カテゴリー別アーカイブ: ■動物を観察した地域・国

ハーフムーンキーウォール(ベリーズバリアリーフ)

ハーフムーンウォール Halfmoon Wall ダイビング ベリーズ (7)

ベリーズのライトハウス環礁、ハーフムーンキーウォール Half Moon Caye Wall のレポートです。ハーフムーンキーはライトハウス環礁の南東にある小さな島と珊瑚礁で、国の天然記念物。1981年、中米で初の海洋保護区として設立されました。

そして「Half Moon Caye Wall ハーフムーンキーウォール」と呼ばれるダイブサイトは「6,000フィート(約1,800m)の垂直深淵」と呼ばれ、その壁面の珊瑚礁、多様な魚と出会える世界トップクラスのダイビングサイト言われています。

ハーフムーンウォール Halfmoon Wall ダイビング ベリーズ (2)

船から下りて下の砂地で集合。ここから20m付近の珊瑚礁の壁へ移動して行きます。

ハーフムーンウォール Halfmoon Wall ダイビング ベリーズ (3)

珊瑚の切れ目をくぐっていきます。

ハーフムーンウォール Halfmoon Wall ダイビング ベリーズ (6)

珊瑚の壁です。

ハーフムーンウォール Halfmoon Wall ダイビング ベリーズ (5)

ダイバーの周りをついてくるNassau Grouper。

ハーフムーンウォール Halfmoon Wall ダイビング ベリーズ (11)

この子は本当に近寄ってきます。餌を期待しているのでしょうか。

ハーフムーンウォール Halfmoon Wall ダイビング ベリーズ (12)

触られても逃げません・・・Nassau Grouper 大きいものは1mを越える大きな魚です。

ハーフムーンウォール Halfmoon Wall ダイビング ベリーズ (9)

サメ!ダイバーが見ています Caribbean Reef Shark ペレスメジロザメです。通常はおとなしいですが最大3mにはなるため、少し危険はあるサメです。

ハーフムーンウォール Halfmoon Wall ダイビング ベリーズ (10)

この子、背びれに発信機らしきものをつけていました。バイオロギングに貢献しているようです。

ハーフムーンウォール Halfmoon Wall ダイビング ベリーズ (14)

ダイビングの後半は水深12m付近の砂地と海草藻場へ。砂地には・・・チンアナゴのような姿が。

ハーフムーンウォール Halfmoon Wall ダイビング ベリーズ (15)

Brown Garden Eel です。

ハーフムーンウォール Halfmoon Wall ダイビング ベリーズ (16)

浮上する前の、最後の観察はFrench angelfishでした。

Photo & Text : Mariko SAWADA 澤田真理子

Observation : April 2018, Half Moon Caye Wall, Lighthouse Reef – Belize

Reference : Wikipedia(EN), Frenchies Diving

 

アカアシカツオドリ Red-footed booby (ベリーズバリアリーフ)

アカアシカツオドリ Red-footed booby ハーフムーンキー Half Moon Caye ベリーズ (2)

ベリーズバリアリーフ、ハーフムーンキー島のアカアシカツオドリの繁殖地です。

ハーフムーンキーはベリーズのライトハウス環礁の南東にある小さな島と珊瑚礁で、国の天然記念物。1981年、中米で初の海洋保護区として設立されました。さかのぼる1924年にアカアシカツオドリの貴重な繁殖地としてベリーズ最古の野生動物保護区・鳥類保護区に指定されました。

ハーフムーンキー Half Moon Caye ベリーズ (12)

美しいハーフムーンキーの海とハーフムーン島。ベリーズシティやキーカーカーからブルーホール一日ツアーで訪れる島です。

ハーフムーンキー Half Moon Caye ベリーズ (15)

船着場から海岸沿いのトレイルを歩き、アカアシカツオドリとアメリカグンカンドリの繁殖地へ。途中、大きなヤドカリやイグアナたちが。

アカアシカツオドリ Red-footed booby ハーフムーンキー Half Moon Caye ベリーズ (2)

