観察ツアーとボランティアツアー)を随時発表しています。西遊旅行の野生動物ツアー一覧からチェック!

★インドでのサファリ/野生動物撮影手配を承っています。西遊インディア、または西遊旅行へのご依頼をお待ちしてます。

ウリアル Urial (ラダック、インド)

ウリアル Ladakh Urial (10)

ラダック中央・西部の標高3,000~4,000mの山地に暮らす、野生のヒツジがウリアル Urial, Ladakh Urial。ニムとバズゴー付近の山地で観察することができました!

雪のラダック (2)

雪の降った後のラダックの道路。車をゆっくり走らせます。

雪のラダック (1)

ウリアルを見かけたら歩いてアプローチ。警戒心の強い動物でなかなか近寄らせてくれません。

ウリアル Ladakh Urial (1)

ウリアルのメスがこちらの様子をうかがっています。

ウリアル Ladakh Urial (6)

群れで休憩していました。ウリアルは開けた、緩やかな山のスロープにいることが多く、オオカミの生息域ともかぶっています。天敵はオオカミ、そしてユキヒョウ。

ウリアル Ladakh Urial (13)

山の斜面で休憩するウリアルの大きな群れです。10~30頭のオス・メス別の群れでいることが多いとのことでしたが、大家族の群れのようです。

ウリアル Ladakh Urial (7)

オスの後ろ向きに伸びる大きな角は100cmにもなり、メスは小さい短かめの10-12cmの角があります。

ウリアル Ladakh Urial (14)

雪の下の草を食べて移動するウリアル。雪に歩いたあとが残り、とてもキレイです。

ウリアル Ladakh Urial (11)

草を食べた後は、座って反芻しているのでしょうか。

ウリアル Ladakh Urial (8)

群れが私たちの視線を意識しています。

ウリアル Ladakh Urial (9)

しばらくすると、ほとんどの個体が後ろ向けになっているのに気がつきました。「すぐに逃げだせる準備」をしていました。とってもシャイな動物です。

 

Photo & Text : Mariko SAWADA

Observation : Feb 2017, Nimu, Basgo, Ladakh, India

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トキハシゲリ Ibisbill (ラダック、インド)

●トキハシゲリ007A8763

ユキヒョウを求めてラダックにやってくるフォトグラファーさんたちが、レーに到着して最初に狙うのが、インダス川の川原で見られるトキハシゲリ Ibisbill。

●トキハシゲリ007A8678

この不思議な外見のトキハシゲリ Ibisbill、中央アジアとヒマラヤ高地の川原で見られる鳥で、成鳥は黒い顔に赤く反った7~8Cmになる長いくちばしをしています。

●トキハシゲリ007A8762

オスとメスの外見はほぼ一緒ですが、幼鳥は顔が黒くなく灰色で、くちばしも赤くありません。

●トキハシゲリ007A8739

トキハシゲリが近くに来てくれました。トキハシゲリはラダックヒマラヤ内で繁殖・小移動をしているようで、冬になるとレーの町に近い、このインダス川の川原で数羽見られます。

気になったのはインダス川沿いのゴミ。トキハシゲリの撮影をしていても、ゴミも一緒に映るくらいのゴミがあるのです。「夏になると水量が増えて流れていくから・・・」とスタッフはいいますが、そういう問題ではありません。

 

Photo & Text : Mariko SAWADA

Observation : Feb 2017, Leh, Ladakh, India

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アカギツネ Red Fox (ラダック、インド)

アカギツネ Red fox ラダック (8)

冬のラダックで出会ったアカギツネ Red Foxです。早朝、まだ朝日を浴びていない山の斜面で見かけました。

アカギツネ Red fox ラダック (5)

インドにはアカギツネは3亜種いるそうで、そのうちのラダック・ヒマラヤ山脈に暮らす亜種。モンタナアカギツネ (Vulpes vulpes Montana)と呼ばれています。ラダック全域の標高5,000m付近の開けた山の斜面などで見ることができます。赤っぽい毛皮に、口元からおなかにかけての白い毛。冬の毛はリッチで5センチ以上の長さになりもこもこです。