アカアシカツオドリの成鳥です。

アカアシカツオドリ Red-footed booby ハーフムーンキー Half Moon Caye ベリーズ (5)

そしてこちらはヒナ。

アカアシカツオドリ Red-footed booby ハーフムーンキー Half Moon Caye ベリーズ (8)

ヒナの足が見えました・・・はだ色です。

アカアシカツオドリ Red-footed booby ハーフムーンキー Half Moon Caye ベリーズ (4)

こちらは早生まれのヒナ。

アカアシカツオドリ Red-footed booby ハーフムーンキー Half Moon Caye ベリーズ (3)

ベリーズのリゾート島で出会えたアカアシカツオドリでした。

Photo & Text : Mariko SAWADA 澤田真理子

servation : April 2018, Half Moon Caye , Lighthouse Reef – Belize

Reference : Wikipedia(EN), Frenchies Diving

ホオカザリハチドリ Tufted Coquette(トリニダード・トバゴ)

ホオカザリハチドリ Tufted Coquette ASA Write Nature Center トリニダード&トバゴ (8)

トリニダード・トバゴの野鳥観察です。トリニダード島にあるASA Write Nature Centerで観察したホオカザリハチドリ Tufted Coquetteです。

ホオカザリハチドリ Tufted Coquette ASA Write Nature Center トリニダード&トバゴ (3)

庭の花を移動するホオカザリハチドリを追いかけました。トリニダードで見られるハチドリの中でも最小種で7cmほどの大きさです。そしてくちばしはまっすぐでハチドリとしては短いめ。

ホオカザリハチドリ Tufted Coquette ASA Write Nature Center トリニダード&トバゴ (7)

今日は小雨が降っていましたが、時々光があたるとキラキラに見えます。この赤茶色の冠羽と飾り、はじめて写真で見たとき、こんな鳥がいるんだと驚いたものです。

ホオカザリハチドリ Tufted Coquette ASA Write Nature Center トリニダード&トバゴ (10)

ホオカザリハチドリはトリニダード島、ベネズエラ東部、ガイアナ、ブラジル北部で繁殖するハチドリで、トリニダード島では森の縁や花のある庭で見ることができます。

ホオカザリハチドリ Tufted Coquette ASA Write Nature Center トリニダード&トバゴ (9)

飾り羽が動きました!

ホオカザリハチドリ Tufted Coquette ASA Write Nature Center トリニダード&トバゴ (5)

そしてまた花を回ります。

Photo & Text : Mariko SAWADA 澤田真理子

Special Thanks 写真協力:Morihiko HAYAKAWA  早川守彦

Observation : April 2018, ASA Wright Nature Center, Trinidad Island – Trinidad and Tobago

Reference : ASA Wright Nature Center,Helm Field Guides – Trinidad & Tobago

★★10名様限定のトリニダード&トバゴの自然に触れる季節限定企画2019年3~4月★★

南米に最も近いカリブの自然トリニダード&トバゴ ショウジョウトキ★オサガメ観察のシーズンです!

ブルーホール Great Blue Hole(ベリーズバリアリーフ)

Belize ベリーズ ブルーホール ダイビング (8)

番外編:ワイルドライフではなく、ベリーズのブルーホールダイビングのレポートです。

ベリーズバリアリーフといえば、やはりブルーホール。ブルーホールはベリーズ本土から70キロ、ライトハウス環礁にある海の中の陥没孔でユネスコの世界遺産(自然遺産)でもあります。

ブルーホールは幅318m、深さ124mで、第四紀氷河時代、海面がいまよりも低かった時に形成されたと言われています。ブルーホールの鍾乳石の解析から、数度にわたりその形成があったとされ、海面の上昇と地殻変動により陥没孔は海水で満たされました。
ブルーホールは1971年、フランスの海洋学者ジャック・クストーにより世に知れ渡るようになりました。ジャック・クストーはブルーホールを「世界のトップ5のダイブサイト」とし、自分の船で調査。2012年にはディカバリーチャンネルがブルーホールを「世界のトップ10ダイブスポット」の1位に上げたことでも知られています。

ブルーホールでのダイビングは有名になりましたが、魚や大モノと出会うダイビングではなく、「地形を楽しむダイビング」。そしてその深さのためアドバンスライセンス以上でないと40m層の鍾乳石のあるところまで潜ることはできません。

Belize ベリーズ ブルーホール ダイビング (7)

ブルーホールに到着。ブリーフィングを受け海に入ります。

Belize ベリーズ ブルーホール ダイビング (21)
下の砂地のところに、ブルーホールの鍾乳洞からもどってきたダイバーの姿が。この淵に沿って潜航していきます。

Belize ベリーズ ブルーホール ダイビング (9)

いよいよ、淵を下ります。

Belize ベリーズ ブルーホール ダイビング (11)

真っ暗になってきました。30mから先は暗いです。

Belize ベリーズ ブルーホール ダイビング (3)

40m付近にある鍾乳石の洞窟ポイントです。

Belize ベリーズ ブルーホール ダイビング (1)

鍾乳石の間をくぐっていくダイバー。

Belize ベリーズ ブルーホール ダイビング (2)

これは、面白いです。

Belize ベリーズ ブルーホール ダイビング (3)

ゆっくり写真を撮ったりしたかったのですが、ディープダイブです、ダイブマスターのあとをついて移動します。本当に一瞬です。

Belize ベリーズ ブルーホール ダイビング (12)

そして淵にそってゆっくり浮上です。

Belize ベリーズ ブルーホール ダイビング (17)

ブルーホールの壁。

Belize ベリーズ ブルーホール ダイビング (18)

間もなく砂地の層に到着です。ダイブタイム37分、平均水深20.9m、最深41.7m、水温25.9度。あっという間のブルーホール体験でした。

Photo & Text : Mariko SAWADA 澤田真理子

Observation : April 2018,  Great Blue Hole, Lighthouse Reef – Belize

Reference : Wikipedia(EN), Frenchies Diving

 

ランタンボールのトラ – 6 「 T-19クリシュナ」の水浴(インド)

ランタンボール ベンガルトラ T-19 クリシュナ Ranthambore Bengal Tiger (9)

ランタンボール終日サファリのレポートです。

真昼間、子トラと昼寝をしていたT-19クリシュナが動き始めました。暑い時期のトラはたっぷり寝たあと夕刻に水辺へ行くことが多いのですが、この日はキル(殺した獲物)を食べたこともあり喉が渇くはず・・・そう思ってカメラマンさんたちがアクションを待っていました。

ランタンボール ベンガルトラ T-19 クリシュナ Ranthambore Bengal Tiger (1)

なかなかシナリオ通りです。T-19 クリシュナが歩き始め水辺へまっしぐら。こうなると追いかけているジープは先回りしてチャンスの高そうな水辺のポジション取りを開始です。

ランタンボール ベンガルトラ T-19 クリシュナ Ranthambore Bengal Tiger (2)

水辺へと近づいてくるT-19 クリシュナ。

ランタンボール ベンガルトラ T-19 クリシュナ Ranthambore Bengal Tiger (3)

橋の上から見た、水に入るクリシュナ。後ろ足からゆっくりと入っていきます。この位置から見るトラの模様の美しさ、別格です。

ランタンボール ベンガルトラ T-19 クリシュナ Ranthambore Bengal Tiger (4)

水につかりました。大きな大きな手。

ランタンボール ベンガルトラ T-19 クリシュナ Ranthambore Bengal Tiger (5)

顔が見えないので場所を少し移動。相当暑かったのでしょう、はぁはぁしています。私たちも炎天下で実は、なかなかつらいです。

ランタンボール ベンガルトラ T-19 クリシュナ Ranthambore Bengal Tiger (8)

水に横たわるT-19クリシュナ、美しいトラです。ちなみにクリシュナはインドのヒンドゥ教の神様の名前で、色男・やさしさ・愛の神様として人気がある神様。そう、男の神様です。