アカギツネ Red fox ラダック (3)

岩場へと走っていくアカギツネ。

アカギツネ Red fox ラダック (6)

岩にマーキングしています。ちなみに冬はメイティングシーズン。

アカギツネ Red fox ラダック (7)

こちらのほうを気にしながら、雪の積もった岩山へと消えていきました。

冬のラダック

アカギツネのいた斜面は山の陰でしたが、晴天のラダックの山は白く、まぶしく、美しく。

 

Photo & Text : Mariko SAWADA

Observation : Feb 2017, Hemis National Park, Ladakh, India

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ナキウサギ Pika(ラダック、インド)

ロイルナキウサギ Royle's Pika ラダックのナキウサギ (5)

インド北部、ヒマラヤに位置するラダック。ラダックには5種・・・クチグロナキウサギ Plateau Pika (Black-lipped Pika)、ラダックナキウサギ Ladakh Pika、ヌブラナキウサギ Nubra Pika、オオミミナキウサギ Large-eared Pika、ロイルナキウサギ Royle’s Pika (Indian Pika) のナキウサギが生息しています。

冬のストック川

快晴の朝!凍ったストック川からレーの町のほうを見た景色。

ロイルナキウサギ Royle's Pika ラダックのナキウサギ (3)

川原のそばの岩場で見つけたナキウサギ。スタッフによると、ロイルナキウサギ Royle’s Pikaだろうとのこと。ナキウサギはその名の通り、高い音の警戒音を発するため逆に「居場所」を容易に見つけることができます。鳴かなければ見つからないのに・・・。岩の隙間にっすぐに入ってしまいますが、待っていると姿を現します。

ロイルナキウサギ Royle's Pika ラダックのナキウサギ (6)

ロイルナキウサギは、標高3,100-4,000mのヒマラヤ・チベット高原の岩場や潅木のあるところに暮らし、主に朝と晩い午後に活動します。

ロイルナキウサギ Royle's Pika ラダックのナキウサギ (1)

ナキウサギは冬眠しません。その代わり、寝床と食料を兼ねる干草を集めて蓄えていますが、それ以外にも冬に残ってる乾燥した草を食べています。

ロイルナキウサギ Royle's Pika ラダックのナキウサギ (4)

ちなみに英語名のPika はツングート語の名前ピーカに由来するそうで、英語の発音は「パイカ」と言う人もいますが、「ピーカ」のほうが正しいようです。

 

Photo & Text : Mariko SAWADA

Observation : Feb 2017   Stok, Ladakh, India

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ホオジロエボシドリ White-cheeked Turaco(バレ山地、エチオピア)

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エチオピアのバレマウンテン国立公園、ハレナの森で観察したホオジロエボシドリ White-cheeked Turacoです。

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ハレナの森へは、バレマウンテン国立公園の標高4,000mを越えるサネッティ高原を縦断し、ハレナエスカープメントと呼ばれる急傾斜をくだっていきます。途中の標高3,800m-3,400m付近には「エリカ・ベルト」と呼ばれる植生があります。空気の美しい場所で育つ苔・地衣類が樹木を覆う、美しい森。今回は雨の後でもやがかかり、とても美しい「エリカ・ベルト」でした。

さらに南下して「リラの村」へ。この村は国立公園制定前からの村で住むことが許可されており、人々はハレナの森から採取できるもの使い、小規模な農業と牧畜で暮らしています。

この村から少しくだった森にホオジロエボシドリがいます。

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探し始めてからすぐにガイド呼んでくれました。声のする方向を見ると、いましたホオジロエボシドリ White-cheeked Turaco。

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ホオジロエボシドリ White-cheeked Turacoは隣国エリトリアの国鳥で、エチオピアを訪れるバードウォッチャーがぜひ見たい野鳥のひとつ。

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大変よく見えるところへ飛んできてくれました。この木の実がお目当てです。

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全身が見えました!グラディエーションで濃い紺色へと変わる羽の色。飛ぶと羽の一部が赤いのも大変美しいですが、さすがにその様子を撮影するのは難しいです。