ランタンボール ベンガルトラ T-19 クリシュナ Ranthambore Bengal Tiger (6)

まったり。

ランタンボール ベンガルトラ T-19 クリシュナ Ranthambore Bengal Tiger (10)

立ち上がりました。そして再び同じ森の方向へ歩き、森の奥へと消えていきました。

 

Photo & Text : Mariko SAWADA

Observation : March 2018,  Ranthambore National Park, Rajasthan, India

★インドでのサファリ/野生動物撮影手配を承っています。西遊インディア、または西遊旅行へのご依頼をお待ちしてます。

★トラのサファリ予約は国立公園の事前予約が必要です。観察チャンスが高く人気のある国立公園ではかなり早くから予約が埋まります。ご検討の方はお早めにご相談ください。

インドヒョウ -2(ランタンボール国立公園、インド)

ランタンボール インドヒョウ レオパード Indian Leopard (7)

ベンガルトラよりも見ることが難しい、インドヒョウのサイティングレポートです。ランタンボール国立公園の終日サファリの日中、インドヒョウの親子がキル(殺した獲物)のそばにいるのを見たとの情報。

ランタンボール インドヒョウ レオパード Indian Leopard (1)

行って見ると非常に見つけにくいポジションの木陰に、オスのアクシスジカが仕留められていました。チャイロオナガ Rufous-treepie が乗っていました。この鳥は結構な雑食ぶりで新鮮な獲物の肉を食べることが観察されています。

真昼間にヒョウが現れるものなのか疑問に思いながらも、せっかくキルが目の前にあるのでヒョウを待ってみることにしました。ランチタイムだったのでジープの上でチャパティやカレー風味のじゃがいもの「インド弁当」を広げていると、「あー、レオパード!」。

ランタンボール インドヒョウ レオパード Indian Leopard (3) 本当に現れました。キルに近づいています。

ランタンボール インドヒョウ レオパード Indian Leopard (2)

立ち止まって様子を見ています。残念ながら子どもは連れていませんでした。

ランタンボール インドヒョウ レオパード Indian Leopard (4)

キルを少しかじるインドヒョウ。

ランタンボール インドヒョウ レオパード Indian Leopard (6)

動かそうと努力しているように見えます。が、このキルはなかなか大きなアクシスジカ。そうこうしているうちに歩き出しました。

インドヒョウ

水場へ向かっているようです。ガイド氏によるとこのヒョウの向かっている水場は見ることが難しいので追いかけてもムダです、と。日の当たったインドヒョウの美しい模様を最後に見せてくれ、行ってしまいました。

チャイロオナガ (2)

この獲物の肉をついばんでいたチャイロオナガ Rufous treepie はランタンボールではツーリストのそばにやってくる身近な鳥です。お弁当を食べているときは言うまでもなく、カメラマンさんのレンズの上にも堂々と乗っていました。

 

Photo & Text : Mariko SAWADA

Observation : March 2018,  Ranthambore National Park – India

★インドでのサファリ/野生動物撮影手配を承っています。西遊インディア、または西遊旅行へのご依頼をお待ちしてます。

★トラのサファリ予約は国立公園の事前予約が必要です。観察チャンスが高く人気のある国立公園ではかなり早くから予約が埋まります。ご検討の方はお早めにご相談ください。

ランタンボールのベンガルトラ -5 「T-19クリシュナと3頭の子トラ」(インド)

ランタンボール ベンガルトラ クリシュナT19 Krishna & Cub (1)

ランタンボールの終日サファリのレポートです。

暑い日でした、真昼間にもかかわらずトラのサイティング情報が。「キル(殺した獲物)があるのでトラが来るはず」と言われた場所に行くと数台のカメラマンさんジープと4頭のトラ。T-19 クリシュナと3頭の子トラです。

ランタンボール ベンガルトラ クリシュナT19 Krishna & Cub (2)

子トラの1頭は獲物に夢中です。

ランタンボール ベンガルトラ クリシュナT19 Krishna & Cub (4)

もう1頭の子トラは既に木陰で休んでいました。

ランタンボール ベンガルトラ クリシュナT19 Krishna & Cub (5)

獲物にくらいついていた子トラも満足したようです。口に血とよだれが。その後、親子は暑い日ざしをさけ木陰に移動しました。

ランタンボール ベンガルトラ クリシュナT19 Krishna & Cub (6)

T-19クリシュナと子トラ。1頭はお母さんのあとについてきましたが、他の2頭は別々のところで寝ています。ガイド氏によると、子トラは1年目は家族で行動するが2年目は近くにはいるけどバラバラに行動するようになり、一緒にいる姿を見ることは難しくなるのだと。

T-19 クリシュナは「レイクエリアの女王」と呼ばれたT-16 マチュリの娘で、母トラを追い出してレイクエリアに君臨していましたが、自分の娘 T-84 アローヘッドにレイクエリアを追い出され、今は 3頭の子トラとZone-4 あたりにいます。

ランタンボール ベンガルトラ クリシュナT19 Krishna & Cub (7)

T-19 クリシュナの親子の姿、もうすぐ見れなくなるのですね。

 

Photo & Text : Mariko SAWADA

Observation : March 2018,  Ranthambore National Park – India

★インドでのサファリ/野生動物撮影手配を承っています。西遊インディア、または西遊旅行へのご依頼をお待ちしてます。

★トラのサファリ予約は国立公園の事前予約が必要です。観察チャンスが高く人気のある国立公園ではかなり早くから予約が埋まります。ご検討の方はお早めにご相談ください。

「Shark Ray Alley」ホルチャン海洋保護区(ベリーズバリアリーフ)

ベリーズバリアリーフ ホルチャン海洋保護区 Shark Ray Alley (2)

キーカーカーから訪れたホルチャン海洋保護区のシュノーケリングツアーのレポートです。ホルチャン海洋保護区には1999年にくわえられた、ゾーンD「Shark Ray Alley」があります。

砂地にコモリザメとエイが集まる場所で、これは伝統的に漁師たちが漁のあと網を洗う場所に使ったことに起因し、そこから出る餌を求めてサメやエイが集まるようになったそうです。今は漁師はいなくなりましたが「ガイドさん」が餌を撒くことでサメやエイを集めています。

ベリーズバリアリーフ ホルチャン海洋保護区 Shark Ray Alley (1)ボートが到着すると集まるコモリザメ。ガイドさんが「すぐに行っちゃうから早く海に入って」と。

ベリーズバリアリーフ ホルチャン海洋保護区 Shark Ray Alley (11)

コモリザメだけでなくたくさんのお魚が集まっていました。が、すーっとコモリザメたちは行ってしまいました。他のボートが到着して餌をまくとみんなそっちに行ってしまいます。

ベリーズバリアリーフ ホルチャン海洋保護区 Shark Ray Alley (12)

コモリザメ Nurse Sharkは、珊瑚礁や砂地、マングローブの周囲などに生息するおとなしいサメ。ベリーズバリアリーフは最適な生息環境です。

ベリーズバリアリーフ ホルチャン海洋保護区 Shark Ray Alley (4)

大きな個体は3mほどにもなるコモリザメ。

ベリーズバリアリーフ ホルチャン海洋保護区 Shark Ray Alley (9)

エイもやってきました。

ベリーズバリアリーフ ホルチャン海洋保護区 Shark Ray Alley (7)

ふたたびアオウミガメさんです。

ベリーズバリアリーフ ホルチャン海洋保護区 Shark Ray Alley (5)

アオウミガメとコモリザメのツーショット。

ベリーズバリアリーフ ホルチャン海洋保護区 Shark Ray Alley (3)

小さなコバンザメをつけたコモリザメ。

ベリーズバリアリーフ ホルチャン海洋保護区 Shark Ray Alley (10)

そして私たちの船にもコバンザメ Whitefin sharksucker が。

 