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高い木の枝から見下ろすホオジロエボシドリ。羽の下のほうにチラリと赤色が見えます。

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飛んでいる姿を見ようとだいぶ追いかけてしまいましたが、お別れです。

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ハレナの森はリラの村から南は着生植物がびっしりついた巨木のある美しい森が広がっています。ここでバレモンキーBale Monkey を探しましたが出会うことはできませんでしたが、森ウォークが大変美しく大満足でした。

そして「ハレナの森の幸」も忘れていません。リラの村ではちみつとワイルドコーヒーをいただきました。

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ハレナの森の恵み、濃い~はちみつを地元パン、アンベシャと一緒に。

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そしてハレナの森の南のほうで取れるワイルドコーヒー。バレマウンテン国立公園はこの地域の「ワイルドコーヒートレイル」をつくったり、バードウォッチングルートをプロモートしています。

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リラの村のちいさなコーヒー店にていただいたワイルドコーヒー。

Photo & Text : Mariko SAWADA 澤田真理子

Observation : Nov 2016 , Lake Awassa – Ethiopia

Reference : Armaye Wegalign , Tomo Akiyama 秋山知伸,  “A Traveller’s Guidebook”, Helm Field Guide “Birds of Horn of Africa”

 

★★バレ山地も訪問するエチオピア・ネイチャーツアー 2018年発表★★

雨期明けの美しい季節11月限定出発★バレとシミエン エチオピアの固有種を追う
アフリカ大地溝帯山岳部のエチオピアオオカミとゲラダヒヒ

ギンガオサイチョウ Silver-Cheeked Hornbill (エチオピア)

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エチオピアのアワッサ湖畔で観察したギンガオサイチョウ Silver-Cheeked Hornbill です。

首都のアディスアベバからアフリカ大地溝帯の湖をつなぐ道がアワッサへと伸びています。アワッサはその水を利用して一大工業エリアになろうとしています。夕方、アワッサの町に到着したとき、夕暮れの空を飛ぶギンガオサイチョウを目撃。翌朝、アワッサ湖畔へとでかけました。

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サイチョウはくちばしが大きく、上のうちばしから頭にかけてサイの角のようなふくらみがあります。これをサイの角にたとえて「サイチョウ」といい、さらにギンガオサイチョウの「角」はサイチョウの中でも大きいものですが、内部は海綿状で軽いのだそうです。

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アワッサ湖畔の森にいたギンガオサイチョウです。訪れたのは11月下旬、たくさんのギンガオサイチョウを見ることができました。

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くちばしだけでなく、羽も非常にゴージャスです。

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こちらは羽つくろいしているペア。

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私にはどちらがオスかメスかはわかりませんが、交互に羽づくろいをしたり、大きなくちばしをカチカチさせていました。

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あまりにも幸せそうなギンガオサイチョウの表情です。

Photo & Text : Mariko SAWADA 澤田真理子

Observation : Nov 2016 , Lake Awassa – Ethiopia

Reference :  Tomo Akiyama 秋山知伸,  “A Traveller’s Guidebook”, Helm Field Guide “Birds of Horn of Africa”, Wikipedia (JP)

★★バレ山地も訪問するエチオピア・ネイチャーツアー 2018年発表★★

雨期明けの美しい季節11月限定出発★バレとシミエン エチオピアの固有種を追う
アフリカ大地溝帯山岳部のエチオピアオオカミとゲラダヒヒ

バレマウンテンのふくろうたち(エチオピア)

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エチオピアの固有種の宝庫、バレマウンテン国立公園。この公園の「ディンショーの森」でのふくろうウォッチング。

バレマウンテン国立公園のヘッドクォーターがあるディンショーの森はジュニパーとハゲニア・アビシニカ (Hagenia Abyssinica)の木が茂り、ウォーキングだけでも簡単にマウンテンニアラにもであえる場所です。

朝7時、ふくろうの場所を確認してきてくれたガイドさんと合流し森の中へ。本日はあいにくの小雨の中でしたが、ぬれた岩の上に座るアビシニアヨタカ、アビシニアトラフズクが見れました。