Photo & Text : Mariko SAWADA 澤田真理子

Observation : April 2018,  Hol Chan Marine Reserve – Belize

Reference : Wikipedia(EN)

ホルチャン海洋保護区(ベリーズバリアリーフ)

ベリーズ ホルチャン海洋保護区 Hol Chan Marine Reserve (10)

ベリーズのキーカーカーから訪れる、ホルチャン海洋保護区 Hol Chan Marine Reserve へのシュノーケリングツアーのレポートです。

ホルチャン海洋保護区はキーカーカーから近い、18平方キロメートルの海洋保護区で、珊瑚礁、海草藻場(Sea grass Bed=海草が密生している場所)があり、ホルチャンとはマヤの言葉で「小さな水路」を意味します。ホルチャンには珊瑚礁の切れ目があり、ここにたくさんの魚が集まり素晴らしい漁場でしたが、1980年ごろから乱獲により魚が取れなくなり、同時にツーリズムが始まりました。1980年代半ばにはホルチャンを海洋保護区にするという案が出され、たくさんの論争、国際的な活動家の支援の末、1987年7月海洋保護区に制定されました(1989年より施行)。

ベリーズ ホルチャン海洋保護区 Hol Chan Marine Reserve (2)

キーカーカー、サンペドロからの観光客を乗せたツアー船が何艘も来ていました。さっそく海へ。この日は北風が吹き良い状態ではありませんでしたが、海の中はまずまずです。

ベリーズ ホルチャン海洋保護区 Hol Chan Marine Reserve (5)

Hol Chan Cutの海草藻場に集まるBluestriped Grunt。

Hol Chan Cutにて Horse-eye Jack ホルチャン海洋保護区 ベリーズ

Horse-eye Jackの群れ。

ベリーズ ホルチャン海洋保護区 Hol Chan Marine Reserve (12)

ガイドさんがコンク貝を取ってきて見せてくれました。コンク貝(ピンクガイ)はメキシコ湾岸から、西インド諸島を含むカリブ海全域に生息する大きな巻き貝。この色の美しさから「カメオ」の素材にもなったそうで、乱獲されたことから採取を禁止する地域が増えてるそうです。

私たちが訪れた4月はコンク貝の漁の季節で、レストランのメニューにはコンク貝料理が。

コンク貝のセビッチェ

「コンク貝とエビのセビッチェ」・・・コンク貝がおいしかどうかは好みの問題ですが、新鮮なセビッチェは間違いなく日本人の口に合います。

ベリーズ ホルチャン海洋保護区 Hol Chan Marine Reserve (6)

グリーンモレイ Green Moray 。ベリーズの海でよく出会うウツボです。

ベリーズ ホルチャン海洋保護区 Hol Chan Marine Reserve (7)

藻を食べているGrean Sea Turtle アオウミガメ。キーカーカーの町に「Swim with Turtle」という看板があって「ほんとかなー?」と思ってましたが、いました。アオウミガメは一番出会いやすいウミガメです。

ベリーズ ホルチャン海洋保護区 Hol Chan Marine Reserve (11)

さっと逃げることもなく、シュノーケラーとほどほどの距離でいてくれる、アオウミガメでした。

Photo & Text : Mariko SAWADA 澤田真理子

Observation : April 2018,  Hol Chan Marine Reserve – Belize

Reference : Wikipedia(EN)

トリニダード島 野鳥の楽園 ASA Wright Nature Center(トリニダード・トバゴ)

アゴヒゲスズドリ Bearded Bellbird ASA WRIGHT NATURE CENTRE (1)

トリニダード・トバゴ共和国は2つの島、トリニダード島とトバゴ島からなる国。国際空港と首都ポートオブスペインがあるのはトリニダード島。空港からわずか1時間ほどの森の中に、野鳥の楽園、ASA Wright Nature Center があります。