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アビシニアヨタカ Mountain Nightjar 雨が降っているのに岩の上でじっとしていました。

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アビシニアトラフズク Abyssinian Owl 初めて見ました

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アフリカヒナフクロウ African Wood Owl  ロッジの従業員棟のある場所の木にいました。

そして、翌日の朝もふたたびディンショーの森の「ふくろうウォッチング」へ。今日は雨がやみ、昨日よりいいコンディションです。

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アビシニアヨタカ Mountain Nightjar です。 昨日とは違う場所にいました。

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アビシニアトラフズク Abyssinian Owl 昨日とは異なる個体です。

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お耳が・・・

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今日はクロワシミミズク Verreaux’s Eagle-Owl もいました。 遠くの木の隙間から見えました。

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クロワシミミズクは 66cmにもなる大きなフクロウでピンクのまぶたが特徴です。

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朝2時間たっぷりテディンショーの森を歩きました。今日はこれからバレ山地の高原部のソドタを目指して歩く長い一日。マウンテンニアラの群れが見送ってくれました。

Photo & Text : Mariko SAWADA 澤田真理子

Observation : Nov 2016 , Bale Mountains National Park – Ethiopia

Reference : Mr. Abdellar, Tomo Akiyama 秋山知伸, Bale Mountains National Park “A Traveller’s Guidebook”, Helm Field Guide “Birds of Horn of Africa”

★★バレ山地も訪問するエチオピア・ネイチャーツアー 2018年発表★★

雨期明けの美しい季節11月限定出発★バレとシミエン エチオピアの固有種を追う
アフリカ大地溝帯山岳部のエチオピアオオカミとゲラダヒヒ

ジブチ 大地溝帯の海でジンベエザメと泳ぐ-2(動画)

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「アフリカの角」に位置する小さな国ジブチ。日本では自衛隊が派遣されていることから危険?みたいなイメージがあるかもしれませんが、実はそんなことはなく、ほとんどの地域は安全に旅行ができ、そして素晴らしい「アフリカ大地溝帯」の海があります。

11月半ばから1月上旬にかけてタジョウイラ湾にジンベエザメが現れます。そのときの動画です。

■ジブチのジンベイザメ

Photo, Movie & Text : Mariko SAWADA 澤田真理子

Observation : Dec 2016, Bay of Tajoura. Djibouti

Reference : Mr.Ricardo

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番外編「働く動物」 ジブチ アッサル湖の塩のキャラバン

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番外編「働く動物」ラクダです。ジブチではもうほとんど見られなくなったアッサル湖の塩のキャラバン。

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アッサル湖 (Lake Assal )は、アフリカで最も低い海抜マイナス155mにある、ジブチの中部に位置するクレーター湖。ここでは湖岸で塩が採掘され、珍しい円形の塩が有名です。塩分濃度は、南極のドンファン池の40%についで34.8%と高く、世界で2番目。3番目が死海です。

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アッサル湖の塩の結晶

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湖底はこんな感じです。はだしで歩くのは痛いです。

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これは結構な「絶景」です。泳いで見ることにしました。(ドローン撮影)

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アッサル湖で浮遊体験(ドローン撮影)。塩分濃度が高いので体が真っ白になります。たくさんの水を持っていて水浴びしましょう。

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アッサル湖に行く途中にあるビューポイントで売っていたアッサル湖の塩で作った、まさに「塩のキャラバン」。大規模な工場により製塩が行われるようになり、手作業による塩の採取とラクダによるキャラバンは「もうほとんどない」といわれていました。

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アッサル湖へとくだっていく途中、正面からキャラバンが。そしてこの荷の形は塩?

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ラクダ3頭だけのキャラバンですが、たしかに塩の入った袋をラクダに積んでアファール族の男性が引いていました。

Photo & Text : Mariko SAWADA  澤田真理子

Observation : Dec2016,  Lake Assale – Djibouti

★アッサル湖も訪れる、ジンベイスム。2018年~2019年ツアー発表しました! ジブチ・アフリカ大地溝帯の海 ジンベエザメと泳ぐ チャーターヨット「DELI号」で過ごす大人の休日