1967年、自然主義者や鳥観察者のグループにより「自然の状態でアリマ渓谷の一部を保護し、野生生物の保護と学習地域を創出する」ために設立された非営利団体の活動からスタートしました。これはカリブ海地域で設立された最初の自然保護区の1つです。
ASA Wright Nature Center は1500エーカーにおよぶアリマ渓谷、アリポ渓谷の森を所有し、野生生物の生息地を保護をしています。

ASA WRIGHT NATURE CENTRE (9)

ASA Wright Nature Centerのテラス。早朝にはテラスにいるだけでたくさんの野鳥を観察できます。センターの主な建物は、もともとカカオなどのプランテーション事業者の建物跡。 これらの建物はよみがえった熱帯雨林に包まれ、今は自然の中に溶け込むように存在しています。

朝6時から昼まで観察したASA Wright Nature Center の野鳥です。この日の午前中はあいにくの小雨でした。

ホオカザリハチドリ Tufted Coquette ASA Write Nature Center トリニダード&トバゴ (8)

ホオカザリハチドリ Tufted Coquette。トリニダードで見られるハチドリの中でも最小種で7cmほどの大きさです。そして写真を撮る人にとってはMost wanted bird !

ヒムネオオハシChannel-billed Toucan ASA WRIGHT NATURE CENTRE (10)

雨の中のヒムネオオハシ Channel-billed Toucan、何度か見ましたがいつも結構遠かったです。

スミレフウキンチョウ Violaceous Euphonia ASA WRIGHT NATURE CENTRE

スミレフウキンチョウ Violaceous Euphonia

ソライロフウキンチョウ Blue-grey Tanager ASA WRIGHT NATURE CENTRE (13)

ソライロフウキンチョウ Blue-grey Tanager

ムラサキミツドリ Purple Honeycreeper ASA WRIGHT NATURE CENTRE (12)

ムラサキミツドリ Purple Honeycreeperのオス

ムラサキミツドリ Purple Honeycreeper メス ASA WRIGHT NATURE CENTRE

そしてこちらはムラサキミツドリ Purple Honeycreeperのメス、口元の青色がオシャレです。

ズグロミツドリ Green Honeycreeper ASA WRIGHT NATURE CENTRE

ズグロミツドリ Green Honeycreeper

ルビートパーズハチドリ Ruby-topaz Hummingbird ASA WRIGHT NATURE CENTRE (11)

ルビートパーズハチドリ Ruby-topaz Hummingbird

シロエリハチドリ White-necked Jacobin ASA WRIGHT NATURE CENTRE (6)

シロエリハチドリ White-necked Jacobin、ちょうど「白いエリ」が見えないですが代わりに舌が出ています。

Bay-headed tanager チャガシラフウキンチョウ ASA WRIGHT NATURE CENTRE

チャガシラフウキンチョウ Bay-headed tanager

ギンバシベニフウキンチョウ Silver-beaked Tanager ASA WRIGHT NATURE CENTRE (4)

ギンバシベニフウキンチョウ Silver-beaked Tanager

ヒメキヌバネドリ Guianan trogon ASA WRIGHT NATURE CENTRE (7)

ヒメキヌバネドリ Guianan trogonのオス、以前はViolaceous Trogonと言いました。

シロクロマイコドリ White-bearded Manakinのオス ASA WRIGHT NATURE CENTRE

シロクロマイコドリ White-bearded Manakinのオス。森の地面におりてディスプレイをしていました。その羽音は聞こえましたがディスプレイは見れませんでした。

アゴヒゲスズドリ Bearded Bellbird ASA WRIGHT NATURE CENTRE (8)

アゴヒゲスズドリ Bearded Bellbird、初めて双眼鏡で見たとき驚いたこと。この個体は成長したオスで、メスや3歳までのオスにはアゴヒゲはありません。森の中でずっと鳴いていました。

Photo & Text : Mariko SAWADA 澤田真理子

Special Thanks 写真協力:Morihiko HAYAKAWA 早川守彦

Observation : April 2018, ASA Wright Nature Center, Trinidad Island – Trinidad and Tobago

Reference : ASA Wright Nature Center,Helm Field Guides – Trinidad & Tobago

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